ATPツアーの最終戦、そしてトップ8人しか出場が許されないファイナルズが始まりました。場所はロンドンですが、日本の気候も本格的に冬バージョンになっていく時期です。

今回はラウンドロビンの初日からDAY3までを担当します。実況は土屋和彦さんです。楽しい方です。

フェデラーvティーム 5−7  5-7

注目ポイントはインドアハードでのフェデラーのプレー。そして今までクレーコートと比較すると勝率が高くないサーフェースでのティームのパフォーマンスでした。

蓋を開けてみるとティームの完勝。ウィーンでの初戴冠の手応えもあると思いますが、ベースライン後方でのプレーだけではなく、ベースライン近くでのヒットも多く、フェデラーのバランスを崩すとネットに出るという決め事を確実にしていましたし、その戦略がフェデラーにプレッシャーを与え続けていました。効いていましたね。加えて彼のストロングポイントであるパワーをフォアハンドの回転量で浅いボールを引き出していました。

フェデラーはネットプレーを中心に早いテンポでの攻撃でティームに揺さぶりをかける戦略で臨んでいましたが、序盤のボレーミスでリズムに乗る事が出来ず、ティームのスピンの効いたボールに対応する時間が多かった様に感じます。

ティーム、ディミトロフといったオーバーパワーすることのできる選手に対して厳しい戦いが続くフェデラー。そういったパワー系の選手への新たな戦略が見たいです。次戦のベレッティーニもそれに近い選手。フェデラーのパフォーマンスに注目です。

そして好調同士のジョコビッチとティームの上位対決も楽しみです。H2Hはジョコビッチ6ー3ティーム。そしてインドアハードでの対決は2016年のファイナルズ以来です。(ジョコビッチ勝利 6-7(10), 6-0 6-2)ティームがジョコビッチのバランスを崩す事ができるのか?


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