【滋賀レイクス】越谷アルファーズ戦に向けて予習をする話【現地観戦】
〇はじめに
アウェー山形での山形ワイヴァンズ戦を終えた滋賀レイクス。
昨シーズンまで山形に所属していた田原隆徳選手、眞庭城聖選手も山形ブースターのみなさまにお元気な姿を見せることが出来て良かったのではないのかなと思います。
ちなみに眞庭城聖選手はGame1の出場で、個人通算500試合出場達成を果たされたそうです。おめでとうございます!
㊗️記録達成🎉#眞庭城聖 選手が本日の出場で個人通算500試合出場を達成‼️
— 滋賀レイクス SHIGA LAKES (@shigalakestars) February 17, 2024
(通算119人目※本日他に1選手が達成)
先日のB2リーグ通算400試合に続き、Bリーグ以前のリーグ戦(トップリーグのみ)を合算した記録でも節目に到達しました。
おめでとうございます💐 pic.twitter.com/Lh1ANuK0S2
さて、次節は戦いの舞台を滋賀に戻し、ホームでの試合となります。対戦相手は東地区の強豪、越谷アルファーズです。
滋賀レイクス的には今シーズン初対決となりますね。また、シーズン最終節はアウェーでの越谷戦ということもあり、今度の試合も非常に重要な意味を持っていますね。
今回はそんな越谷アルファーズ戦に向けて調べてみたいと思います。
シーズン前に横浜ビー・コルセアーズとのプレシーズンゲームがあったので、その際に書いた過去記事を載せておきますね。昨シーズンの振り返りとなっているので、あまり参考にはならないかもしれませんが、ご興味があればぜひ。
〇今シーズンの越谷アルファーズ
まずはいつも通り、今シーズンの越谷アルファーズから見ていきましょう。現在の越谷アルファーズは25勝16敗の東地区2位のチームです。
そして、いつも通りに越谷、対戦相手それぞれの目線からのスタッツをまとめてみるとこうなります。
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越谷の大きな特徴としては「ディフェンスとリバウンドに定評のあるチーム」だという事があげられます。
平均失点の少なさ・リバウンドは昨シーズンから引き続きリーグ上位の成績を残しています。ディフェンス・リバウンドという軸をしっかりと持ち、チームとして力を入れていることがわかりますね。
〇時期別に見る越谷アルファーズ
さて、ここからは時期別に越谷アルファーズについて見ていきましょう。今回は10~12月、1~2月に分けて見ていきたいと思います。
それぞれの時期別にスタッツをまとめてみるとこうなります。
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1~2月の越谷は9勝4敗。勝率にすると7割くらいですね。スタッツで見てみると真っ青です。また、対戦相手のスタッツは真っ赤になっています。
最近の試合に100点ゲームが4試合もあるので、それが1〜2月の平均得点を大きく上げている部分もあるかもしれないですね。
ぼくの記事ではリーグ上位と同程度のスタッツを青く、下位と同程度のスタッツを赤くしがちですが、こうやって見てみると越谷がいかにすばらしい試合をしているのかという事がわかりますね。
越谷はシュート成功率が上がり、得点力も上がっていますね。ディフェンス面でも、スティールを増やして、ターンオーバーを引き引き出すことで失点を抑えていますね。
ただ、ひとつ気になるところがあります。最近の越谷の試合では、対戦相手のフリースローの本数、成功率を大きく抑えている一方で2Pシュートの成功率が高くなってきています。
越谷のフォワード・インサイド陣の出場試合数を見てみると、長期離脱というほどの欠場をしている選手がいらっしゃるわけではないようなのですが、どういう理由なのでしょうか・・・?
プレーオフでの戦いを見越して、ケガのリスクを抑えるべく、インサイドでの接触・ファールを減らすようにしているのでしょうか?
きちんと試合を見ていないので、正直わかりません・・・有識者のみなさま教えてください・・・。
〇越谷のB1昇格について考えてみる
さて、ここからは越谷アルファーズのB1昇格について考えてみたいと思います。現在、東地区2位に位置する越谷アルファーズ。
プレーオフに出場する可能性は非常に高いと言えるでしょう。そんな越谷アルファーズのB1昇格について考えてみたいと思います。
ぼくの過去記事をもとに今回は考えてみたいと思います。このシリーズ、こすりにこすってますね。使い倒してしまっています。
全部読むのは大変だと思うので、内容を大まかにまとめておきますね。
【過去記事のまとめ】
<第1回記事より>
①レギュラーシーズン勝率80%超のチームはほぼB1昇格
②勝率80%超のチームは平均得失点差が+10点以上
<第2回記事より>
③B1昇格には、シーズン平均得点8点以上の選手が6人欲しい
<第4回記事より>
④2023年12月中旬時点では、A千葉が一歩リード?
