「中小企業診断士資格を取って終わりじゃないからね」の答え合わせ
配信予定表を見て「あ、今回が2019年最後の配信担当だ!」と気づきました(汗)。
そのくらい、2019年は今まで以上に、常にダッシュで走り続けているような日々だったと感じます。
さて。
タイミング的なこともあるのでしょうが、この時期になると「自分が2次筆記試験を通過したあの時……」みたいな、過去を振り返る投稿がSNS界隈に増えますね。
個人的には、振り返りって得意ではないのですが(できれば前だけ向いていたい)、自分の内側にある“正解”と向き合うことも、たまにはしないとダメかな……。
と思って、2019年の中小企業診断士としての活動を振り返るようなものを2000文字近く書いたのですが、なんだか、自分はこれだけ頑張った!の押し売りをしているような文章に感じてしまって、自分で自分に幻滅。
ボツにした後、どんなことを書こうかなぁと考えていたら、久しぶりにふと思い出したことがあったので、2019年ラストにこんなことを書いてみます。
口述試験前ということもあるので、中小企業診断士受験生の皆さまにとっても参考になれば幸いです。
◆資格を取って終わりじゃないからね
これ、確か、試験前に5年次上の先輩診断士が言ったセリフです。
その後、これを言った本人とこの話をしていないので、真意の程は定かではありません。
ただ、当時から笑っちゃうほどバリバリと企業内外で支援活動をしていたこの先輩診断士は、もしかしたら、私が試験に受かったところで満足して、合格から先の本当にすべきことをやらないんじゃないかと危惧していたのかもしれません。
◆石の上にも三年は死語?
そんなことを言われてから早7年。
中小企業診断士として6年目の終わりが見えてた今から思い返すと、2019年は、中小企業支援・創業者支援という軸のほかに、昨年から少しずつ話をいただいていた学生向け支援についても、多くのチャンスをいただくことができました。先生方には改めて御礼を申し上げたいです。
活動する場が変われば、知り合うことができる人も変わるし、人脈の内容も変わる。相変わらず学ぶことは多い。
一方で、今まで積み重ねてきたことを、異なるフィールドで役立ててもらえることがあるということも体験できました。
「資格を取って終わりじゃないからね」
中小企業診断士1年目・2年目の頃は「まぁ、そうですよね。言いたいことはわかります。でもさ、何からどうやっていいのか分からないのよ!」だなんて、心の中で毒づいたことも1度や2度じゃありませんでした(ごめんね)。
ただ、もし、今、自分の強みが何かわからず、何から活動したらよいのか分からないと感じているのなら、SNSで発信し続けるとか、懇親会には出続けるとか、とりあえず動いてみる。そして、それを続けるって大事です(経験談)。
動かなければ景色は変わらないし、発言を続けなければそこに自分がいるってわかってくれないし、発言の意図をくみ取ってもくれないから(みんな超能力者じゃないし)。
動き続けているうちに、ふと、自分のやりたいことが3Dで浮かび上がってきたり、自分の目の前にブルーオーシャンを見ることができたりするものです。
石の上にも三年。
今では死語のように使われるこのフレーズも、見方を変えれば、まだまだ効力のあるフレーズではないかと感じられた2019年です。
◆で、武井は2020年は何するの?
その前に。
実は、私としては珍しく、2019年には年間テーマを決めていました。
何かというと
破壊と創造
です。
皆さんにはどう見えているのか分かりませんが、私、元々は石橋を叩いて叩き割るタイプ。できないことを自分のせいにできませんでした。
自分にとって心地よいルーティーンができると、それが崩れることがストレスなのです。
でも、それでは、人間としても中小企業診断士としても大きくなれない。
中小企業診断士として1回目の更新が終わり6年目に突入する2019年が始まるこのタイミングで、今まで積み上げてきたルーティーンを、少しずつでもいいので壊していこうと考え、実行しました。
実は、私にとっての2019年はそんな年だったのです。
2020年度は2019年度までと同じように
●中小企業支援(顧問先・スポットともに)
●学生支援
●創業者支援
という3軸は変わりませんが、やることの内容の濃さ・範囲はかなり広がります。
あと、青森と沖縄には出没回数が今まで以上に増える予定。地域にとってプラスになるような余所者バカ者活動ができるようしたいです。
本当は、もう少し関西にも行きたいのですけれどね……(汗)
「資格を取って終わりじゃないからね」
これを言った本人とは1年近く音信不通ですが、今の私を見たらどう思ってくれるのでしょうか?
会うタイミングがあるのなら、聞いてみたいです。
2019年も残りわずかとなりました。
企業内診断士によるnoteブログはまだまだ続きますが、私からの配信は年内ラストです。
正解は一人ひとり異なります。自分の心の中にあるものが、たぶん正解です。
このブログが、自分の外にあるものを見聞きする中で、自分の中にある正解と答え合わせをする機会になっているのなら、こんな中小企業診断士もいるよの一例として読んでいただけたのなら、幸いです。