見出し画像

甘酒夫婦、サイコロきっぷで「博多」に行った話(後編)

こんにちは、タケイユウコです。
前回のnoteには「甘酒夫婦、サイコロきっぷで『 博多』に行った話(前編)」として、サイコロきっぷについてや旅行までの準備について書きました。

今回は2泊3日、なにを食べてどんな景色を見たのかをご紹介します!
私が旅のしおりに書いた、やりたいことは主にこの3つ。
・博多の屋台を満喫
・休暇村南阿蘇のバッジをゲットする
・写真を撮る
さて、達成できたでしょうか……。

1日目 いざ、博多へ!

サイコロきっぷは新大阪発着が基本。京都に暮らしている私たちは、京都から新大阪の特急券(1,440円)を追加で購入しました。
新大阪から座れる指定席を続けてとりたかったけれど、15分のために3,070円のアップはね……。こうした追加料金もJR西日本が期待するところでしょうね。

お昼前に博多へ到着。改札を抜けるとリサーチしていた「葉隠うどん」を目指してスタスタ歩きます。でも夫は初めての博多のはず。

私:道わかるん?
夫:うん、事前にルートを確認したからね。

「旅は下調べが8割」がモットーの夫のおかげで、お店には並ぶことなく入店できました。平日のお昼だったこともあり、12時を過ぎたころには近くで働いているであろう会社員の方がつぎからつぎと……。お店の外まで行列ができていました。

写真は夫の方が上手い


福岡のうどんはふわふわモチモチとした食感と優しいお出汁で、私たち関西人の胃袋を一瞬で幸せで満たしてくれました。夫はごぼうの天ぷらをトッピング。私は福岡といえば定番の平天うどん。かしわめしも注文してダブル炭水まつり(笑)。
ラーメンのスープは飲み干さない夫がスープを飲み干して、「帰りの新幹線に乗る前にも食べたい」とつぶやいていたのでよほど気に入ったのでしょう。

1日目 博多の屋台を満喫する

昼食後はちょこっと観光してからホテルにチェックインして、夜の街へ繰り出します。そう、博多と言えば屋台!私は一度中州の屋台に行ったことがあるので、今回は天神を攻めるプランに。
夫についていくと、一軒目はなんと屋台じゃない(笑)。

やきとすい。どっちもうまい。


「餃子のテムジン」で水餃子、焼き餃子、ニラ玉、ビールで乾杯!ぷはぁ~と、最高のスタートを切りました。注文後に目の前で包んでゆでたり焼いたりするので、出来立てをいただけます。小ぶりのサイズも嬉しいですね。ぺろりと平らげて二軒目に移動します。

二軒目は焼きラーメン発祥の店とも言われている「小金ちゃん」へ。営業スタート前に並んだのでオープンと同時に座ることができました。

焼きラーメン、ほとんどの人が注文してた。


焼きラーメン、めんたい卵焼きを焼酎ロックでいただきます。焼きラーメンの上にはどて煮がかかって気がします。結構しっかりした味付けで、お酒がすすむすすむ……。でももう一軒行きたいところがあるので後ろ髪をひかれながら思いで次のお店へ!

レミさんちは、なんだか客層もちがいました。

三軒目は「レミさんち」。最近テレビやガイドブックでもよく紹介されている、屋台でフレンチをいただけると人気のお店です。こちらには、少し並んで席につくことができました。陽気なレミさん1号、2号、3号(みんな「レミさん」らしいです)が接客してくれます。
エスカルゴやキッシュ、珍しいなと頼んだとろける豚足にはワインをチョイス。
特に、柔らかく煮込んだ豚足の表面をカリっと焼き上げた料理がおいしくて、気がついたらワイン3杯いっていました。楽しくておいしい。京都にあったら月1で行きたいです。
たらふく食べて飲んでおなかが満たされたあとは、中州へ寄り道することに。
すると夫が思い出したかのように「確か船に乗れたような」とつぶやいたので、ここぞとばかりにおねだりして屋台沿いの那珂川を水上バスに乗船しました。

人はタワーを撮りたがる。


夜のネオンが輝く博多の街を船から眺めながら、アコースティックギターでの生ライブを楽しむことができる、贅沢な時間でした。

2日目 レンタカーで熊本へ

1日目にたっぷり街のあそびを楽しんだので、2日目は朝から博多を飛び出して、レンタカーで熊本に出発。
博多は新幹線や空港、高速道路がコンパクトなエリアに整備されているので、動きやすい街であることを初めて知りました。
もしも1泊2日の旅であれば、太宰府天満宮に行きたかったけれど、それはまた次の機会の楽しみにしたいと思います。
2日目は大自然に癒されつつまれます!

