Acompanyのバリュー「Be Cool. Be Hacker.」が生まれた背景
どうも、カルチャーが組織にとって最も大切だと思っている、近藤です。
最近、社内向けにAcompanyのバリューである「Be Cool. Be Hacker.」が生まれた背景についてレクをする機会がありましたので、その内容を書き下していきます。
Acompanyに少しでも関心がある方に届けば良いなーと思います。
また、この記事は#バレンタインアドカレの5日目の記事です。ぜひ他の記事もご賞味あれー🍫😃
Acompanyのバリュー
Acompanyのバリューは、「Be Cool」と「Be Hacker」の2つで構成されています。
どちらかだけを優先することはなく、両方の価値観を備えた状態を理想としています。
Be Cool
Be Hacker
誕生した背景
実は、学生企業したAcompanyは一度メンバーが解散して、その後に新しく第二創業という形で今の事業につながる事業が始まりました。
この時の経験から、どんな人を集めて、どんなことを成そうとするか?が会社作り、事業作りの肝であることを学びました。
それを踏まえて、漫然と起業して事業をやるのではなく、自分たち(代表の高橋さんと私)はどんな場所に向かいたいのかを日夜議論し、段々と形作られていったのが現在のバリューである「Be Cool. Be Hacker.」です。
第二創業から半年くらいが経ったタイミングでの出来事でした。
当時は色々な書籍を読み漁っていたと思うのですが、二人の中で深い共通認識がとれたものがこちらの2つの本でした。
「ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」
「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」
この2つの書籍で述べられている概念を自分たちなりに解釈し、結局自分たちはどんなことがしたいのかを言語化し以下の形に着地しました。
「いいやつ」をたくさん集めて「本当にすごいこと」をしたい
言葉にしてしまえば簡単なことですが、これがやりたいことだ!っとスッと腹落ちした思い出があります。
その後、「いいやつ」と「本当にすごいこと」では伝わらないので、もっと表現を増やしつつシンプルな状態を保てるような形に収斂させていきました。
それが現在の「Be Cool. Be Hacker.」です。
「いいやつ」→ Be Cool
「本当にすごいこと」を成すには、そもそも良い人が必要なのは明らかでした。
また、前提として自分自身が良い人であることも当然必要であると考えました。
その後、良い人すなわち「いいやつ」について考えていきました。
その結果、「いいやつ」とは以下の3つの視点で理解することができると考えました。
そもそも邪悪ではないこと
人助けが普通にできること
自分を犠牲にしすぎないこと
邪悪ではないこと
ビジネスを始める時に、邪悪な方法でお金を稼ぐこともアイディアとしてはありました。
しかし、それを自分たちがやることに全く意義を感じず、絶対にNoだと結論付けました。
また、2015年までのGoogleの社是には「Don’t be evil. (悪事を働かなくてもお金は稼げる)」が入っていたことを知り、「邪悪ではない」という表現がしっくりきたことから、バリューの表現に入れることになりました。
人助けができること
ビジネスは持続可能な人助けだ、と私は思っています。
そう考えると、普段から人助けができる人が良いなと思いました。
人が困っている時に、素直に助けることができる優しい人でありたいなと。
人助けが普通にできることって、「いいやつ」だよなと話していました。
自己犠牲しすぎないこと
一方で、人助けの中には自己犠牲を伴うものもあるよねと話していました。
自己犠牲を伴う人助けは、持続性がないため本当の意味では解決しないのではないかと考えました。
もちろん、一時的にでも解決することは良いことではあります。
しかし、それを「いいやつ」であることに求めるのは違うのではないかと。
これを踏まえると、自己犠牲をしすぎない、自分を大切にした上での人助けが一番良いよねと、結論付けました。
改めて Be Coolとは
最も大事なことは「人助けをする」こと。
その前提条件として、邪悪ではないこと。そして自己犠牲をしすぎないこと。
これを整理したものがBe Coolです。
「本当にすごいこと」→ Be Hacker
「本当にすごいこと」を成すには、解くべき深刻な問題を発見し、実際に解決する力が必要だと考えました。
したがって、仮に「いいやつ」だとしても、見つけた困りごと・問題に対して、適した解決策を持たなければ何もしてあげることができません。
また、そもそも解くべき深刻な問題を発見することができなければ何も成すことができません。
そこで、「解くべき深刻な問題を見つけて実際に解決する」にはどうした良いかを話しました。
それには以下の3つの要素が必要だと着地しました。
そもそも、社会や自分の周りの問題を発見すること
発見した問題を深く理解し、解くべきか判断すること
実際に問題を解決し、その解決策を改善し続けること
問題を発見すること
解決能力を持つものは、その力を人助けに使う方がいい。と私は思っています。
そうすると、その力を自分の観測範囲の困っている人や困った事象に適用しようと、問題を探すことはとてもいい行いだと思います。
さらに、色々な人と交流し、自分とは異なる視点を得ることで、自分だけでは気付くことができなかった問題を発見することができます。
まずは、問題を探すことが最初の一歩だと考えます。
問題を理解し、解くべきか判断すること
発見した問題があったとき、その問題の本質を探ることで、根本的な解決につながると考えました。
表面的な問題をいきなり解決しにかかるのではなく、本当の原因や問題の構造を理解し、どの部分を解くべきなのかを見極めます。
実際に困っている人に話を聞いたり、起きている問題の分析をしたりします。
その上で、この問題が解くべき問題なのかを判断します。
自分たちが解くことができる問題には限りがあるので、本当に解いた方がいい深刻な問題に取り掛かった方が、より「本当にすごいこと」を成すことにつながります。
詳細は割愛しますが、概ね「痛みの度合い x 発生頻度」で解決すべきか判断すると良いと思っています。
実際に解決し、解決策を改善し続けること
さぁ、問題の理解ができました、解いていきましょう!
と言いたいところですが、深刻な問題は簡単には解けません。
簡単なら誰かが解いていますし、そもそも深刻な問題にはならないためです。
なので、まずは愚直な方法で解いていきます。
その後、どんどんその解決策を改善してゆけば良いと考えます。
誰も解いたことがない深刻な問題に取り組んでいるのですから、小さな部分問題から切り出して少しずつ愚直に解決していきます。
解いているうちに、問題の理解も深まり、よりより解決策が見つかるものだと考えています。
改めて、Be Hackerとは
まずは、問題を発見しよう。
発見した問題の理解を深めよう。そして解くべき深刻な問題なのか判断しよう。
次に愚直に解いていくことから始めて、そこからどんどん改善していこう。
これを整理したものがBe Hackerです。
まとめ
一緒に「いいやつ」をたくさん集めて「本当にすごいこと」をしよう!!!
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それでは、Happy Hacking 😎!