同僚から「フリーランスと企業とが交わす業務委託契約書のひな形ってないですか?」と聞かれたら【ひな形/Wordで無料ダウンロード可能】
あなたが後輩や同僚から、フリーランスと企業との間の業務委託契約書のひな形ってない? などと聞かれた際の、理想的な回答例とひな形を提案します。
おつかれさま!
フリーランスと企業との間の業務委託契約書の作成について、聞きたいことがあるんだって?
じゃあ、以下に、フリーランスと企業との間の業務委託契約書のポイントについて説明するね。
発注内容の具体的な記載
発注の内容や仕様は、できるだけ具体的に記載することが重要。
誰が読んでも十分理解できるように工夫して。
あ、「どうやって具体化したらいいのかわからないよ!」 ってときは、以下の記事で紹介しているやり方が参考になると思うよ。後でチェックしてみてね。
https://note.com/takecyan/n/nc8da51accf17
著作権が含まれるときは?
フリーランスとの契約っていうことは、フリーランスの方に、文章や画像や、なにかしら作品などを作ってもらうことが多いよね?
そんな場合、著作権など知的財産権が発注内容に含まれることが多い。
だから、譲渡する権利の範囲(あるいは許諾する範囲)を明確にする必要があるよ。
著作権の譲渡なら、著作者人格権を行使しないことを合意する文言を入れることが一般的だよ。また、知的財産権の譲渡にあたっては、報酬にその知的財産権の分の対価も含める必要があるから、忘れずに確認しよう。
納期も確認しよう
いうまでもないけど、納期も大切なポイントだね。
締め切りをお互いが確認できていないと困るから。もちろん口頭ベースやメールのやりとりなどで確認はできるけど、契約書の方でも齟齬が無いようにしたいところだね。
なんらかの役務を提供する場合は、「締め切り」というよりは一定の「期間」で提供されることになるだろうから、書きにくいかもしれないけど、その場合も、期間を具体的に記入することが望ましいとされているんだ。
例えば、委託期間を「○○年○○月○○日から○○年△△月△△日」のように明確にすることで、双方が納期について正確な理解を持てるわけ。
下請法に気を付けよう
企業とフリーランスとの間での業務委託契約となると、企業の資本金額によってはおそらく下請取引に該当してしまう可能性が高いかな。だから特に支払期日に注意が必要だよ。
支払期日は、下請代金支払遅延等防止法が適用される場合、役務提供日から60日を超えて支払期日を設定することは違法なんだ。
コンプライアンスにも配慮して、契約書上も、下請法違反にならないように支払期日を設定しておこう。
以上が、フリーランスと企業との間の業務委託契約書についての基本的なことだよ。何かわからないことがあったら、気軽に聞いてね。
え? 「いいからひな形をくれ」だって?
・・・そうだよね。💦
以下が、一般的なひな形だよ。
Wordでもダウンロードできるようにしておくから、ちょっとは参考になればいいな。
Wordファイルダウンロードはこちら。
追伸
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