断行してきました
こんにちは!訳アリ投資家タケダです。
先週金曜日に以前記事にした断行の立ち会いに行ってきました。
滞納による建物明渡訴訟から強制執行の申し立てをへて、ついにそのクライマックスの強制執行、いわゆる「断行」する日を迎えました。
といってもそんなに劇的なことは何もなく、あっけないほど淡々と進んでいきました。
鍵を開けるまで
12時半から開始なので10分前に集合するように保証会社の方から言われていました。結局、30分以上早く着いたのですが、すでに荷物を運び出す運送会社の方は来ていました。
軽く挨拶すると、「今回は荷物が少ないと聞いているので1時間もしないうちに終わると思う」と教えてくれました。何度もこういう現場を経験して手慣れた感じでした。
しばらく玄関前で待っていると、ワイシャツ姿とポロシャツ姿のおじさん2人が現れました。失礼ですが、その辺の飲み屋にいそうな雰囲気の(笑)
保証会社の方と会ったことはなかったので、この人たちがそうなのかと思って挨拶すると、どうやらこの人たちが「執行官」とのことでした。
「じゃ、鍵開けてくれる?」
いつのまにかそこにいた鍵屋さんに、2人組が言いました。
僕は家から鍵を持ってきていたので、それを伝えて鍵を開けると、
「あ、鍵開いたから、鍵屋さんもういいや」
といういかにも軽いやり取りがされます。鍵屋さんも来たからには請求が発生するようで、請求書だけxxさんに送っておくと執行官に伝えてすぐに去っていきました。
中に入る
鍵を開けると、荷物を運び出す方々が入っていきます。いつの間にか5人ほどに増えていました。
そして執行官も中に入っていきます。
ちょうど二人の間にある奥の壁に緑のテープで貼られた書類があります。
これが「公示書」で、入居者に明渡しの催告をするとともに、明け渡さない場合には強制執行を行う旨が記載された警告書です。
荷物を運び出す
あとは写真にあるような入居者が置いていった物を運び出していきます。冷蔵庫や電子レンジもありましたが、それ以外はゴミ袋や箱に入ったゴミでした。
それを5人ほどで運び出します。
僕がやったことは、運び出す方にどれが僕のもので、どれが処分対象かを伝えるくらいです。
賃貸時にもともと残置物として付けたままにしていて、今後は不要なエアコンも言えば持って行ってくれたかもしれませんが、無用な騒ぎを起こさないことを優先して、入居者のものだけをお願いしました。
あとは執行官と雑談をしていました。
鍵を開けてから30分ほどでしょうか。掃き掃除もきれいにして、作業終了を運び人が執行官に伝えました。
執行官から僕に強制執行が完了した旨と注意事項が伝えられました。
「鍵はすぐに交換するように。この訴訟は今日でいったん終わり。もしこの後入居者が戻ってきたとしたら、それはまた裁判のやり直しになる」
このあとすぐに解散となり、空の家だけが残されました。
まとめ
どうやら、2週間ほど前に執行官が催告をしに来て(緑のテープで公示書を貼っていった日)から中のものが移動していて、さらに、この断行日の2日ほど前に来て書類を投函した郵便受け自体がなくなっているとのこと。だから入居者は少し前までここに来ていたはずだとのことでした。
前回書いたように、裏切られたモヤモヤを断ち切る日にしたいと思いましたが、最後までこの家に来て何かをしていった入居者に何だかやっぱりモヤモヤします。まあきれいなまま残してくれたから、それはラッキーなのかもしれません。
おまけ
便利屋さんも一緒にいたので近くのラーメン屋にランチを食べに行きました。
ラーメン小と350円の半々チャーハンを頼んだのですが、来たのがコレ↓
ラーメンは小ですが、普通サイズです。
圧巻なのは横の茶色い山。半々チャーハンです。
半々チャーハンを置いていくときに店主が「タッパー必要だったら言ってね」とのこと。迷わず、「最初にタッパーに入れてください」と伝えたら、お祭りで焼きそばとかが入っている透明のタッパーぎっしり2つと、お茶碗山盛り(それも普通の山ではない)に再編成されて出てきました。
便利屋さんが頼んだ小ライスもお椀に山盛りで、形がダチョウの卵みたいになっていました。大ライスは注文時に制止されました。
どういうコンセプトなのかよくわかりませんが、金銭的なコスパは良くても環境負荷が気になるお店でした。
ちなみに、半チャーハンと1050円のチャーハンもありました。食べきったら無料になるみたいなことは書いてありませんでした。
ではまた!
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