【相続税の準備8】母の電話&元職場へ(2600字)
眠っていると、枕元のスマホがヴン!と1回鳴りました。
あたりはまだ暗く、時計を見ると6時!!
母からです・・・(-_- )
その後鳴らないので、間違えてボタンを押したのかなと思いながら
そのまま寝ました。
するとまた、ヴン!と1回鳴りました。
スマホを見るとまた母からで、時刻は6時20分・・・(-_- )
「一体母親は何をしているんだ?」
と思いながら再び寝たのですが、熟睡中に起こされたためか
その後は深く眠れません(>_<)
何度か目を覚ましたり寝たりを繰り返した後、
ごそごそと起き出しました。
パソコン作業等をしていると、昼過ぎに母から電話がかかりました。
実家のこと(実家じまい)をあれこれ心配するので、
「お母さん、心配しなくて大丈夫だって。
T君(不動産屋)の会社の人が、ちゃんとしてくれているから」
と言いました。
「そうかしら。揉めるようだったら私が出て行って言うわ」
「いやいや、お母さんが出なくていいわよ。
(司法書士の)K君やT君たちが全部考えてしてくれているから、
お母さんは何にも心配しなくていいからね」
「そうなの。ありがたいねえ。涙が出る・・・(T-T)」
どうも母は、一人で勝手に心配するところがあります(-_- )
「ところでお母さん、朝の6時からなんで電話してきたの?
間違えて(ボタンを)押したの?」
「ああ、あれね、あれは家のことが心配だったから電話したのよ」
「お母さん!6時からかけてこないで欲しいんだけど!」
「だって、時計の見方を間違えたのよ。
だから『もうこんな時間』って思ってかけたのよ」
一体何時と間違えたのでしょうか・・・(>_<)
13時半頃、昨日電話した郵便局に出かけていきました。
施設に入っている母と、亡くなった父の10年分の取引履歴がほしいことを
伝えると、電話のことを思い出して下さったようです。
母に書いてもらう委任状を持ってきて、
書き方を丁寧に説明してくださいました。
父の場合は通帳自体がないので、
「貯金等申請書」というものを書きました。
それから、母が郵便局の保険に入っているため、
入院費の申請もお願いしました。
こちらも委任状が必要とのこと。
母に会った時に、がんばって書いてもらわなくてはなりません(^_^;)
保険の申請に必要な物も、窓口の方が丁寧に付箋に書いて下さいました。
・領収書
・通帳(保険金の振込先)
・保険証書
さらに、「家族登録」「指定代理」をしておくと今後いいですよ、
と言われたので、それもあわせてお願いしました。
あとまだ銀行と信用金庫にも行かなくてはなりませんが、
今日は元職場にも夕方行く必要があります。
無理をせずにもうひとつ用事だけ済ませて帰宅しました。
元職場には、ICT関係のことを30分ほど頼まれています。
15時頃から、流れを何枚かの付箋に書いてまとめました。
15時50分頃家を出て、16時到着。
担当のYさんは体調不良で帰られたそうですが、
もう一人のHさんがいろいろ対応して下さいました。
準備をしたあと、16時15分開始。
すると、開始早々電話が鳴りました。
見ると、案の定母からです(^_^;)
「お母さん!今は無理だからあとでまたかけるね!」
と言って電話を切りました。
やれやれ・・・。
気を取り直して続きです。
私からの説明はなるべく少なくして、参加者(任意です)同士の交流や
自分の仕事で使えるものを作る時間を多くとりました。
30分で無事終了。
そのあと、HさんやUさんといろいろな話しをして
元職場をあとにしました。
帰り際、Hさんが袋に入った供花をそっと渡して下さいました。
父な亡くなったことを知ったHさんとYさんが、
わざわざ準備して下さったのです。
Hさん、Yさん、ありがとうございました!
夕食後、母に電話をかけました。
「ごめんね、元職場に行ってたから。で、どうしたの?」
「ちょっと待って、5分後にかけ直して」
というわけで、5分後に再度電話しました。
「歩、そっちに袋が行ってない?こちらにないの」
この「袋」とは、お風呂に行ったり洗濯物を入れたりするのに使う、
百均で買ったビニール袋のことです。
「こちらには、この前持って帰った花柄のが2つと、
ちょっと小さめのが1つしかないよ」
「そうでしょ!だからこちらには全然ないの!」
「いやいや、あるはずよ」
「探したけどどこにもないの」
「あのね、白い袋が2つと、ミッキーマウスの袋が2つ、
それに小さめの白い袋が1つ、全部で5つあるはずよ!」
「どこにもないのよ」
母は「ない」の一点張りです(-_- )
こちらにはないので、絶対5つあるはずなんですが・・・。
まあ、後にあって「あった」ということが多いので、
きっとどこからか出てくるでしょう。
とりあえず明日3つは持って行くので、
しばらく買わずに様子を見ようと思います。
さらに母の電話は続きます。
「それから、電話を切るときはどうするんだったかしら?」
「赤いボタンを押せばいいのよ」
「そのあとおかしくなるの。へんなのがいっぱい出て分からないの」
?????
「全然分からないんだけど。なんでへんなのが出るの?」
「知らないわよ。分からないからあちこち触ってたら
どんどん出てくるんだもの」
?????
もう、謎すぎます・・・(ToT)
「どんな画面が出るの?」
「そんなの知らないわよ。だから、今度会ったとき、
紙にやり方を書いてね」
「前、紙にやり方書いて渡したでしょ。それを見た?」
「そんなの見てないわ。探す元気がないもの」
・・・・・。
母がスマホで電話をかけたり受けたりするだけで、
何十回練習したか分かりません。
その甲斐あって、電話だけは大丈夫だと思っていたのに・・・(T_T)
(スマホは簡単モードにして、すぐ電話できるように私や妹の
ボタンを作ってあります)
母の話だけだと全然分からないので、
今度会ったときに見てみることにします。
「電話を切るのはどうするんだったかしら?」
「赤いボタンを押せばいいのよ」
「じゃあ、やってみるね。やるわよ!」
「はいはい」
ブチッ。
すると、すぐ母から電話がかかりました。
「やっとできたわ。じゃあ、またやってみるわよ」
「どうぞどうぞ」
ブチッ。
それを何度か繰り返し、母の電話は終わりました。
そんなわけで、今日母からかかってきた電話は9回!!
歴代最高記録?です(^_^;)
母の電話で始まり、母の電話で終わった1日なのでした・・・。