いつまでも隣の芝生が青く見える中小企業診断士ってイタいですか?
最近すごい勢いで話題の中心になっていますよね、Clubhouse。
皆さんはアカウントを持っていますか? 実際にClubhouseを体験しましたか?
私もアカウントを持っているので、よかったらフォローしてくださいね。
さて。そんなClubhouseでの出来事。
ある先輩診断士が立ち上げたroomに、とてもご活躍されている女性の先輩診断士たちが登場しまして。ちょっとした近況報告会になりました。
このroomがダメだった。
roomモデレーターの先輩診断士はもちろん、トークに参加した先輩診断士も含めて全員、尊敬できるような活動を積極的になさっていて、本当に凄すぎて。
1時間くらい話した結果、「私、何やってるのかな……もっとやれることあるんじゃないかな……」と、週末のすべてを一人反省大会に費やしたのです。
ということで、今回はこんな話から、「中小企業診断士の活動って何だろうね」という論点にもっていきます。
◆ 過信しすぎじゃない?
このブログを執筆しているメンバーが所属している企業内チームの1月定例会で先日テーマになったのは、この1年の振り返り。
指定のシートがあったので書き出してみました。
すると、減らないアイツがいた割には、その時その瞬間で必要だったことはできていたと思える内容だったのです。
「あ、私、割と頑張ってたじゃない」
そうなんです。
去年こんな告白をしましたが、そんな私ですら自分で自分を褒められるくらいは頑張っていたと認識できました。
じゃあ、なぜ、「もうちょっとやれるんじゃない?」と思ったのか。
自問自答をしているうちに、ひとつの理由が見えてきました。
私、自分のキャパを見失っていたのかもしれない。
去年、ブログメンバーの廣瀬さんがこんなことを書いていました。
本当に、このタイトルの通り。
まずは、自分の場所でできることをやる。
そこでハッピーな正のサイクルが生まれれば、良い影響が周りにも広がっていきます。
時間的にも能力的にも、自分ひとりでできることには限界があるのに、凄く活躍している先輩の近況を聞いた瞬間、自分のキャパを見失ったのです。
あぁ、反省。
でも、よかった。
中小企業診断士になって7年目。春には8年目を迎えようとしていても、自分のキャパを見失うことくらいあるっていうことに気づけたし、私自身の“企業理念”に立ち戻る機会になったから……。
◆ 理念の精度が道を決める
私が中小企業診断士を取ろうと思った理由はいくつかありますが、メインとしては“年齢を重ねても人・モノ・会社どうしをつなぐ仕事がしたい”というものです。
そして、活動していく中で、支援した皆さんに笑顔になってほしいという気持ちが強くなりました。
この、繋ぐということと、笑顔になってもらうということ。
これが“武井綾子株式会社”の理念になりました。
自分が活動していく中での“企業理念”って持っていますか?
普段からこの理念を強く意識していることもあり、理念に反する活動はしていません。
私が入ることで繋がりが芽生えてハッピーが広がっていくのなら、喜んで受けます。
今回、凄い先輩診断士の近況を聞くことで「私今のままでいいの?」とブレましたが、理念と実際の行動を照らし合わせることで、「今のままで大丈夫!」と結論付けることができました。
一方で、中小企業診断士はもちろん、企業・創業者においても、理念が固まっていないと、何をやるにも一貫性のある動きって困難です。
例えば、私が支援に入る先では必ず「何のためにこれをやるのか?」と確認します。
確認する理由は、目的確認の意味もありますが、理念確認の意味もあります。
理念が固まっていれば、どの手段を使って実行していくのか、どうなるとハッピーになるのか、割と早く結論を出せます。
でも、固まっていないと……。どんな様相になるかは、想像がつきますよね?
中小企業診断士に置き換えると、先日、リーダーの三木さんが投稿したみたいな、こんな状況も起こりうるのです。
◆ 何度も磨くことが大事
とはいえ、理念の精度って、最初から完璧じゃないです。企業も、個人も。もちろん、私も。
理念だけではなく、何事も、一度作って満足して終わるのではなくて、定期的に見直してブラッシュアップをかけることが大事じゃないでしょうか。
私が支援先で何度も「何のためにこれをやるのか?」と確認するのは、支援先においても理念の振り返りとブラッシュアップを心がけてほしいからです。
磨けば磨くほど理念は精度を増します。
光り輝くように研ぎ澄まされた理念は、時にブレそうなことがあったとしても、誤った道にいくことがないような指針となってくれますから……。
以前、ブログメンバーの中郡さんがこんなことを書いていましたが、これも理念磨きに繋がるのかもしれませんね。
◆ 新1年目の診断士さん達へ
このブログは中小企業診断士受験生の皆さんや、受験生から1年目に入っていく中小企業診断士にも多く読まれています。
そんな場でもあるので、私から最後にひとこと。
昨年の今頃、チームリーダーの三木さんがこんなブログを書いていました。
今年は例年通りに活動できるかな……と思いきや、減らないアイツのお陰で、今年もイレギュラーな活動が続くことでしょう。
「リアルに動けないなら何もできない」と思うかもしれませんが、顔見知りの店で悩みごとを聞き、実行可能性が高いアドバイスができることは、立派な中小企業診断士の仕事です。
まずは、自分にできることから、自分のできる範囲内でコツコツと積み重ねてみてください。
いつの時代も、コツコツと積み重ねた先に、当時想像もしていなかった未来が待っているものです。
実際、私もそうでしたから、大丈夫。
そんな皆さんの活動第一歩として、私たち企業内チームを使ってもらうというのも、アリです。
興味がわいたら、ぜひ気軽に参加してみてくださいね。
お待ちしています!