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絵描きで生きる決心
絵を描いていると
行き詰まり、思うように絵が描けないという時は誰にでもあるだろう。
私もそんな経験は、何度もあった。
きっかけは、様々だ。
それは
他人からの感想や指摘だったり、
また、クライアントとの仕事の場合、
これに“否定”や“却下”が加わる。
落ち込むよね。
『誰の為でもない、自分のための絵を描いてみるといい』
ベルギーの絵本作家のキティクローザのアドバイスだ。
私は、筆が止まると、いつも…この言葉を思いだすことにしている。
これは子どもの頃の感覚を思い出す
お呪いのようなものだ。
そして、目の前の作品と関係ない
『いたずら描き』をする
これで、
立ち直れることも多くなった。
子どもの感覚に戻る
子どもが描く絵は、どうしてあんなにのびのびしているのだろうか?
それは、きっと、
こうあるべき、という余計な概念が絵を描く邪魔をしないからだろう。
出来栄えや周りの感想など気にしない子どもの絵は、ダイナミックで実にいい。
パウル・クレーも、パブロフ・ピカソも子供の描く絵の特性を活かして、
それを自らの作品に取り入れていたらしい。
デッサンや構図などとことん学んだ後に子どもの頃の感覚に戻るのは
なかなか難しい。
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作業に没頭し、気持ちに入り込んでいる時、子どもの頃の感覚がふわっと、
湧く瞬間がある。
そんな時、頭の中のゴミのような思考はどこかへ消えてしまい、
絵は一気に仕上がる。
魂を売る
「売り絵を描くな!魂を売ることになる」
こんなセリフを聞いたことがあるだろうか?
これは美大に通っていた頃に、仲間たちの会話によく出てきた言葉だ。
『売る為に絵を描くことは、芸術の追求の邪魔になる』
そんな、最もらしい固定概念が蔓延していた。
(今の美術大学はどうなのだろう?)
ではどうやって、生きていく?
『絵を描いて生きていきたい』
でも、絵は売らないで生きていくということ?矛盾しているよね。
同期で画家をしている者は殆どいない。
目の前の悩み
『目の前のことで悩まなくていいよ、大丈夫!もう暫くしたら、次のもっと大きな悩みが来るから』
これは、悩み続けて前に進めない友人に投げかけた言葉だ。
他者に言っておきながら、
気がつくと、
自分を励ます時にも登場させていた。
悩んで先に進めない時、理由を探すことをしていた。
原因を見つけ明確にして安心したいのだ。でも、もう、それはやめることにした。
見つけた原因は、全て言い訳になるから。
個展の開催
綿密な計画を立てて、実行に移したわけではない。
感情に刺さって、無計画な決断だった。勢いが必要だった。
でも、展示の日程を決め告知をした日から、
私の生活全てが,ものすごいスピードで、変わり始めた。
ウジウジ、グタグタ、それまで考えていたことは、他人ごとにさえ思えた。
そして、展示した絵は、たくさんの方に観ていただくことができた。
絵が売れる
初めて、絵が売れた瞬間のことは、今でもはっきり覚えている。
嬉しい気持ちで、全身の力が抜け、大きく息を吐いた。
そして、弱音を吐いていた自分にも伝えた。「やっとスタートラインだ」
「魂を売る?」
魂を込めた絵を売るよ
これからの私
作品を購入してもらう機会が増えると自信も付いてくる。
そして、作品についての感想は、
次のステップへの原動力になる。
ARTはコミュニケーションのひとつ。
私の中にあるイメージを“かたち”にして外に出し、
それらを観た人は、それぞれのイメージで受け取る。
なんだか不思議な循環だ。
絵を描いて
私の作品を観てもらう機会をもっと増やしたい。
「私の作品を通じて、
あなたとの新たなつながりを楽しみにしています。
展示会場でお会いしましょう。
お待ちしております。」
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