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名古屋市長選挙2024

 投票日前日という遅すぎるタイミングですが、この選挙の候補者の政策と、明日の開票結果予想を記事にします。


河村前市長の後継、広沢一郎氏について

 広沢一郎氏は河村前市長が後継指名した候補者であり、私の推す日本保守党の事務局次長を務めています。
 市民税減税、名古屋城天守の木造復元、市長給与800万円など、河村前市長の政策をことごとく継続する主張をして、立候補しています。
 日本保守党の百田代表は、「広沢氏はぜひ国政へ」と言われたようですが、やはり河村前市長の市政を継承するのは広沢氏しかいないとして、ゆずりませんでした。
 広沢氏は、それだけ魅力のある人物ですが、地元名古屋市とはいえ、それほど知名度がないことが課題です。
 私は、広沢氏の人柄にも惹かれているのですが、それ以前に、市民税減税の継続を訴えている候補が、彼一人ということからも、市長にふさわしい人は広沢氏だけと断言できます。

主要な既存政党が推薦、大塚耕平氏について

 大塚氏は3つの負担ゼロ(給食費、敬老パス、がん検診)を掲げて、立候補しています。市民税減税については効果を検証した上で判断とし、市長給与は審議会に委ねるとしています。
 私は、この大塚氏の主張が非常に残念であることと、また彼を応援する国民民主党の対応にも非常に残念に思うのです。

 大塚氏は、市民税減税は効果を検証するといいますが、前市長の重要政策に白黒つけずに民意を問う選挙に入るという態度に非常に残念に思います。
 結局、市民税減税にずっと反対してきた自民、公明、民主などの主要政党に推薦されているので、減税継続なんて口が裂けても言えないのだと思います。
 そして、この態度が批判され増税派だと言われたら、私は元祖減税派だとか、わけのわからない主張を始めました。
 あくまで私の勝手な想像ですが、大塚氏は個人的には市民税減税は続けたいのでしょう。しかし、推薦してくれる政党におもねって、減税継続とは言えないのです。
 このような態度では、市長になれば、減税をやめることは容易に想像できます。
 仮に、減税は効果がなく止めるのだというのであれば、堂々とそのように主張すべきです。ただし、その場合は、市民に負担をせまるわけだから、市長給与は最低でも前市長と同額でやるべきだと思います。

 大塚氏をバックアップする国民民主党は、国政では、いわゆる103万円の壁といわれる減税政策を打ち上げて、衆議院の議席を多数確保しました。
 そんな政党が、なぜ名古屋市の市民税減税を継続させないのでしょうか?
 大塚氏に減税継続を迫るぐらいしないと、一貫性がありません。
 こんなことでは、減税なんてやりたくない財務省、そこにおもねる自民党立憲民主党にいいようにやられて、結局、国政でも減税なんてできないでしょう。
 もし、大塚氏が市民税減税の継続、市長給与も800万円継続を主張していたら、広沢氏は大苦戦となったことでしょう。

名古屋市長選挙の結果予想

 私は広沢氏を推しているので、客観的な予想ではないかもしれませんが、それでも、2つの根拠を持って、今回の選挙は広沢氏が勝つと予想します。
 1つ目は、中日新聞の情勢調査によると、75%の名古屋市民が河村前市長の4期15年の市政を評価すると回答していることです。河村市政の継続、とりわけ市民税減税の継続を主張しているのは広沢氏ただ一人です。
 河村市長の名古屋での絶大な人気が、広沢氏の強力なアドバンテージになっていることは、間違いありません。

 2つ目は、市民税減税の廃止や、名古屋城天守の木造復元の中止を訴える候補者が複数いることです。今回の選挙情勢は広沢氏と大塚氏の2択といってよい情勢ですが、3番手候補である尾形氏は、これらの政策について大塚氏と同じ主張をしています。
 つまり、これまでの市政に反対の意思をもっている有権者の票が、割れてしまうということです。
 逆に言えば、後継指名はされていないものの、河村市長の政策を全部引き継ぎますという候補者が現れた場合、こちらも票を割ってしまい広沢氏の票を食った可能性があるのです。
 それが今回、まったくないことも、結果的に広沢氏を有利にしています。
 このような2つの根拠を持って、今回の選挙は広沢氏が勝つと思います。もしかしたら、圧勝といえる差をつける可能性もあると思っています。

最後にこの政策を推したい

 さて、私は名古屋市民ではありませんが、今回の選挙にはかなり肩入れして、広沢氏を応援しています。
 日本保守党推しだからということもあるのですが、実は、私が最も関心を持っているのは、河村前市長が進めていた名古屋城天守の木造復元です。
 この政策に賛否あることは承知しています。城なんて興味ない人もいるでしょう。
 しかし、私はどうしても、江戸時代の建築をそのままを記録した図面をもとに、復元された名古屋城の天守を見たいのです。
そして、減税や敬老パスもいいですが、それは今を生きる自分たちのための政策です。
 ただ、本当にそれだけで良いのでしょうか?
 自分たちのことも大事だけど、一つでも良いから後世に何百年と残る可能性のある事業をやりませんか?
 スペインのサクラダファミリアを連想しました。
 あんなものが名古屋に残すことができれば、名古屋市民の、いや日本国民の誇りになると思っています。

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