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WIREDと徒然草と。
今週は国際ロボット展もあり、プレス発信もし、ということで色々と書きたいことがありますが、そちらはまた今度ということで。
今月のWIRED様で、現在進めている「身体や感性の拡張技術によりWell-beingを目指す『Aug Lab』活動」について書いて頂きました。テクノロジーに関連する仕事をしている身としては、大変嬉しい想いです。様々な場所で丁寧に取材頂きましたWIRED関係者の方々へ感謝申し上げます。
書いてある内容自体は、以下に書いたり、話している内容とも近い内容かと思いますので、中身自体は割愛し、今回はなぜAug Labの取組みをWIRED様で紹介して頂いたのか?について書いてみたいと思います。
なぜWIRED様にPromoteして頂いたのか?
シンプルに言えば、『テクノロジーとヒトとの関係を徹底的に考えているTOPメディア』と思ったからです。もちろん、テクノロジーについて詳細に扱っている影響力のあるメディアも他にも沢山ありますが、個人的な印象としては、WIREDという媒体は、テクノロジーによって、少し先の未来の世界や暮らしがどう変わるのかという視点が強いという印象を持っています。
今回のAug Lab活動は、もちろんテクノロジー自体も特徴あるものにでればと思っていますが、それ以上に『社会におけるテクノロジーの意味・役割に対する取組み』だと思っています。そのような視点で相性が良いのでは?と勝手に思い、Promoteして頂きました。
そして、まだ何の成果も出ていない今の段階からTOPメディアに拘ったのは、Aug Labの活動方針とも関連しています。それは、『恥をかくことを恐れずに、TOPに飛び込もう!』というものです。
Aug Labで主に活動しているメンバーの多くは、エンジニアです。『デザイン思考』『Well-being』『感性・こころ』について、たぶん真剣に考えたことはありませんでした。私も含めて、はっきり言ってド素人です。
勿論、色々と勉強してからアクションを起こしても良かったかもしれません。徹底的に勉強、調査、分析し、Well-beingという領域にどう攻め込むかという自分たちの戦略設計をしてからの方が、確度は上がったかもしれない。でも、やってみてから考えようということでやっています。VUCAな時代です、テーマ的にもやりながら軌道修正する方が良いのではと。
ただし、やってみるからには、中途半端にやるのはやめよう!。馬鹿にされるかもしれないし、門前払いを受けるかもしれないけど、業界や世界のトップの人たちに突っ込んでみようという想いだけは持っています。
吉田兼好の『徒然草』150段にも、以下のように書かれています。
能をつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。うちうちよく習ひ得てさし出でたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ひ得ることなし。いまだ堅固(けんご)かたほなるより、上手の中にまじりて、毀(そし)り笑はるるにも恥ぢず、つれなく過ぎて嗜む人、天性その骨(こつ)なけれども、道になづまず、みだりにせずして年を送れば、堪能(かんのう)の嗜まざるよりは、終(つい)に上手の位にいたり、徳たけ、人に許されて、双(ならび)なき名を得る事なり。
天下のものの上手といへども、始めは不堪(ふかん)の聞えもあり、無下の瑕瑾(かきん)もありき。されども、その人、道の掟正しく、これを重くして放埓(ほうらつ)せざれば、世の博士にて、万人(ばんにん)の師となる事、諸道かはるべからず。
簡単に言えば、『ヘタでも上手い人に混ざっている人の方が、隠れて練習する人よりも上達が圧倒的に早い』ということです。もう少し詳しい説明は【こちら】の方を読んでください。
というわけで、色々なTOPの方々へ積極的に絡んでいきますので、絡まれた方、嫌がらないでください。笑 そして、無知な我々に対しても、これまでにご協力頂いている【RCA様】【石川善樹様(前編・後編)】【コネル様】【慶應大学南澤教授様】を始めとして多く方々に改めて感謝します。
もちろん、自力は付けながらも、引き続き『徒然草 150段』戦略で行きたいと思います。
人を「拡張」するロボティクスは、勇気と根気から生まれる:パナソニック「Aug Lab」の挑戦 https://t.co/A9CpDoqYwa #最新記事
— WIRED.jp (@wired_jp) December 19, 2019
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