上記内容を踏まえて、今の越谷アルファーズについて見ていきましょう。
まずは【過去記事まとめ】の①から。シーズン全体を通した越谷の勝率は約6割です。1~2月の勝率は約7割。ちなみに、ここから全勝すれば勝率は約75%近くまで上がってきます。
レイクスの側としては連勝をさせるわけにもいきませんが、理屈の上では①については近い所まで行く可能性がありそうですね。
というか、今シーズンはアルティーリ千葉が現状独走状態にありますが、他のチームは互いに勝ったり負けたりして混戦状態にあるので、どのチームもなかなか勝率が上がってこない状態にあります。
もしかすると今シーズンのB1昇格には、勝率8割は必須要件ではないのかもしれないですね。ただ、その中で勝ちを重ねて勝率を上げることの出来るチームが昇格に近づくことはまちがいなさそうですね。
そして②の得失点差について。越谷のシーズン得失点差は+10.3点。B2リーグでは現在2番目に高い数値です。
ちなみに1番はアルティーリ千葉の+15.0点。レイクスは+6.4点でリーグ3位となります。
そして、1月以降の越谷の得失点差は+14.6点。アルティーリ千葉と同水準の数値を残しています。いかに最近の越谷がいいゲームをしているのかがわかりますね。
そして、最後に③について見ていきましょう。
平均得点8点以上の選手が6人以上いるかどうかという点についてですが、現在の越谷アルファーズには平均得点8点以上の選手は4人いらっしゃいます。
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ジャスティン・ハーパー選手(PF、平均18.7点、個人10位)、LJ・ピーク選手(SF、平均18.3点、個人11位)、松山駿選手(PG、平均13.1得点、個人33位、日本人2位)、アイザック・バッツ選手(C、平均10.7得点、個人47位)と各ポジションにバランスよく得点が取れる選手が越谷には在籍しています。
また、次点に笹倉怜寿選手(PG、平均7.7得点)、井上宗一郎選手(PF、平均6.1得点)が続いています。
シーズンを通して平均得点8点以上の選手は4名となっていますが、こと1~2月に区切って見てみると話が大きく変わってきます。
上記の6選手の平均得点を時期ごとに分けてまとめてみました。表にすると、以下のようになります。
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笹倉怜寿選手、井上宗一郎選手の平均得点が、シーズンが進むにつれて上がっていることがわかりますね。また、松山駿選手の得点もすばらしいものですね。最近の越谷の好調を裏付けるものと言えるのではないでしょうか。
また、平均8得点以上の選手が6名以上いるのは、現在アルティーリ千葉のみです。平均得点という点から見てみると、直近の越谷にはアルティーリ千葉と同等の攻撃力があると言えそうです。
ですが、日本人インサイドの井上宗一郎選手が日本代表に招集されていることから、今度のレイクス戦では欠場となります。まあ、レイクスも川真田紘也選手が同じく不在なわけですが・・・。
1~2月の勝率や得失点差、選手の平均得点を見てみると、現在の越谷の力が残りシーズンずっと続けばB1昇格を十分に狙えるものだと言えるでしょう。
この強敵、越谷アルファーズを止められるか、ディフェンスを突破出来るかというのはレイクスがプレーオフで勝ち抜くことが出来るかの試金石になりそうですね。
〇まとめ
・越谷のDFがとても堅い、加えて直近のOFもすごい
・1~2月の越谷は非常に好調、B1昇格への大きなライバル
・4月の最終節、プレーオフに向けても重要な対戦
川真田紘也選手、井上宗一郎選手が日本代表に両チームから招集される今節の試合となりますが、ともにB1昇格を狙うチーム同士、重要な一戦となる事は間違いないでしょう。
レギュラーシーズン最終節の対戦相手でもあり、今後のプレーオフでも争う可能性のある越谷は強敵です。
今回、ホームの力で勝利に導き、今後の対戦に向けていいイメージを作っていきたいですね。
個人的には1年ぶりにダイアリへ伺わせていただくので、熱い試合が見られることを願っています。
今週もがんばれ、レイクス。
おわりです!