2日目 大観峰の大パノラマに浄化される甘酒夫婦


福岡から2時間ほどで到着した大観峰がこの日のメインスポットです。展望台からはカルデラならではの前方が低くくぼんだ景色を、360度見渡すことができます。
お天気が心配でしたが、到着したころは快晴!少し風が強く感じましたが、それもまたよき!写真を撮ったりぼーっと景色を眺めたり、日々の忙しさを忘れて心が軽くなった気がします。

阿蘇の山は、関西の山と比べて緑の色や木のもこもこ具合が違って見えました。樹木の種類が異なるのかもしれませんね。
しばらく緑を愛でてから、花より団子のふたりは展望台の売店でプリンソフトをいただきます。

牛がいるところは、ソフトクリームがうまい。


結婚して初めての旅行(蒜山高原)以降、旅先でソフトクリームを食べることが定番、ネタ?になってきているかも。

思いっきり大自然の空気を吸ったので、そろそろ宿に向かいます。私のやりたいこと、そう休暇村のバッジをゲットだぜ。

2日目 休暇村南阿蘇のバッジをゲットする

旅や宿を選ぶとき、私が一番に思うこと、それは「そこに休暇村はあるか」ということです。休暇村の楽しみ方を書き始めると長くなりそうなので、それはまた別の機会に。

その休暇村で2024年3月まで期間限定販売しているバッジが可愛くて可愛くて……。私と母がそれぞれ旅の思い出として集めています。

デザイナーのカトウシンジさんが地域の魅力や施設をイメージして描かれたイラストがピンズになっています。
さすがに全国にある休暇村を制覇することは難しいけれど、両親が行かない場所に私が行った時には2個購入するなど、チームプレーで着々と集まっています。
今回の旅も熊本に行くならということで、夫にプレゼン(夕食に牛のステーキをつけるよ!など)して「休暇村南阿蘇」にお世話になりました。

宿へ到着するころには雨が降ってきましたが、バッジ、無事にゲットです。


約束したステーキもご紹介します(笑)。

これプラスバイキング。おなかはちきれます。

3日目 雨の日は無理をしないけど、自分は追い込む

最終日は残念ながら朝から雨……。こんな日はつめつめスケジュールにしてはよくないと、観光スポットの1カ所には行かず、帰路に向けて車を進めることにしました。山や高原ならではの、降ったりやんだりのお天気でしたので、小雨になったタイミングで上色見熊野座神社(かみしきみくまのざじんじゃ)にアタックします。

40過ぎ、ぽっちゃり体形の私には、ちょっとした山登りもきつい。序盤の10分でゼーハーが止まりません(笑)。でも、こうして心肺機能は鍛えられると信じて、前を歩く夫についてゆきます。
雨の影響もあると思いますが、神社仏閣特有の、静かでしっとりした空気の中を歩くこと30分ほどで目的地に到着しました。

大きな岩の真ん中にぽっかりと穴があいています。長い長い時間をかけて形が変わっているのでしょうね。ここでも自然の神秘をめいっぱい五感で感じることができました。

そろそろ大自然エリアにお別れして、湯布院を観光します。

3日目 湯布院でまち歩きして帰路へ


湯布院につくと雨もすっかりやんでいて、暑いくらいになりました。「喉が渇いたー」と言いながら通りを歩いていると「生甘酒」の看板を見つけたので、市場調査とばかりに「生甘酒シェイク」をいただき体の中から涼みます。そのあともお土産を物色したり金鱗湖を眺めたり、1時間ほど湯布院を散策しました。

「もうすぐ旅はおわりだね」「寂しいねぇ」と言いながら高速で博多に帰りました。
そして最後の追い込み!新幹線の出発時間まで1時間を切っている中、大慌てで両手いっぱいのお土産を買いましたとさ。

旅のまとめ 

noteで旅のレポートを書くことは初めてでしたが、思いのほか楽しく書くことができました!
サイコロきっぷで往復5,000円で博多を勝ち取った甘酒夫婦、最終的にはレンタカー代、高速代、宿代などで10万円以上支出しました。
ただ、極限までリーズナブルに徹した旅ではありませんし、コロナ禍で結婚した私たちにとっては運任せの旅をきっかけに楽しい思い出をたくさんつくることができました。

もし、来年またサイコロきっぷを販売してくれたら……また挑戦したいな。
それがもし、東舞鶴でも楽しめるはず(笑)。
(職場の同僚からは車で行ける東舞鶴と芦原温泉は「はずれ」と言われています)

本日も読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?