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人は忘れゆく生き物
先日、友人と電話している時に、友人の親友である女性の話になった。なんでもその女性は、彼氏と最近電話する頻度が減って寂しいと相談を受けたそうだ。
お互いに社会人で、時間が合わず、連絡を取る頻度も減ってしまっており、その女性は寂しいと思っているとのこと。
彼氏さんに直接言ったら?と思ったが以前にも連絡頻度の事で喧嘩になり、その際にしっかり伝えたら改善してくれた。
よくある話だなぁ、と耳を傾けつつもふと疑問が浮かぶ。何故、その彼氏さんは同じ過ちを繰り返しているのだろうか?
「慣れ」
人間には、良くも悪くも慣れという慣習があります。
まず、他の生き物よりも環境に適応することに長けているというメリットがあります。
新しいクラス、チーム、職場、バイトetc..)
もっと広い視野で見てみると、テレビやインターネットの普及、文明開化などもあるでしょう。
今挙げたのは、良い意味での慣れです。
では、悪い意味での慣れにはどんなものがあるか?
例えば、冒頭で挙げたカップルの話がまさにそうです。
初めはお互いの要求を伝えて、相手の要求に応えようと行動します。しかし、繰り返す日々の生活の中で気づかないうちに少しずつ、気が緩んでしまい、これくらい大丈夫だろう。と、妥協してしまいます。
(妥協がすれ違いを生み、別れてしまうなんて話も良く聞きますよね。)
慣れの恐ろしいところは、気付きづらいところでさ。今この瞬間に僕、私は新しい環境に慣れました!なんて言える人はほとんどいないとはずです。
印象的だったその瞬間は、時間が経つにつれて徐々に風化していきます。それは己の心に留めた事であっても忘れていってしまうのでしょう。
忘れてはいけないこと
人間は誰しも、他の人間と関わる生き物です。他人と一切干渉しません!なんてことはまずありません。
しかし、段々と大人になり歳を重ねていくにつれて何を勘違いしたのか、まるで自分が1人で生きてきたような顔をしている人をたまに見かけます。
別に「俺は1人で生きてきたぜ!」って言い歩いている訳ではありません。しかし、その人の言動を見れば一目瞭然です。
置かれている環境を当たり前だと思い込み、上手くいかないと不満を露わにし、自分の思い通りに事を運ぶための言動を繰り返してしまうのです。
家族、友人、恋人、恩師、関わってくれた人々が自分にしてくれた事、かけてくれた言葉、想い、忘れていませんか?
あの日誰かに誓った事。成し遂げると心に決めた事。慣れて忘れてしまったそんな時に、過去の自分を思い出してみませんか?
大切な人達の言葉や想いは原動力になり、何かを成し遂げようとする志しに強く働きかけを起こしてくれるはずです。
惰性と怠惰に負けそうになっても、何度挫けそうになったとしても
誰かの想い、輝いていたあの頃を振り返ることで、自分自身を奮い立たせるちょっとした活力になるんじゃないかなと思います。
明日は何者になる?(byハイキュー)
それでは、また。