【TAKEFUのはてな?】あかちゃんの肌着
今回は、リニューアルして戻ってきた“あかちゃんの肌着”についてデザイナーのSさんにお伺いしました。インタビューの最後にリニューアルにあたっての相田社長の想いもお伺いしました!
以前は贈答用におすすめのセットで赤ちゃんの肌着を数量限定で販売していました。好評で再販してほしいというお客様からのお声が多かったのです。実際お店にご来店されるお客様でご出産祝いのプレゼントをお求めの方も多いので、皆さま待望の製品ではないでしょうか。
私自身も去年の10月に出産をし、現在5ヶ月の息子がいます。生まれた時からTAKEFUに包まれています。今回はセット売りではなく、単品でご購入ができます。
リニューアルした点
―リニューアルポイントを教えて下さい。
S「前回は布帛(ふはく)と言って、織物の生地でした。織物は縦糸と緯糸を織って1枚の布にします。前回は織物の二重ガーゼで作ったベビー服でした。TAKEFU100%で気持ちよかったのですが、織物なので生地の伸縮があまりありません。ですので今回は伸縮性のあるカットソー素材(ニット)で作ることにしました。TAKEFUと綿でより取り扱いがしやすくリニューアルしました。」
―赤ちゃんは汚れたりと1日に何回も着替えをしなくてはいけない時があるので、取り扱いがしやすいというのは母親的には大変ありがたいです。私も使っていますが、赤ちゃんが動いていてもつるっとしていて着せやすかったです。あと前回の二重ガーゼのベビー服より乾きやすい印象があります。洗濯も増えるのでそこもありがたいポイントです。
S「抗菌性・防臭性に加えて静電気も起きにくいので赤ちゃんにもってこいですよね。」
―では、まず短肌着について詳しくお話を聞かせて下さい。
短肌着
S「スタンダードな使いやすい形です。なるべく赤ちゃんの負担にならない仕様になっています。」
―私の息子は現在5ヶ月ですが、伸びが良いので短肌着、コンビ肌着ともにまだ着ています。
S「カットソー素材(ニット)なので伸縮性があります。だから動いたりしても赤ちゃんにかかるストレスが少ないです。ベビー服ってカットソー素材のものが多いと思います。新生児はあまり動かないので、前回は布帛のTAKEFU100%のガーゼで気持ちよさにこだわり作りましたが、今回は気持ちよさも維持しつつ、より長く使っていただきたいので扱いやすい素材に変更しました。今回は、新生児から3カ月ごろを目安としていますが、赤ちゃんの成長には個人差がありますので、実際の身長や体格に合わせてご着用ください。」
―紐と襟ぐりの素材を教えて下さい。
S「紐は綿で、襟ぐりはTAKEFUです。身ごろと同じ素材です。TAKEFUの素材は柔らかくて縫製が難しいんです。日本の工場で縫ってもらっています。メイドインジャパンで丁寧に作っています。」
次に、コンビ肌着について教えて頂きました。
コンビ肌着
S「短肌着と同じで、扱いやすさ、素材は一緒です。」
―型の工夫は何かありますか?
S「新生児用の使いやすい型は大体決まっていますので、凝ったデザインにしてしまうとお母さんが扱いづらかったり、着る時に引っ掛かって邪魔になってしまうので、極力シンプルにしています。」
―そうですね、下着なのでデザインより着せやすさ、着心地の良さが何より母親にとってもありがたいです。サイズ感は通常より大きめでしょうか?
S「一般的に流通しているものより少しだけ大きめです。TAKEFUは洗うと少し縮み、着ているとまた伸びるので。」
―お母さん的にも大きめだとありがたいです。新生児期間はあっという間で、すぐ大きくなってサイズアウトしてしまいます。TAKEFUは気持ちいいのでなるべく長く着させたいですね。乳児湿疹や肌トラブルも多いので。家だったら夏はこれ1枚で過ごせそうです。
S「TAKEFUは伸びが良いので、着ていて大きくなることがあります。夏は部屋着にもいいですね。TAKEFUは吸収性に優れているので汗っかきの赤ちゃんにもぴったりです。」
―赤ちゃんはミルクの吐き戻しも多いので、吸収性が高いのはありがたいです!
S「抗菌性も高いし、消臭性も高いので!あと裾の足が出る部分を少し末広がりのハの字にしています。赤ちゃんの足ってハの字のように広がっているので、それについていけるように広めにしています。コンビ肌着は股の所にスナップボタンが付いているので留めてもらってもいいですし、オムツ蒸れしてしまった時、スナップボタンを留めずにワンピースのように着てもいいと思います。」
―赤ちゃんは足の動きも強いですし、基本開きっぱなしなので、動きが自由なのは赤ちゃんにとってもストレスフリーですね。基本短肌着も、コンビ肌着も新生児から使えて、お子さんによっては長く着れますね。経済的にもありがたいです。
パンツ
このパンツは下着でしょうか?
S「下着です。短肌着やコンビ肌着より見かけることは少ないと思いますが、贈答用に人気がある製品です。ズレ防止のオムツカバーにもなりますし、夏にはお出かけ用のパンツに。夏だとオムツで暑いと思うので、TAKEFUのパンツでさらっと。」
―オムツの上にパンツを履いて、その上に洋服でしょうか?
S「そうですね。縫い代は内側に入っているので、夏は1枚で外着としても使えます。ウェストのゴムは取り替えられるようにホールに穴が空いているので、ゴムが伸びたらご自身で入れ替えできます。」
―短肌着とパンツのセットアップで夏は部屋着にもいいですね。
4つの製品を通してTAKEFUの良さにプラスして、扱いやすさが今回のポイントでしょうか?
