企業内診断士の営業術
企業内にいる中小企業診断士って独立系診断士に比べ諸々の制約がありますよね。
そのうちの1つは時間。
どうしても1日8~9時間くらいは会社に時間を持っていかれますので、残りの時間で活動をしていく必要があります。
有難いことに、色々と診断士活動ができていると「いつ寝てるの?」「どうやって仕事を取ってるの?」と質問を受けることも……。
そこで私、武井綾子の登場3回目となった今回は、企業内診断士の営業術について実践している内容を書きます。
【目次】
◆そもそも……自分の強み=ニーズ?
◆企業内診断士ならこの営業方法
∟SNSへの投稿で気を付けている点
∟飲んでいるだけじゃないんです
◆日々の積み重ねが大切
今まで書いた2回分の記事はコチラ↓
◆そもそも……自分の強み=ニーズ?
まず最初に質問させてください。
自分の強みってなんでしょう?
自分でいくつか強みを列挙しても、周りにとってそれがすべて当てはまるとは限りません。
企業・創業者が商品・サービスを展開するときもそう。
他社と差別化できると想定していたポイントも、ふたを開けてみると消費者が異なる使い方をしてくれてヒットする事例があります。
私たち中小企業診断士は自分が商品。
ニーズ(周りが思ってくれている強み)と自分が想定している強みに、どんな差があるのか。
常に注視しておくと、自分が想定している強みと周りからのニーズをうまく融合できますし、限られた時間の中で活動しがいのある実務ができます。
このことを前提に、以下をお読みください。
◆企業内診断士ならこの営業方法
基本的には
・SNS(Facebook、Twitter、Instagram)
・研究会後の懇親会
を活用すると実務に繋がりやすいです。
この2つの共通点は、自分の人となりをアピールでき、かつ、自分の強みを知ることができるツールであるという点です。
●SNSへの投稿で気を付けている点
載せている内容の8割程度は
・何をしたか
・何を感じたか
・何を食べたか
といった、営業に直接は繋がらない内容です。
例えばTwitterならこんなカンジ↓
Instagramだと、こう↓
しかし、日々何をやっているかがフンワリとでもフォロワーに伝わればOK。
ガチな仕事内容ではなく、「人となり」「何に強そうか」が伝わってほしいからです。
実際、研究会後の懇親会でリアルに会ったときには、SNSで投稿した内容がネタになり、会話が広がり、核心へと繋がっていきます。
ちなみに、SNSでは投稿内容そのものの営業色が強くなったり、営業色の強い投稿が多くなったりしたら、「なんだアイツ」「ウザい」と思われて「いいね」が減り、信用力が低下します(事実)。
それに、私の健康状況のように、読む人にとって本当にどうでもいい内容を投稿しすぎていると「なんだアイツ」「“かまってちゃん”か」「ウザい」と思われて「いいね」が減り、信用力が低下します(事実)。
実はこのあたりのバランスを気を付けながら投稿しているのです。
※どうしても自分の気持ちを吐露したいなら、鍵垢や裏垢の利用をオススメします
●飲んでいるだけじゃないんです
SNSと並んで大事な“営業の場”は、インプットを目的とした研究会後に開催される懇親会です。
いわゆる飲み会。
私の懇親会参加率は高いです(汗)。
周りから見れば「よく飲むね」なのかもしれませんが、ただ飲んでいるだけじゃないんです(本当に)。
お酒が入るからこそ教えてもらえるネタ・技があります。
お酒が入るからこそ教えてもらえる周りが思う自分の強み・ニーズがあります。
そこで構築できた人脈がキーになり仕事の依頼がくるようになります。
これは、懇親会に数回出るだけでは、高いリターンは得られません。
顔見知り程度の人から得られるヒントは、それはそれで大切ですが、信頼関係が構築できた人から提供される“周りが思う自分の強み・ニーズ”は忖度抜きに精度が高いです。
ですから、顔見知り程度から卒業できるように、精度の高い情報をGETできるように、懇親会には出席するのです。
事実、こうおっしゃっている企業内診断士の先輩もいますし、ね。
◆日々の積み重ねが大切
一つひとつの活動は小さいものです。
即効性もありません。
しかし、積み重ねていくことで大きな結果に繋がります。
即効性も出るようになります。
活動時間に制約のある企業内診断士だからこそ、毎日できることをコツコツと積み重ねていってはいかがでしょうか。
その積み重ねた
・内容
・日々
・結果
は、中小企業支援・創業者支援をするときに実体験として話せば、納得感をもって支援先に受け入れてもらえます(事実)。
そうそう。
11/27(火)に私が登壇するセミナーでも、実体験を交えたネタを100%初出しで紹介します。
よろしければご参加ください!
(最後は営業ネタで失礼しました)
※次回こそは機密保持契約にに触れない程度で実務話ができる……はずです。