はじめに
はじめまして。宮路健文と申します。私は、二聖二天流柔術憲法創始者である柳川昌弘先生に師事し、以来25年余り、先生の武道空手習得のため、研鑽の日々を送るとともに、2006年からは柳川道場で後進の指導も行い、現在は月に一度、同道場の高段者を対象に黒帯研修会を主宰しています。
以前、運良く『月刊空手道』(福昌堂)誌上で約1年間にわたり、記事連載の機会をいただきましたが、出版元の福昌堂の倒産、雑誌の廃刊という形で発表の場を失ってしまいました。
当時、一番発表したかった記事が3つ未発表のままお蔵入りすることになり、非常にショックでした。というのも、1年間で発表できた内容は、その最も書きたかったことを公開するために、読者の方々に前提として知っておいていただきたかった内容に留まる形になってしまったからです。
あれから5年余り経過し、私自身の技量の向上と当時よりさらに指導内容が整理されてきたことと、個人が情報発信できるプラットホームの進化に伴い、今回noteを利用して連載の続きを発表することにしました。
もちろん、既に発表済みの記事の内容が前提知識として必要になるので、公開の順番としては、発表済みの記事、未発表の3つの記事、全く新しい記事の順にしようと思います。
私の記事は柳川昌弘先生の武道空手に興味のある方を対象としています。先生の技術について最初から否定的な方は読まない方がよろしいかと存じます。
ひょっとすると、私程度の人間が柳川先生の武道空手を云々することについて、「生意気だ!」という方もいらっしゃるかも知れません。しかし、まだまだ発展途上である私というフィルターを通すからこそ、伝わることもあるのではないかと思っています。拙文が武道空手を真摯に修行する方々の一助となれば幸いです。
記事一覧
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?