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値付けの話:自分の値段っていくら?

自分を商売道具として活動すると、あるタイミングに「おいくらにしたらいんだろう……」という悩みが生まれます。

実際、私自身も悩んだことがありました。今も悩む時があります。

そんな私が、中小企業支援活動をする上で現段階の値付けに至る際、参考にしたことや、今でも参考にしていることを書いてみます。

多分、この話、誰にもしていないはず……。

◆先輩を通じて見えるものは、ある

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独立系の中小企業診断士や企業内でもガツガツと仕事をしている中小企業診断士と一緒に、有料案件をやってみてください。

案件の相場はもちろんのこと、自分にいくらの価値があるかについても、手っ取り早く分かるからです。

現時点での私の値段は、これがベースになっているものが多いです。

◆今の売り上げを気にするべき?

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報酬に対する稼働時間や自分の専門性を考慮すると、「安くない?」と言いたくなる案件ってあります。

そんな時は

自分の時給と比較する

自分の第六感が「GO!」と反応するか

の2点を組み合わせて考えてみることをオススメします。

これが、案件を受ける・受けないの判断はもちろん、結果として自分の値段を設定するときに役立ちます。

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自分の時給をいくらにするか、人によって考え方は異なりますが、私の場合は、

昼の仕事でもらっている税前の年収×3倍÷12か月÷(1日あたりの平均的な就業時間×20営業日)

で計算しています。

税前の年収を3倍にしている理由は、会社が従業員に掛けている経費と、本人が存在することで期待される売上効果をざっくり見積りたいから。

※業界・役職・持たされている売り上げ目標によって、何倍にするか変えてみてください。

企業内で働く時の時給より高額な案件であれば、まぁ、受けますよね。

それに、自分の値段を設定する際、今の自分にはこの時給以上の報酬を貰える力があるのか考える指標にもなります。

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ただ、案件の中には、ベースとなる時給と比較した際、「安いなぁ」と感じるものもあるでしょう。

その案件を受けるか否か。続けるか否か。
自分の値段を設定するケースであれば、これを受けて下限を設けるのか否か。下限を設けるならいくらにするのか。

迷った時は、自分の心と対話してから決めてみてください。

私の手段はコレ↓

ものによっては、信用・信頼・人脈の構築に繋がる上、将来的に大きな案件に繋がるなら安上がりなこともあるでしょう。

ただ、現時点では、未来を100%予測することなんてできない。

それなら、自分の第六感を信じて、諸々決めればいいのです。

第六感が「興味がある!」と反応したのなら、そうシグナルを出した自分を信じて進めばいい。

未来に繋がると思える案件なら、交通費がチャラになる値段を設定する、など。

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もちろん、この方式で決めても、「やらなきゃよかった……」「この値段じゃ割に合わない」と後悔することだってあります。

ただ、私の場合は今のところ、これらの方式で決めた案件も値段設定も、今になってみれば何かしらプラスになったものばかりです。

初回の報酬こそ割安感があったものの、現在では不満のない額を頂いているケースもあります。

今、売り上げが欲しいのか、将来売り上がればいいのか。

目先の売り上げばかりに気が向きすぎると、未来への投資が難しくなることもあるということを、今後も忘れずにいたいものです。

◆自分へのニーズ=自分の値段

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中小企業診断士として6年目のシーズンに入っています。

おかげさまで、最近では「そんなに安くていいの?」と言ってくださることも出てきました。有り難いことです。

でも、現状で満足はしない。

提示してくださる金額以上のアウトプットができる人間でいられるよう、インプットとアウトプットを繰り返す日々です。

インプット・アウトプットも、必要なものの情報配信も、しっかり積み重ねていく。そして、自分のニーズが分かる場にきちんと顔を出し続ける。

その時点における自分の値段って、諸々続けることで、自然と決まるのではないでしょうか。

※懇親会に出続けるって大事ですよ、本当に↓

ただ、飲んでるだけじゃないんです、私。

◆番外編:抱え込まない

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年次の若い中小企業診断士がやることで将来への布石になりそうな案件は、有償・無償関係なく、数年前からやっていません。

本当は、もういくつかについても、整理したいと考えているところです。

中小企業診断士6年目になった今の自分がやるべきことが、あるはずだから。

貰った恩とチャンスが年次の若い中小企業診断士に渡らなければ、もらった御礼もできないし、より良い未来に繋がらないだろうから。

まさか、こんなことを言い出す日がやってくるとは……。中小企業診断士になったばかりの頃の私にとって想定外の未来が今、訪れています。

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武井綾子(中小企業診断士)
頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。