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アナ雪2を観ながら『大人の秘めた感情を解放する子供の力』に驚いた話

人がやりたいことをやり続けられるように、いたい状態でいられるようにということをテクノロジーの力で支援できるか?ということに挑戦しようと立ち上げたAug Labもあっという間に半年以上立ちました。

事務局メンバーがこれまでの活動のレビューのようなインタビュー記事を作ってくれました。

・人を中心として本気で向き合うことの重要性
・とにかくプロトタイプを作ってみることで分かったこと
・オープンイノベーションを進める中で感じた大変さやBTC人材の重要性
・「Aug Lab」の今後の方向性

など、たくさん話したのを大いに編集頂き、纏めて頂いてます。笑
それぞれの個別の内容については、おいおい詳細な想いを書いていきます。

今回は「そもそもAug Labはどんなことを目指しているのか」を改めて考えさせられる出来事があったので、それについて書こうと思います。

舞台は映画館。妻と娘と「アナと雪の女王2」を見に行きました。5歳になる娘は初めての映画館です。ポップコーンを買うことも、開閉式の椅子に座ることもなんだか楽しそう。

娘にとって予定外だったのは、大量の予告編が流れることだったのでしょう。始まる前から若干眠そうな感じになってました。本編が始まっても、妻は必死に眠らさないようにしてます。そりゃそうです、お金払いましたから!

ところが、しばらく大人しく観ていた娘が、突然、ケタケタと笑い始めました。「オラフ」が小ネタを連続的に実施するシーンだったと思います。親である私がちょっと恥ずかしくなるくらいケタケタと声を出して笑いだしたのです。クスクスというレベルは明らかに超えていました。

そんなシーンが2,3回続いた後、オラフがまた小ネタを挟みました。

その時です。今度は逆サイドに座っていた女性からケタケタと笑う声が聞こえてきました。見た目は女子高生や女子大生のような感じです。

それまでのシーンでもおそらく彼女は面白いと思ったシーンはあったと思います。でも声を出しては笑えなかった。家族で家で見ていたら、声を出して笑ったかもしれないシーンでも、映画館ではお行儀よく見るという気持ちは、恥ずかしさ、大人という点でよく理解できます。

その恥ずかしさの壁は、娘の恥ずかしさなどなくケタケタ笑う声で崩壊したのでしょう。躊躇いもなく、笑っていました。

まさに「内に止めていた感情が解き放たれた」、という感じです。

Aug Labが目指す1つの領域は、この辺りにあります。もちろん自分の現状能力以上のことをやることが良い時もあるでしょう。一方で、本来的には備えもっている自分の能力や感性を最大限活用する、内に秘めたものを解放し、自分らしく生きる。そんなことを支援する、きっかけを作ることができたらなぁと。

そして、面白かったのは、笑いはドンドン電波するということ。娘起点かは分かりませんが、その場で口に出して笑う障壁は確実に下がっており、前の席の人たちもケラケラと笑うようになっていきました。

まるで下の動画のような感じで広がっていきそうな、素直に気持ちを表現しようという連鎖が起きていました。

さらにテレグ・シヴァーズがリーダシップやムーブメントの起こし方を紹介【TED Talkしているように、ちょっとしたきっかけで人は行動を起こし、集団となり、大きなパワーとなるものです。

子供の持つ素直な心を実現するのはナカナカ難しいかもしれませんが、Aug Labも人の魅力を引き出すきっかけとなるプロダクトやサービスを作れればと思います。

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安藤 健/ロボット開発者
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