色は複数のイメージを持っている
そっと目を閉じてみましょう。
赤色と言ったらどのようなイメージが思い浮かべますか?
では次に、白と言ったらどうでしょうか?
同じ色を問うても、人それぞれ別のイメージを持つのではないでしょうか?きっと、私と皆さんでも違うと思います。
色は複数のイメージを持つ
色のイメージといっても、「一般的な色のイメージ」と投影法などで読み解く「色の象徴性」があると言われていますが、両方は似ているようで完全には一致しません。
時代によって流行があることや、国によって異なるイメージがあるせいだと言われます。
1つの色には異なるイメージがある
色のイメージが複雑なのは、常に相反するイメージがあるからだと言えます。
例えば黒のイメージは、原始の時代における闇の体験からこれを「恐ろしいもの」と捉えるか、恐ろしさを変換して「頼りになるもの」と捉えるかでは、ベースが同じでもまったく異なる方向へ発展していくのです。
イメージが複数ある理由
私たち人間は色を言語で捉えているため、どのような色を指しているのか本当のところは不明なのです。
例えば、文献で「緑」と記されていても、それが青を指していたり、あるいは濁りかかった灰色みの緑を指していたり、または鮮やかな黄緑を指していたりと実際にはかなり異なっていることがあります。
色が持つ二面性のイメージを理解できると、色はかなり使いやすくなり役に立つと思われます。
文化や宗教が与える影響
また、宗教による自然観の違いも色のイメージが確立されていく経緯に反映し、大きな影響を与えると言われているようです。色の原初的な体験が、どのような感覚につながり、その後、各文化の中でどのように変化してきたのかを踏まえてみると、色のイメージに生じた違いを垣間見ることができるようです。
私たちは、何気なく色に対してイメージを感じているのですね♪
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