S「使い勝手の良い素材、形、サイズ感にしました。パンツも簡単に脱ぎ履きできる簡単な仕様になっています。」
TAKEFUを着ていてくれれば“安心”という、お母さんにとってもお守りのような存在ですね。育児をする上で、使い勝手の良さや製品への“安心感”というのはお母さんの大きな味方だと思います。TAKEFUの“あかちゃんの肌着”を着て、お子様もお母さまも気持ちよく毎日をお過ごしいただけたら嬉しいです。
―では最後に、二重ガーゼおくるみについてお伺いします。
二重ガーゼおくるみ
3年のときを経ての遂に完成された製品ですね。TAKEFUの代表的な製品といっても過言ではないと思います。
S「再販のお声がとても多く、相田社長も切望していた製品がやっとお客様に届けられるようになりました!」
―リニューアルポイントを教えて下さい。
S「生地の端を包んでいるパイピングの布のつなぎ目が引っ掛からないように綺麗な縫製になりました。以前は縫製上、段差があって尖がっていましたが、そこの部分が平らになって肌に当たっても気にならない仕様になりました。」
―赤ちゃんはお肌がゆらぎやすく、小さなことで、荒れてしまう原因にもなりかねないので、安心して使えますね。
S「はい。更にパイピングの幅も狭くして、より二重ガーゼの生地の面積を広く感じていただけるようにしました。」
―パイピング部分の縫い方を変えたのはなぜでしょうか?
S「以前は、片面がロック始末といってギザギザとした縫い目でした。ロック始末というのは縫い代をかがってほつれないようにするベーシックな始末ですが、ギザギザとなっていて触ると糸のあたりを感じます。その部分が赤ちゃんにとって引っ掛かりがあり肌への負担になるかもしれないので、今回はパイピングの幅を狭く、両面に引っ掛かりがない縫い目にしました。」
―比べてみると触り心地が全然違いますね。産まれたてのより繊細な赤ちゃんにとっては大きな違いに感じると思います。パイピングの生地は、TAKEFUでしょうか?
S「TAKEFUのカットソー素材です。さらりシリーズ、ドロップショルダー、ショートスリーブTシャツと同じです。」
―なぜパイピングが必要なのでしょうか?
S「パイピングをしていない状態では生地の端は裁ち切りのままになってしまいますので始末しなくてはいけません。形になる前の裁断物の端の処理には生地を三つに折ってステッチ、このように別素材でくるむ、ロック始末だけのものあります。ベビーシリーズでちゃんとしたものを作りたいので、パイピングというきちっとした作りの端始末をしています。」
―そういった小さなこだわりが詰まってリニューアルされたのですね。小さなこだわりが赤ちゃんにとって大きな変化となりますね。ショールとして販売されている清布ガーゼショールと同じ生地ですよね。
S「一緒です。使ってみていかがですか?使いやすいですか?」
―はい!お雛巻きにも対応できる大きさなので新生児期から大活躍です。最近蒸し暑くなってきたので夜、寝る時用の掛け布として使っています。あとベビーカーに乗せている時、足が出ていてタオルだと暑いので、このおくるみを日除け代わりにも使っています。赤ちゃんは温度調節がうまくできないので夏場、外は暑く中は冷房で寒く、寒暖差があるのでこのおくるみは必須ですね。また出産祝いのプレゼントとしてもおすすめです。おくるみはプレゼントの定番でたくさんいただくことがありますが、使用頻度が高いので多いに越したことはありません。赤ちゃんが使わなくなっても、お母さんお父さんのブランケットとしても大活躍です。
あかちゃん肌着への想い(代表相田へインタビュー)
最後の締めとなりますが、相田社長にインタビューしました。
―リニューアルにあたっての相田社長の“あかちゃんの肌着”への想いを聞かせて下さい。
相田社長「私の考えは、産まれて最初にどんな産着を着るかによって、その子の一生が決まると思っています。どういう事かというと、赤ちゃんの立場になって考えてみて欲しいのだけど、お母さんのお腹で守られているところから急に外界に出てくる、真っ黒いトンネルを通って。不安でいっぱいで、びくびくしているよね。そんなときに柔らかい、ホッとする安心できるものでくるまれるのと、ガサガサなものでくるまれるのでは全然違うよね。何が違うかというと、柔らかくて気持ちがいい布に触れた時、筋肉が緩みます。それが最大のTAKEFUの特長です。
逆に、手触りの悪い気持ちが良くないものに触れた時、その気持ち悪さを感じたくないから筋肉はぎゅっと縮こまるの、本能的に。ということは、柔らかいタオルやおくるみ、産着でくるまれると赤ちゃんは「あ~気持ちいい~」って筋肉が緩んで、その子の感受性のふり幅が大きくなります。つまり細かいとこまで感じ取れる。産まれた瞬間にそういった部分が養われるのだと思います。ところが、あまり気持ちよくないものでくるまれた子はぎゅっと筋肉が縮こまって、感じないように自分でします。そうなったとき、感受性のふり幅が非常に狭くなります。だから赤ちゃんの一番敏感なときにぎゅっとなるか、ならないかがその子に影響すると思いますが、どうでしょうね!」
―赤ちゃんはこれからの“地球の未来を象徴する存在”だと思います。多くの赤ちゃんにTAKEFUが届きますように。
インタビュアー・たまねぎ
1993年生まれ。ナファ生活研究所直営店 Shop of TAKEFU "eau" 勤務。
座右の銘は、「死にはしない」。趣味は舞台鑑賞、かき氷屋巡り。好奇心が旺盛。
TAKEFUのお気に入りアイテムは、スパッツ(10分丈)、ソフトフィットはらまき。