
でんぱ組エンディングに寄せて ②初めての現場
みなさん、明けましておめでとうございます。
しかし本当にめでたいのでしょうか。
明日から2日間の幕張で、ついに我々のでんぱ組.incがエンディングを迎えてしまうのですから。
まぁもちろんこうなったら全力で楽しむしかないってわかってるんですけれども。
でもそんな簡単にいくわけないじゃないですか。
しかし、メンバーたちはもっと複雑な気持ちでいるでしょうし。
7人の新たな門出を祝うために、我々ヲタクがとにかく楽しく送り出す、ということが大事なんじゃないかなってこの半年以上ずっと自分に言い聞かせています。
でもお別れが苦手なぼくなので。
そう簡単にはいかないでしょうね。。。
そんなわけで、今日は初めての現場、でんぱ組にとっての初めての武道館を思い出しながら書いてみようと思います。
私とでんぱとの出会いはこちら。
そう!
出会ったんですよ!
不思議な魅力満載の面白そうなアイドルグループに!
コレはライブで見てみたい!!!!
しかし、その前はに乗り越えるべき大きな関門があったんです。
それは、
ヲタク
当時のヲタクのイメージといえば(電車男のイメージに変に引っ張られすぎだけど)
①バンダナ
②ダサいメガネ
③ネルシャツor/andハッピ
④語尾は「ですな」「ですぞ」
⑤ボソボソ早口で話し、聞き取れない
⑥変な臭いがする ...etc
そんなわけで、現場のハードルが勝手に高くなっていたわけです。
ドラマ「最高の離婚」のライブシーンを見て、「ヲタ芸」にさらに恐怖を覚え。
自分みたいなただの音楽好きがミーハー心で現場を汚してはいけない。
そんな感じでずっとYoutubeを眺めるだけの日々が続いていて。
その間にでんぱの神々なるものの存在を知り。
何となく夜中起きていてみた時に知ったんです。
「え?武道館行くの?」
と。
武道館ならくるりのLiveで行ったことあるし。
あの雰囲気ならワンチャンしれっと行ってみても大丈夫なんじゃ?
そう思ったわけです。
そうして武道館のチケットを取るためにファンクラブにも入った私でございました。
冷静にこうやってみると、まんまとマーケティングの誘いに乗っかってしまっただけのおじさんに見えなくもないけど。
でも考えずに乗っかるって結構大事ですよね。
と歳をとってきてより思うようになりました。
若い頃って謎のこだわりとか、変な倫理観?道徳観?世の中の不思議なルールとか偏見に縛られがちだったなぁ、と思う今日この頃。
そういう意味ででんぱとの出会いは、世の中の色んな価値観や、自分が知らなかった世界をこじ開けてくれた、そんな未知なる世界との遭遇だったんですね。
ありがとう、でんぱ組。
そして、さらに自分に現場に行くきっかけをくれた人。
その人こそぼくが人生で初めて「推し」というものを認識させてくれたねむきゅんこと夢眠ねむさん、その人なのでございます。
ねむきゅんが話していた「オタク研究」。
そうか、自分の中で凝り固まっていた「オタク像」。
これを見に行く、実際に触れるいいチャンスじゃないか!
勝手にそう盛り上がり、より武道館への熱量が上がったのを思い出しました。
なんて人事のようにオタクについて考え始めた私。
しかし自分の人生を振り返ってみると、
・好きなバンドが出来た
→そのバンドはどうやって出来たのか
→どんな音楽を聴いてきたのだろう
→とりあえず好きなバンドが聴いていた音楽を聴いてみる
→以下上記の繰り返し
のようなルーツ聴きというようなdigり方は日常。
横のつながりや、周りの文化を調べる、などとにかく掘ることが好きな自分に気付いたわけです。
コレってまあまあなオタクムーブかもしれない。
さらにねむきゅんが「オタクは現代のパトロン」的な発言をしていて
(ここはうろ覚えなので、間違っていたらご指摘願います)
今の文化はオタクが支えているのか。。。と目から鱗が落ち。
ますますオタクの生態に興味が湧いていく私がいたわけです。
そんなわけで初めての武道館に行くわけですが。
行くなりメイドっぽい女の子がサイリウムを売り歩いているんですよ。
え?何これ?
武道館っていう箱なのにこの謎の世界観は?
あれ?名札?
そうか、ここはディアステなのだ!
と当日気づくという。
お前digるの好きとか言いながら全然でんぱの歴史digってないじゃん。
何なら今までの活動とかも全然調べてないじゃないか、という。
そこは勘弁してください。
ビビりながら漁っていたもので。
そんなに踏み込む勇気がこの頃の私にはなかったんですよ。
今の自分を知っている人にこんな話をしたら
「昔話だからって下に盛るのは無しでしょ」
「え?今更照れてる?」
とか言われかねないわけですけど。
でも当時はちょっとオタク文化でも覗きに行ってみましょうか、的な謎の勘違い文化人気取りのヌルヲタという一番中途半端でしょうもない存在だった私です。
そんな私が思い出す武道館の感想。
「クリアファイルがある!この絵めっちゃ好き!チケット代安いのに!」
みたいな表面的すぎる入り口に始まり。
(あ、ちなみにこのクリアファイルまだ現役で使ってます)
そしてステージが始まったけど遠いし小さいし。
見辛いし何だろう・・・
あれ?ひょっとして、これがディアステのステージの再現!?
何という演出!
と気付いた時からはあっという間で。
ちゅるりで火が吹いた瞬間に、あー、もう売れたんだ。
すごいぜ、でんぱ組。
コレは記念すべきいい場所にいてしまったのでは。
となるわけです。
はっきり言ってもう虜ですよね。
妻と友人グループと一緒に見に行き、終わった後は感想戦をして。
これ普通のオタク集団じゃん。
すっかりどっぷり浸かった私でございました。
そういえば、この記録自分語りばっかりじゃねーか。
今更気付いてしまいました。
各メンバーへの気持ちは、また後でゆっくり書こうと思います。
しかしこうやってまとめていたら、最初の武道館に行った時のワクワクを思い出してきました。
幕張への不安が少し薄くなってきたような!?
次の記事は幕張以降に書きますかね。。。
次は他界の危機〜ねむきゅん卒業編で書く予定です。
乱筆長文を読んでいただき、ありがとうございます。