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「プロジェクトJ&B」の成功と感謝

いよいよ父の誕生日です。
11時過ぎ、次女が電車で帰ってきたので、
駅まで迎えに行きました。

いったん家に帰り、いろいろなグッズを車に積み込んで、
娘とランチへ(^_^)

その後1時過ぎに実家へ行き、妹と合流。

妹と娘を乗せて母の施設へ向かっているとき、
ふと心配になって妹に聞きました。
「ねえ、おはぎ、買ってきた?」
「え?私が買うんだったっけ??」
「そういう話に昨日なったよ」

どうやら妹は、おはぎを買って帰るのを
すっかり忘れていたようです(^_^;)
まあ、おはぎが絶対必要というわけでは
ないのでいいのですが・・・。

「でも姉ちゃん、お父さんのおつまみは買ったよ」
と妹。

実は父が焼酎のお湯割りを飲みたいというので
(といっても、量はごくごくわずかです)
今日は焼酎やコップ、お湯も持って行くことになっていました。
妹は、焼酎だけというのも飲みにくいだろうから、
おつまみを準備してくれたのです。

「ありがとう!じゃあ、あそこのコンビニで
 何かお母さんに買ってきて」
と私。
コンビニに車を止めると、
妹と娘に和菓子を買ってきてもらいました。
ふう、良かった。

それから母を乗せて病院へ行き、
談話室で待っている間に簡単な打ち合わせ。

そこへ父が、車椅子に乗せてもらって現れました。

見ると、病院のスタッフさん達がずらっと10人くらい
参加してくださっています。
写真を撮る方一人か二人だろうと思っていたので、
驚くとともに、大変ありがたく思いました。

ここから、シナリオの出番です。

「お父さん」
「おじいちゃん」
「お誕生日」
「おめでとう!!」
わーっ!パチパチパチパチパチ!!

車椅子の父も、にっこにっこしています。
よし!父の笑顔が出た!!

次にタブレットで、父に
ろうそくに火をつけてもらおうとしました。
看護師さんも手伝ってくれたのですが、
爪しか画面に当たらず、火が付きません(^_^;)

そこで私が火をつけると、
HappyBirthdayの歌が流れ始めました。

周りの看護師さん達は、
「こんなアプリがあるのねえ」
と驚いている様子です。

歌が終わったところで、
父に火を消してもらおうとしたところ、
今度は成功!

画面には「Happy Birthday!」の文字が現れ、
紙吹雪が落ち、拍手の音が流れます。
もちろん、私たちも拍手!!!

そこで、娘からソープフラワーのプレゼント。
妹からはおつまみのプレゼント。
そして私からはコラージュのプレゼント。
最後に、母から一言。

その後、看護師さんがバラを一輪、
プレゼントしてくださいました。

父を見ると、もう、満面の笑顔です!!
こんなに嬉しそうな父の笑顔を見るのは、
何ヶ月ぶりでしょうか。

続いて第2部に入りました。
「引き続き、母の日のお祝いをします」
というと、母は
「ええっ!?」
と驚いた様子。

妹が(コンビニで買った)きんつばを渡し、
娘がソープフラワーを渡し、
私がコラージュを渡しました。

母も満面の笑みで、すごく嬉しそうです(^_^)

父のところに行って、
「お父さんから何かある?」
と聞いたところ、
「いや、いい」
とのことだったので、母に一言お願いしました。

母は、
「本当に、みなさんのおかげで…(中略)…
 ありがとうございます。
 これからもよろしくお願いしますね」
と、スタッフさん達に感謝の気持ちを伝えました。

お母さん、ナイス!
なかなか良かったよ!

終わりの言葉を妹に言ってもらい、
「プロジェクトJ&B」は成功裏に終了しました。

すると看護師さんが、
「みなさんが写っている写真、撮っていいですか?」
と言われたので、撮っていただきました。
私のスマホでも撮ってくださいました。

スタッフさん達がたくさん参加してくださったおかげで、
思った以上に賑やかで楽しい、
笑顔いっぱいの会となりました。

聞くと、誕生会の時はいつも、
スタッフ総出で参加しているとのこと。
本当にありがたいことです。

それからみんなで部屋に戻りました。

病室には二人までなので、
私と妹は談話室に行こうとすると、
「ここ(病室の前)でいいですよ」
と看護師さんが言ってくださいました。
誕生日なので、大目に見てくださったのでしょう。

病室の入り口あたりで、
しばらく妹と中の様子を見ていたところ、
「どうぞ、中に入っていいですよ」
と看護師さん。

どうやら、さらに大目に見てくださったようです。
そこで、私と妹も病室に入りました。

ホワイトボードのイラスト(私が昨日描いたもの)を消し、
娘に描いてもらいました。
そしてその下に、横断幕を貼りました。
コラージュは壁に貼り、
ソープフラワーはテーブルの上に置きました。

こうすることで、父の部屋が一気に華やぎました。

焼酎のお湯割りをほんの少し
看護師さんが作ってくださったのですが、
病気のため味覚が変わったようで、
父は一口しか飲めませんでした。

ですが、おつまみのビーフジャーキーは気に入ったようで、
固いのを少しずつ食べています。

しばらくみんなでわいわい過ごしていると、
「すみません、もう少しで1時間たつので」
と、看護師さんが申し訳なさそうに言いに来られました。

いつの間にか、けっこう時間がたっていました。
面会時間もかなり大目に見ていただいたようです。

「お父さん、また来るからね」
と言って、4人で病室を後にしました。


父の、これが最後になるであろう誕生会と、
母の日のお祝いを、
スタッフさん達の協力のおかげで
思った以上に盛大にすることができたし、
両親の最高の笑顔も見ることができました。

また、娘達、妹、妹の夫、それに私の夫が
協力してくれたおかげで、
家族のコラージュを作ることができました。

さらに、noteを読んで応援してくださった方々のおかげで、
自信を持ってプロジェクトを進めることができました。

これら全ての方々に、
心から感謝を申し上げたいと思います。

本当に、ありがとうございました!!

父の寿命が、1分でも、1秒でも、
のびますように・・・。







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