【滋賀レイクス視点】B1残留への条件について考える話【同率編】
いつも通り、オチだけ見たい方はまとめの所だけ読めば大丈夫です。
○はじめに
昨日・今日と富山グラウジーズ(以下:富山)戦に参戦されたチーム、ならびにブースターのみなさま、お疲れさまでした。
ぼくは個人的には、今シーズン最後のレイクスの現地観戦でしたが、初めてレイクスの勝利を現地で見る事が出来て非常に良かったです。
特に土曜日は杉浦佑成選手も大活躍でしたからね!!!(強調)
さて、富山との2試合を1勝1敗で終えたレイクスは、ゲーム差には変化なく今節を終える事となりました。
そんな中、とあるブースターの方の「得失点差・勝敗差」について考えられているツイートを拝見いたしました。
前に、残留に必要な勝利数を考えた記事を書きましたが、上記ツイートを見るまで、同率になるパターンを考えていなかった事に気が付きました。
レイクスと富山・新潟アルビレックスBB(以下:新潟)は、今後の勝敗次第で同率順位になる可能性も出てきます。現に、レイクスと新潟は同率最下位ですしね・・・。
今回は、降格の条件を勉強して、勝敗数が並んだ時にはどうなるのかを考えてみたいと思います。
○2022-23シーズンの残留条件について
まずは、今シーズンの残留条件を見ておきましょう。
はずかしながら、ぼくは今日までこれをきちんと読んだことがありませんでした。
意外とそんな方も多いと思いますので、少しずつ解説していきたいと思います。
今シーズンの昇降格の要件は以下の通りとなります。
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上に書いてある事をまとめるとこうなります。
「B1の下位2チームはB2に降格」です。
ちなみに、下の方にライセンスがうんぬん書いてありますが、B2上位チームはB1ライセンスが交付される予定なので、関係ありません。勝てなきゃ降格しちゃいます。
なので、残留の為には下位2チームを脱出する事が前提になります。
○順位決定の方法について
前の部分で、下位2チームが降格する事がわかりました(さすがに知ってた)。
ここからは、下位2チームの順位を決定する方法について考えます。「勝ち数が多い方が、順位が上です」っていう事は、みなさまご存じだと思いますので、省略します。
今回は「同率順位になった時」の順位決めについて考えます。
これが必要になるのは、下から2番目のチームが同率で2つ出た時ですね。
今のレイクスと新潟の状況が少し上の順位で起きたようなケースです。
勝率は同じだけど、どちらのチームが残留出来るのか、文字通り天国と地獄の分かれ目となります。
今シーズンにおける、順位決定の基準としては以下の通りです。
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勝率が同率になった時の、順位決定方法は(1)から(6)まであるようです。
今回は、レイクス・富山・新潟の3チームでの順位決定方法について考えます。
○レイクス・新潟が同率で下から2番目のチームになった場合
まずは、レイクス・新潟が同率で下から2番目のチームとなった場合を考えます。
レイクス・新潟が、富山を追い抜いたけど、2チームの勝率が並んでしまったケースですね。
結論から言うと、このケースは残留出来ます。
順位決定方法(1)で、当該チーム間での対戦勝率で決まります。
レイクスは新潟に対して2勝0敗なので、残留が決定です。やった!
○レイクス・富山が同率で下から2番目のチームになった場合
続いては、レイクス・富山が同率で下から2番目のチームになった場合を考えてみましょう。
レイクスが富山とのゲーム差を埋めて、追いついたパターンですね。このケースだと、新潟は最下位確定で降格になります。
このケースですと、現状ではレイクスが降格します。
理由をここから述べます。
レイクスと富山は今節の2試合のみです。
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ここから、順位決定方法にもとづいて、考えていきましょう
(1)の勝敗数では、レイクスと富山は1勝1敗で同率
(2)の得失点差は、お互いプラスマイナス0で同率
(3)の平均得点も、お互い90.5点で同率です
レイクスと富山は直接対決の結果は全くの互角だったと言えるわけです。
ただ、問題はここからです
(4)のリーグ戦全体での得失点差でレイクスと富山には大きな差があります。
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上の図は3月19日時点での両チームの得失点差です。
これを見ると、現状ではレイクスが富山に大きく放されています。
このまま進んでしまうと、レイクスは富山に得失点差で敗れてしまう事になります。
レイクスは富山より上の順位にならないと残留出来ないことがわかります。
○レイクス・富山・新潟で三つ巴最下位になった場合
最後は少しややこしいケースです。
レイクス・富山・新潟が全チーム同率で最下位になった場合です。
この場合でも、その中で順位を決めて、2チームが降格となります。
では、三つ巴となった場合はどうなるのでしょうか。
順位決定方法を見ると、3チーム以上の場合は、その全てのチーム間での勝敗等を採用するようです。今回の場合は、3チーム間での試合を全て考えるという事ですね。
順位決定方法(1)を見てみましょう。
レイクス・富山・新潟間での現在の勝敗・勝率はこうなります。
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現状では、レイクスが勝率75.0%でトップに立っています。
ですが、富山・新潟は直接対決を3試合残しています。この結果を考えた上で、どのチームが残留出来るかを考えていきましょう。
①富山が新潟に残り3試合を全勝したパターン
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このケースは、富山の3チーム間での勝率が83.3%となり、レイクスの75.0%を超えてしまうため、レイクスは降格となってしまいます。
②新潟が富山に残り3試合を全勝したパターン
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このケースは新潟の勝率が50.0%、富山の勝率が33.3%となり、レイクスの75.0%を超えないため、レイクスは残留出来ます。
③富山が新潟に残り3試合で2勝したパターン
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この場合だと、富山の勝率66.7%、新潟の勝率25.0%で、レイクスは残留する事が出来ます。
○まとめ
【前提条件】
レイクスが下位2チームを脱出する・・・レイクス残留
【2チーム同率で下から2位タイになった時】
レイクスが新潟と下から2位タイ・・・レイクス残留、新潟降格
レイクスが富山と下から2位タイ・・・富山残留、レイクス降格
【富山・新潟と3チーム同率で最下位タイになった時】
富山が新潟に今後3連勝した時・・・レイクス降格
それ以外の場合・・・レイクス残留
(参考)富山と新潟が下から2位タイのときは、今後の3試合の勝敗次第
レイクスがんばれ、残留するためにも富山を追い抜こう