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ほぼテレワークから8か月で見えてきた良いこととマネジメント的に直面しているイマイチなこと
なかなか減らないアイツがきっかけになり、仕事のために出社するというルーティーンがほぼなくなった2020年の私。
移動が減った分、体力的にはかなりラクになった一方、こんな生活を始めて半年くらい経った今、マネジメント面で若干のモヤモヤを抱えるようになりました。
そこで今回は、テレワークでの仕事環境がまあまあ進んだ現在、進行形で「どうしようかなぁ」と思っていることや、Try&Errorを繰り返した結果として現在残っている解決策のようなものについて書いてみます。
※本来なら先輩診断士である中郡さんの出番回なのですが……
諸々で超多忙ということもあり、私が代役です。
中郡さんファンの皆さん申し訳ありません<(_ _)>
◆ 世の先端をいく働き方
もともと、2019年度スタートのタイミングでコアなしのフレックス制度やペーパーレス対応をしていた、昼の仕事。
2020年、今現在も減らないアイツがきっかけになり、さらに諸々の事情があって(さすがに文字にはできない)、オフィスを縮小しました。座席数は従来の約5分の1。
なので、どこか大きな会場を借りるか、引っ越すかしなければ、従業員(以下、メンバーといいます)全員が顔を合わせるということがなくなりました。
減ったエリアは写真の部分。まぁ、この記事を配信する時点ではグループ企業があちらこちらから引っ越してきたので、賑やかなんですけれどね。
また、オフィス縮小と並行して、在宅勤務手当の導入やら交通費の実費支給やらもスタート。
世間でいう『新しい働き方』までもってくることができました、見た目上は。
◆ メンバー変更ナシならいける
ほぼフルテレワークになる前後で、私と一緒に働くコアメンバーに変更はありませんでした。
長く一緒に仕事をしているメンバーということもあり、離れていても、顔出しでオンラインmtgをしたりSlack・メッセンジャー・Backlogといったところで文字列を見ていれば、どのような心境なのか、何を考えているのか、だいたい想像がつきます。
コアメンバーとのやり取りがオンラインになっても、大きな支障はありません。
ただ、これがコアメンバー外になると話が別なのです。
◆ 今までは顔や声で判断できたけれど……
実年齢も在籍年数も上のほうになっていると、自分のところだけ見ていればよいといわけにはいきません。
出社することがデフォルトだった頃は、コアメンバー以外だったとしても、顔つきや声に変化がありそうなメンバーに軽く声をかけて雑談をしていました。
何に悩んでいるか知るためということもありますが、どちらかというと、「話して気持ちが楽になることがあれば話しちゃえば? 口は堅いから安心して」というもののほうが強いです。
安心して話ができて、苦しさが少しでも軽くなったり、モヤモヤが整理できたりして、次への活力に繋がるのなら、私がいる意味があるのかな、と。
ただ、今はリアルに会えるケースがほぼゼロ。オンラインで、ということになります。
これ、私だけの問題なのかもしれませんが、自分から「最近どう?」みたいなことをメッセンジャーで話しかけるって、私にとっては敷居が高いのです。
なんだか邪魔しているようでもあるし、「姐さんが話しかけてきた! なんだなんだ?」とビビらせても可哀想だし。
「姐さん、今ちょっといいですか?」と話しかけてもらう分には、何も思わないし、声を掛けてくれるだけでありがたいのですけれどね……。
◆ 今実施している工夫あれこれ
もう、こんな時代になると、リアルが良いvsオンラインで良いみたいな両極端の選択は取れない。
両方共存の環境が当たり前だと、頭だけじゃなくて心も体も納得するような模索を取り続けていくしかないと考えています。
2020年2月末以降、リアルとオンライン共存の環境でどうコミュニケーションを取っていくか、どうマネジメントしていくか、多種多様な取り組みをしてみました。
その中で、今でも生き残っている代表的なものを2つ紹介します。
1つは、Googleカレンダーを細かく設定するというもの。もう一つは可能な限り曜日と時間を固定して出社するようにするというものです。
1つ目Googleカレンダーのこと。
「姐さん、今ちょっといいですか?」と(割と気軽に)声掛けしてくれるのは、私が自分の予定を細かく設定しているからというのもありそうです(メンバー全員が社内フル公開状態でGoogleカレンダーを使っています)。
私の場合、どこで会議をして、どの時間に昼休憩を取っていて……という内容だけではありません。
例えば「不在」の使い方ひとつとっても、ただ「不在」の表示にするだけではなく
・出社に向けて移動中。文字のやり取りはできるよ
・業務終了にしたいだけで特別用事が入っているわけではないので気軽に連絡してね
・用事があって不在だけど文字のやり取りはできるので何かあったらメッセンジャーで連絡してね
・本当に不在で即レスが困難。ごめんね(例:授業中とか)
など、バリエーションをつけて登録するようにしています。
そうるすと、メンバーが緊急度合いを自分で考えつつ、どのタイミングで連絡しようか判断する指標にできます。
2つ目の時間を固定して出社するようにするというもの。
以前書いたnoteにも軽く触れていたことを、今でも実践しています。
今は最低でも木曜日に4時間は出社するようにしています。可能な時は木曜日にプラスして火曜日にも4時間。
そうしたことで、「姐さんに直接モノ申したいので、気晴らしも兼ねて出社するか」みたいなメンバーも少なからずいるようです。
私にとっての木曜日午後出社(と火曜日午後出社)は、仕事をしに行くというよりも、誰かの話を聞きにいっているような感覚です。
◆ 模索は続くよどこまでも
今までは、人から聞いた話はもちろん、自分が経験してきたこともヒントに、「これが正解じゃないかな」という方向が見えていました。
ただ、ほぼリモートワークのコミュニケーションについて、腹落ちできるような正解は見つけられずにいます。
「中小企業を支援する立場である中小企業診断士が何を言っているんだ」と怒られそうですが……。
今、私にできるTry&Errorを繰り返してみて、なんとなく「これが正解かも」みたいなものが見えたら、改めてnoteに書きたいです。
それまでは、模索が続きます、どこまでも……。
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