父の一周忌(2800文字)
昨夜、娘達が寝た後になって、
「そうだ。明日の挨拶を紙に書いておこう」
と思い立ちました。
時刻は夜中の2時過ぎ・・・(^_^;)
もっと早くすれば良かったのですが、
娘と3人でしゃべったりパソコン関係のことをしたりして、
何となく後回しになっていました。
身内だけの一周忌なので、別に難しい挨拶ではありません。
ですが、何せ小心者だし、口がうまいわけでもないので、
昔から「これは・・・」ということは全て書いてきました。
お葬式の時の「喪主挨拶」も、父が長くないと分かってから
パソコンで打ち始め、推敲を重ねて完成させました。
その場でぺらぺらと上手に話せればいいんですけどね(^_^;)
それに今回は、実家の古い部分を壊すことと、
いずれ実家を手放すことを伝えなくてはならない、というのもありました。
そのため、失礼の無いように?挨拶文を考えて紙に書き、
それができたところで布団にもぐり込みました。
今朝は、念のために目覚ましを2つかけて起床。
遺影等を抱えて、10時過ぎに会場となる葬祭場へ行きました。
長女と次女は、10時半に母を迎えに施設へ。
10時40分頃、長女、次女、母、それに妹も到着。
それから11時半にかけて、来てくださった叔父さんや叔母さんたちと
おしゃべりしながら、全体に気を配っていました。
11時半頃、ご院家さんが到着。
祭壇の方に移動していただき、お経が始まりました。
お経は短縮バージョンでしていただいたので、12時頃終了。
(母の負担や、遠くから来られる方の負担を考えたため)
そこで、昨夜考えた挨拶をしました。
みなさん、頷きながら聞いて下さったので、たぶん、
大丈夫だったと、思います・・・(^_^;)
それから先ほどの部屋に戻って会食です。
ですが、ここで考えていなかったことが発生!
「歩、どこに座るかあんたが言わんと、みんな座れへんで」
と関西弁バリバリの叔母(四女)から言われました。
※この叔母からは、神戸に遊びに来るようまた勧誘されました(^_^;)
確かに・・・。
父方の親戚と母方の親戚の人数、それにイスの配置を考えて、
ちょっともたつきましたが、なんとか座っていただくことができました。
妹は、夫(義弟)がホテルで待っているため、ここで帰って行きました。
義弟はうつ病を患っていて、昨日から妹とホテルに泊まっています。
少しでも顔を出したいと言っていたのですが、やはり無理とのこと。
(もちろん、無理をしないようにと伝えています)
義母の四十九日がちょうど今日なので、午後からご院家さんと妹夫婦との
3人で、四十九日と納骨をすることになっているのです。
で、いざ会食となったのですが・・・
ん?いただきますじゃないし、なんと言えばいい?
と思っていたところ、ご院家さんが献杯の音頭をとってくださって
助かりました。
こういった知識のないことがモロバレですね(^_^;)
で、会食が始まったのですが、向かい側に座っている母が
お弁当を開けにくそうにしていたので、
母のところに行って食べやすいようにセッティング。
ちなみに会食は、二段弁当にお吸い物と茶碗蒸しを付けていただきました。
余ったらお弁当はそのまま持って帰っていただけるので。
自分の席に戻って食べようとしたところ、
会場を出たはずの妹がやってきました。
「姉ちゃん、ごめん、やっぱり駅まで送ってもらえる?
2つ電話したけど、タクシーが捕まらない(>_<)」
「うん、いいよ」
私は持っていたお箸を置くと、妹を乗せて駅に向かいました。
駅まで10分もかからないので、なんということはありません。
妹によると、タクシーの運転手さんが最近すごく減って
タクシー不足が起きているらしいのです。
タクシー不足のことはニュースで聞いてはいましたが、
こんな片田舎でも起きていたんですね・・・(>_<)
「昼から分院(納骨するところ)に行くときも、
タクシー捕まらなかったら連絡して。迎えに行くから」
「分かった。後でタクシーを予約してみるね。
ダメだったら連絡する」
妹を駅で降ろして会場に戻り、ようやく食べ始めたところ、
妹から電話です。
「姉ちゃん、ごめん、予約ができない。
13時40分頃、駅まで迎えに来てもらっていいかな?」
「分かった。その時間私は動けないから、『長女タクシー』が行くね」
そこで長女に迎えを依頼。
再び食べ始めたところ、叔母(次女)が、
「歩ちゃん!Mが『来たい』って言ってたけど、着いたみたいよ!」
と言います。
「え?Mちゃんが!?」
飲みかけのお吸い物を置いて外に飛び出ると、従姉妹のMちゃんがいる!!
Mちゃんに会うのは、もう、何十年ぶりでしょうか。
結婚して福岡県にいるため、ずっと会えていなかったのです。
Mちゃんにお昼を聞くと、食べてきた、ということだったので、
配膳室?からコップをもらってお茶だけ出しました。
Mちゃんに会えたのも、父のおかげですね。
それからやっと食べ始めましたが、落ち着いて食べられる
気分ではないので、生ものを中心に軽くいただきました。
で、活動再開です。
次女がもらって帰ったビールの缶や、
父にお供えしていたお酒(焼酎の小瓶とか)を持ってきていたので、
一家に一本(飲まれるところ)、引き取っていただきました。
わが家は、ビールや焼酎を誰も飲まないためです。
ご院家さんも含め、過不足なく、みなさんにお渡しすることができました。
その後ご院家さんは、午後から妹の方の法要があるため、
お弁当とビールを持って帰って行かれました。
すると、Mちゃんがお菓子を6箱持ってやってきました。
「これ、気持ちばかりもってきたんだけど、足りないかな?
ごめんね。歩ちゃんがいいように配って」
とMちゃん。
「ありがとう、Mちゃん。大丈夫!ちょうど足りるよ!」
と私。
そうなんです。
わが家とMちゃん一家を除くと、ちょうど6家庭だったのです。
これもみなさんにお渡しして、喜んでいただくことができました。
全てぴったりの数だったので、これも父のおかげかな、
父がみんなに会えて喜んでいるのかなと思いました。
13時半過ぎ、長女と次女が、妹夫婦を乗せるために出発。
14時頃会食が終わり、みなさん笑顔で帰って行かれました。
長女と次女も戻ってきたので、母を施設へ送り届けてもらいました。
私よりも孫の方が、母も喜びますしね(^_^;)
私は遺影やお弁当の残りなど車に積んで帰宅。
ちなみに、Mちゃんからのお菓子をわが家はもらいませんでしたが、
元々わが家はあまり食べないのです。
(私も夫も甘いものは全然食べません)
それに、別の従姉妹からモロゾフのお菓子セットをいただいたので、
それは長女と次女が喜んで山分けしていました(^_^)
夜、一周忌のために新たに買っておいたカレーとステーキの
「好物ろうそく」に火を灯しました。
これらはなんと、香り付き(^_^;)
疲れましたが、みんなに会えて、おかげで
楽しいひとときを過ごすことができました。