二次筆記試験一発突破した時の一次試験直後一週間の勉強内容
2023年8月5日(土)・6日(日)は、中小企業診断士一次試験でした。受験生の皆さんお疲れ様でした。
中小企業診断士試験だけではありませんが、ここ数年、“0次試験を通過した”なんていう呟きがSNS上で見られる奈dお、国家試験を取り巻く環境はなかなか厳しいものです。
中小企業診断士試験においては、コロナ禍において“陽性判定が出たら受験できない”というルールがありました。
そして今年の試験では台風6号の影響を受けて那覇地区の試験が取りやめになるという事態に……。
これが自分だったら……と思った皆さん、多かったのではないでしょうか。
※ちなみに西村経済産業大臣はX(旧Twitter)でこのような発信をしてましたね。
中小企業診断士一次試験では例年、試験翌日の月曜日10時頃から、現時点での解答がこちらのホームページ上で公開されます。
そういったこともあり、多くの一次試験受験生は月曜日の時点で二次筆記試験に進めそうか確認する意味も込めて、受験した科目の自己採点をするケースが多いです。
この時点で合格ラインを超えていそうな場合、次にどんな動きをしたらいいか……。
10年前の2013年試験に合格した私が、一次試験翌日から一週間どのような勉強をしていたか、メモ代わりに使っていたアプリにデータが残っていましたので、今回はそのデータを公開してみます。
これから二次筆記試験に向かう受験生の役に少しでも立つことができたら嬉しいです。
※当時使用していたスタディプラスというアプリからのデータです
※私は合格に2年かかったこともあり、最低限の二次筆記試験対策の勉強はしていました
◆ 試験直後一週間の勉強時間
見返してみると、月曜日~日曜日までで26時間17分の勉強をしていました。
上のグラフを見ていただくと、月曜日のみ勉強時間がゼロです。
実は、ここをゼロにしたことが結果的に自分にプラスに働いたと感じています。
◆ 始める前に得られたアドバイス
マークミスがない限りは一次試験を突破できたと分かった月曜日の夜、私が通っていたTACでは“これから二次筆記試験対策をどうやっていくか”という無料セミナーがリアルで開催されていました。
そこに登壇していた先生が、私が常日頃からお世話になっていた先生---というわけではなかったのですが、何度か質問したことのある先生だったのです。
私の目的としては、ただ一つ。
このことを聞きたかったのです。
すると、先生からのアドバイスは、ただ一つ。
「直近5年の二次筆記試験過去問を解けるだけ解くこと」
もちろん、解くだけでOKなのではなく、解答の方向性にどのくらいズレがあるか確認するというものでした。
練習を止めるまでは、ちゃんとした型で素振りができていたけれど、再開したことで、素振りはできるのか。素振りはできるとすると、自分が想定した場所でボールを打つことができるのか。
野球に例えると、こういうことでしょうか。
◆ 平日は過去問+知識インプットが中心
先生に言われた内容を反映して勉強したであろうその時のことが、記録にも残っています。
二次筆記試験のテキストを読んでいたのは、おそらく隙間時間。
過去問題集の勉強時間を見ると、解けた事例は4~5事例くらいだったのでしょうか。
今でも「うぉぉ‥…解けなくなってる……これはマズい……」と思ったことを覚えています。
◆ 土曜日は授業で新作事例2本
私は当時、TACの二次本科に所属していたので、土曜日が授業日でした。
そこで新作事例を2本解いて、かつ、そのあとに事例の振り返り会を別で実施していたようです。
◆ 日曜日はMMC二次模試をリアル受験
今は分からないのですが、当時は、一次試験が終わった後でも、MMCの二次筆記試験模試のリアル受験申し込みができたのです。
7科目2日間も大変ですが、4事例を1日で解くというのも、なかなか大変です。
その感覚を少しでも早く取り戻そうと、一次試験が終わった一週間後の日曜日には二次模試を受けていました。
確か、散々な結果だった気が……(汗)
◆ ここまで来ただけでも凄い!
こんな一週間から始まり、なんとか一発で二次試験(筆記試験+口述試験)を乗り越えることができたのが、10年前。
中小企業診断士として活動を重ねた今でも、この時期になると一次試験を思い出してしまうのは、大変な試験だったからではないかと感じています。
受験生時代の私は合格だけが目標でした。
でも、このアドバイスもあり、なんとか10年、活動を積み重ねてこられたと思っています。
一次試験を乗り越えられただけでも凄いことです!
そして、なにより、一次試験に向かうまでの積み重ねができたことこそ、その先の人生に大いに役立ちます。
本当にお疲れ様でした!
頂いたサポートは中小企業支援・創業者支援に繋がるような使い方をさせて頂きます。また、サポートを使わせて頂いた際には記事として内容を書かせて頂きます。