母の謎理論
何の予定もないのでミステリーを読みふけっていたところ、
妹からLINE電話がかかりました。
特にこれといった用事ではなかったのですが、
そこは女同士の会話で約1時間(^_^;)
LINE電話様々です。
夕食後、今度は母から電話がかかりました。
「歩~、電池が32個も出てきたの。持って帰ってもらっていいかしら?」
「あのね、お母さん。お母さんがいるっていうから持って行ったんだよ」
「そうだったかしらねえ」
「私もおかしいなと思って『この前持って行ったでしょ?』って聞いたら、
『よく使うから(電池が)なくなるの』って言ったじゃない」
「そうかねえ。あの頃は私、おかしかったのよ。
ようやく落ち着いて整理したらたくさん出てきたの」
まあ、無理もありません。
去年の3月から、施設への入所、父の入院、父のお葬式、
母の入院と退院、伯父のお葬式・・・と様々なことがあり、
母はちょっと混乱していたのです。
今は混乱からも脱却し、落ち着きを取り戻しているようです。
「お母さん、電池は腐るものでもないし、お母さんには
もうしばらく元気でいてもらわなくちゃならないから、
そのうち使うわよ。そのまま置いておいて」
「そうねえ。100歳までだったら使うかねえ・・・」
「大丈夫。絶対使うわ!」
先日
「できるだけ長生きしてね。100歳でも120歳でも!」
と話したことを、母はちゃんと覚えていたようです(^_^)
電池の話が片付いたところで、母は雑誌のことを言い出しました。
「歩~、『文藝春秋』届けてくれてるでしょ?
あれ、読むのやめようと思うの」
「なんで?」
「最近あまりお腹空かなくてね、
考えたら『文藝春秋』を読み出してからなの。
面白くてずっと読んでたから。だから持ってこなくていいわ」
・・・・・(-_- )
「お母さんが読むって言うから『文藝春秋』を先月払い込んだのよ。
あれ1年間だから、今やめるともったいないわよ」
「あら!それはもったいないわね!」
「それに、『文藝春秋』は何十年もずっと読んできたでしょ?」
「うん、読んできた」
「だからそれと食欲は関係ないと思うよ。
気になるなら、毎日ちょっとだけ読むようにしたらいいんじゃない?」
「そうね、じゃあ、そうするわ!」
やれやれ・・・。
時々謎理論を言い出す母ですが、「もったいない」は効いたようです(^_^;)
さて、明日の夕方には長女が帰ってきて、
明後日の昼頃には次女が帰ってきて、久しぶりに家族4人がそろいます。
明後日は長女と次女を連れて母の面会にも行く予定です。
母には面会の時刻は伝えていますが、
長女と次女が行くことはまだ伝えていません。
私からのちょっとしたサプライズです(^_^)V