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部下や社員の視座を上げられてますか?

おはようございます
社労士&診断士のたけちゃん先生です。
本日はカマタマーレ讃岐対ヴァンラーレ八戸のビッグマッチがあります。
そんなビッグマッチとは関係なく「部下や社員の視座を上げられてますか?」お伝えします。


組織の目標と個人の目標

前々回にお伝えした海外ドラマ「SEAL TEAM」に学ぶの続きです。
SEAL TEAMは米国海軍の特殊部隊をモチーフにしたチーム(ブラボーチーム以下「Bチーム」)の物語です。

Bチームには現場の隊員以外にもサポートメンバーやCIAの情報官などの様々な人員が関わっています。
Bチームを含めた全体を隊長として統括しているのがブラックバーン中佐です。
海軍の上層部とBチームを繋げる中間管理職でもあります。

軍隊なので目的目標はトップダウンで降りてきます。
とは言えBチームはBチームで隊員それぞれが個人で目指すところがあります。

会社の目的と個人の目標

ブラックバーン少佐はこの組織目標と個人目標を繋げるのが非常に上手です。

自分の責任で伝えるから伝わる

なぜ上手く伝わるのかなと思ったときにブラックバーン少佐は「私は」が主語のIメッセージで伝えていることに気がつきました。

大事な場面で、私はチームに亀裂が生じていると感じていますとか、あなたは士官候補生学校に行きべきです、なぜなら私はあなたがリーダーになれる存在だと思っているからですとIメッセージで伝えています。

中佐への昇進後に上層部に進言をするときは「私たちは」が主語で伝えていました。
私たちのチームなら(私たちは)必ずやり遂げられますと。

人や組織を動かすときに自分の責任でIメッセージやWeメッセージで伝えることが大切だということがよく分かります。

日本企業の上司がやりがちな上(社長)から言われてるから仕方がないんだよみたいな伝え方は決してしません。

一瞬にして部下はこの上司大丈夫かな?と不信感を持ちますよね。

撃つだけなのか?

さてBチームの隊員にB3のソニーがいます。
戦場ではマシンガンを乱射したりとテキサス出身の暴れん坊です。
戦士として勇敢で技術も抜群です。
プレイヤーとして一流の精鋭隊員です。

そのソニーに対してブラックバーン中佐の後任であるソト大尉が(お前は戦場で)撃つだけなのか?と投げかける場面があります。

1プレイヤーとしてB1やB2の指示のもとで動くのではなくリーダーとしてチームを動かせる力を持っているのではないか?もっと別の役割も担えるのではないか?との示唆を込めた問いかけです。

撃つだけなのか?とのシンプルな問いかけからソニーは自身の中でぐるぐるぐるぐると考えこむようになっていきました。

最初はソト大尉に反発していたソニーでしたが、ゴリラ野郎を演じることで自分で自分のハードルを下げていたことが分かったようでした。

相手が自分で自分の長所や能力に気がつく秀逸な質問だと思いました。

視座を上げて成長を促す

ブラックバーン中佐もソト大尉もジョハリの窓の盲点の窓を活かすのに長けています。

ジョハリの窓とは、自分と他人の認識のズレを理解する自己分析ツールで4つの窓で考察をします。

開放の窓 自分は分かっている×他人は分かっている
盲点の窓 自分は分かっていない×他人は分かっている
秘密の窓 自分は分かっている×他人は分かっていない
未知の窓 自分は分かっていない×他人は分かっていない

ブラックバーン中佐はIメッセージで伝えることで、ソト大尉は質問を投げかけることで盲点の窓を広げ、相手が視座を上げて自分の長所に気がつき成長することを促しています。

上司がちゃんとマネジメントすることが1人1人の部下が成長し、チームの成果を最大限にするということがよく分かります。

あなたは部下や社員の視座を上げられてますか?
部下や社員の成長なしに会社の成長はありません。

以前もお伝えしましたが、TVドラマであることを差し引いてもSEAL TEAMを観ていると組織創りの学びになります。

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