MS Ignite 2019 @ Orlando 3日目(11/6) Power Automate はRPA業界の風雲児となる?!
#MSIgnite も中盤となる3日目。この日はKeyNoteで発表のあったPower Automate のデモンストレーションを急遽組み込み、みっちりスケジュール。満を持して登場したマイクロソフトのRPA。その実力は如何に。
BRK1045: Five powerful tips to make the most of your mentor/mentee relationship
ITテックの祭典ではあるけど、こういったマインド関連のセッションがあるのがMS Ignite。カウンセリングやコーチングはアメリカの方が進んでいるはずなので、何かキーになること見つけたいと思って選んだセッション。
5つのTipsは以下。
■Tips
1. Find Your Passion
2. Get Connected!
3. Show up prepared
4. Build Trust
5. Be Vulnerable and Open to Trying New Things
それぞれのTipの説明であった具体事例は今後に活かせそう。
たとえば、4の信頼関係を構築するでは
信頼関係が構築できていないの場合のファーストステップ
信頼を得るために接触機会を増やす
→ ビデオ通話は画面表示をデフォルトでオンにするべき
Yes/Noで回答できる質問をする
「朝ごはん食べた?」
「きちんと睡眠時間取れている?」
「集中して仕事出来ている?」などなど
さっそく社内で取り入れて、社内組織を活性化させていきたい。
BRK2049: What's new and what's next: SharePoint spaces and mixed reality
写真ではわかりにけど、SharePoint でmix reality (MR) の空間を作り上げるセッション。2軸から3軸になったことで、表現力が格段に向上。使いこなせると会社内で重宝される(はず)
分厚い本に開いたページ毎に違う動画を流すといったこともできそう。(ハリーポッターの映画にあった本)
ただ、技術的にはOKでも、それをどう業務へ生かすかという部分は、どこも
まだ悪戦苦闘しており、紙業務の電子化の域を超えられていない。
ホロレンズを含めて利用シーンを想定し、新しい業務の形を再定義することがデジタルトランスフォーメーションにつながるのではないか。
例えば、バーチャルオフィスとか。。
夢膨らむセッション。
THR1128: Learn How Power Automate Is the perfect automation platform to streamline workflow processes across your entire IT ecosystem
マイクロソフトからついに出たRPA Power Automate の簡易セッション。20分という枠があっという間で引き込まれた。
Excel等のOffece製品との親和性は抜群で、Web検索した結果をExcelにまとめるなんてそれこそ、RPAのロジックを組んでいるとは思えないぐらい自然な操作で完結する世界観。他のRPAツールを圧倒する可能性を感じた。
ノーコード、ローコードでエンドユーザがどんどん業務改善するという私たちが目指している世界のツールの一つになるかもしれない。
セッション動画の18分からのテストドライブをぜひ見てほしい。
BRK1090: Teams + Power Apps: Three ways you can deeply customize Teams with low-code
Teamsを次期OSとするというマイクロソフトの意図がよくわかるセッション。Teams上のアプリケーションとしてPowerAppsをどう使うかというのをデモンストレーション中心に説明。
PowerApps自体が、プログラミングを学ばなくてもローコード(画面操作)だけで、アプリケーションが作成できる仕組み。Temasを基盤とすることで、PowerAppsがほかのサービスとも連携してできることの範囲が劇的に拡大する。IT技術者でなくてもきちんとしたアプリケーションを作って、メンテナンスし続けるための仕組みへ。
IT技術者不足な状況では、現場がきちんとITを使い倒すべきという、私たちが目指している方向性と似ている。
BRK1076: Future of work: Workforce evolution and human cloud
未来の働き方はどうなるか?というセッション。
題名にもあるように「ヒューマンクラウド」がキーワード。人材も適材適所でクラウド化してシェアする世界!?なのかもしれない。
Teamsをベースにしたリモートワークの検証結果報告もあって、これからの働き方を考えさせられるセッション。
こういうセッションがMSIgnite にあることもMSの幅の広さの証明なんだと思う。
まとめ
PowerAutomate のデモは本当に素晴らしく、安易にユーザに届けられることができたら、もっともっと現場のデジタル化は加速するはず。Excelのマクロ職人ほど、特殊なテクニックは必要ない(ように思う)ので、現場に任せてもIT統制が崩壊することなく、メンテナンスし続けていけることも魅力一つ。
ノーコード・ローコードでどこまでアプリケーションが作れて、現場で業務改善できるようになるのか?というのが、これからのIT業界のキーワード!
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