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あなたがんばってるじゃないの〜

おはようございます。
社労士&診断士のたけちゃんです。
先週の土日はコーチングの研修を受講しました。
合計4日間の研修で、旧知の診断士の先生からお誘いを受け参加しました。
その中で傾聴の理論と練習の時間があり、やっぱり傾聴って難しいなと思いました。
ということで今回は「傾聴」について取り上げます。


聴かせていただく

傾聴というと産業カウンセラー養成講座に通っていた頃を思い出します。
約6ヶ月間の講座の中で毎週のように傾聴の練習がありました。
とにかくひたすら相手の話を聴かせていただく時間です。

当時の私は今以上に人の話を聴くのが苦手で苦手で、「あなたは全く人の話を聴いてくれないね」とハッキリと言われたこともあるくらいでした。

これはいかん、このままではいかんという出来事が積もり積もって、産業カウセラー養成講座に通い修行の日々を送ることにしました。

3つの「きく」の違い

講座では、3つの「きく」の違いがあることを教わりました。

聞く(hear)音声などを耳に感じること。話し手と聞き手の間にはっきりとした関係が成立していないことが多い。 
訊く(ask)聞き手が必要としていることを相手に「質問」して、答えを要求する。
聴く(listen)心をこめて聴く。相手の言葉の意味を聴きとろうとして、こちらから積極的に耳を傾けるという意味がある。

傾聴の「きく」は「聴く」にあたります。

アクティブリスニング

この心をこめて、相手に寄り添って、相手のことを分かろうと思って聴くことを積極的傾聴(アクティブリスニング)と言います。

技法はいくつかあります。
それを頭で理解していても実際に使うとなると、頭じゃない部分で相手の話を受け止める必要があるのが難しかったです。

そこで傾聴ができず落第寸前の受講生だったため通常の講座とは別にある補講も受けることになりました。
講座に通い始めて5ヶ月が過ぎたころです。

補講ではベテランの産業カウセラーのO先生と傾聴の練習をしました。

なぜか良くわかりませんがその練習で始めて傾聴のことが分かった瞬間がありました。
相手のことを受容して、相手の感情に寄り添って聴くのは、頭で聞いてたらダメで、自然と心で聴くものなんだなというのが分かった感じです。

今もnoteを書いていて、結局、聴くって頭では言語化できないなと思っています。

あなたがんばってるじゃないの〜

その補講のときは私以外の受講生の方もいました。
その方もO先生と傾聴の練習をしました。

正直、その受講生の話はまあまあ深刻な内容で、場の雰囲気も深刻な感じになりました。
そのとき先生から「〇〇さん、あなたがんばってるじゃないの〜。大丈夫よ〜」と声掛けがありました。

先生の一言でその受講生の方も、横で聞いていた私も一気に気持ちが楽に、元気になりました。

ほんもののカウンセラーってこういう存在なんでしょうね。
なんかすごいなーって思いました。

ほんとうに訴えたいことは

また産業カウセラー養成講座では本当に学んだことが多々あるのですが、その中でも主訴ということが今の仕事でも役に立っています。

主訴とは相手がほんとうに訴えたいことは何か?というところです。

主訴を掴むことができるようになると社労士やコンサルティングの仕事をしているときに目の前の顧客がほんとうに解決したいところは何か?が分かるようになります。
なので主訴を掴み、それを解決するステップが仕事になるという具合です。

まあでもこれだと頭で聞いていて心では聴けていないような気もします。
まだまだ修行が足りないのでしょうね。

来月にもコーチングの研修が2日間あります。
そこでさらに修行を積みたいと思います。

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