見出し画像

#1ご挨拶

 皆様方におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。昨年4月の京都府議会議員選挙において、井上重典前府議会議員の後継者として、皆様方のお力をお借りし、初当選をさせていただきました。

 早いもので1年ちょっとが過ぎますが、平素より心温まる激励と多大なるご支援をいただいておりますことに改めて心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございます。この1年間は初めてのことばかりで、自分自身至らないところばかりだったと猛省をしておりますが、今後も常に「保守」の理念を大切に、物事を判断・行動し、福知山市の発展に向けた政治活動を続けていきたいと考えています。

 「保守」と言うと、最近は様々な意味で使わ れており、中には「変化を嫌う」「昔の古臭い伝統を大事にする」「前例踏襲でつまらない」「強硬・強行派」といったネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、私が大切にしている「保守」とは“自分自身を含め、人間は判断を間違う” といったある種の謙虚さや人間の限界のようなものを根本に置いています。政治の世界では、数学のような絶対に正しい答えというものは残念ながらありません。自分は間違うと思っているからこそ、一党の独裁者やエリートと自惚れた一部の人だけが決める政治や他の価値観を認めない集団の意思決定を危険だと考え、出来るだけ大勢で決める民主主義の考え方を大切にしています。
 その一方、どんな思想や制度にも一長一短があり、民主主義は人気取りのポピュリズム(大衆迎合主義)に流されやすく、陰謀論や偏向報道、フェイクニュースが蔓延し、物事を何でも単純化するスローガン政治が様々な局面で混乱を誘導し、社会の分断を招こうとする今の福知山市の状況を見ていると、そういった危機が既に現実のものとなっている気がしてなりません。

 そのような中、私たちの民主主義の秩序を保っているのは言わずもがな「法の支配」ですが、法律以上に秩序を保つ役割を担っているのが、先人の様々な経験の中から時の試練に耐え、生き残ってきた “知恵” や 行為や行動に対し、一定の歯止めとなる“伝統的な規範や慣習”、一人ひとりの“理性や矜持”、いわゆる「良識(モラル)」だと思います。私は、この良識こそ保守の基本とし、それを守っていくためにも、先人が私たちに伝えようとした精神の本質を理解しようと努め続けます。

 「時代に適さぬものは改め、維持すべきものを護り、 秩序の中に進歩を求めること」こそが「保守」の本質であり、「法律で義務付けられていなくても、公益のた めであれば進んでやる。法律で禁じられていなくても、恥ずかしいことは公益のためにやらない。」そういった日本人の持つ本来のあるべき姿を、将来の福知山の子供たちに護り伝え、残していきたいと考えています。

 今後も皆様方の代表として、京都府政に送り出していただいているという初心を忘れることなく、地に足付けて頑張ってまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻を何卒宜しくお願い申し上げます。

#福知山 #福知山市 #いがいと福知山

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?