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Wemake NIFCOプロジェクト 今までで一番エキサイティングだった戦いが終わった

2022年8月30日今年一発目の課外活動でのファイナルプレゼンでした。自動車部品サプライヤーでもあるニフコさんが主催された新規事業共創プロジェクトに参加させて頂きました。

「オドロキ、巻き起こせ」 NIFCO Mobility Challenge
と題したwemake主催の一般の方にアイデア公募をしてニフコさんが事業化検討を進めていくというプロジェクトです。私はこれまでニフコさんを知りませんでしたが「オドロキ、巻き起こせ」というキャッチーなコピーに惹かれ、何々どんなことやってるの?と興味関心の赴くままに、新たなモビリティーの提案ということで、今までに考えてきたアイデアと現在の市場動向や社会動向なを織り交ぜつつ提案応募をさせていただきました。

たまたま一次審査を通過することが出来て、約三ヶ月間という短い期間ではありましたが、ニフコ社員のメンターさんと伴奏させて頂きました。今回感じたことは、今まで参加してきたwemakeプロジェクトの中でも最もエキサイティングなプレゼンになったということでした。


ニフコさんのここ凄い!
その① 社長も会長もプレゼンに参加

最終プレゼンは、会社総出で参加頂き、な、なんと、、、
社長も会長も審査員として参加してくれていました!

本気度が違う...

正直そう感じました。

提案コンセプトに社長や会長自ら質問していただいたり、コメントを頂けるという機会はなかなかありません。

サプライヤーメーカーとしてではなくて、新たな領域にチャレンジするマインドを感じられる発表会となりました。TAKEBONの提案は会長と社長からはお褒めの言葉を頂けたので大満足です。コンセプトの分析方法、カスタマージャーニーからの課題発見とそのソリューションの独自性について評価頂けました。また事前に配布したアンケート調査結果も好評だったようです。今回は仮に設定したコンセプトが市場の需要性があるかどうかを把握するために、使用意向がどれくらいあるか、購入意向がどれくらいあるか、さらにそこから導き出される収益の見込みまでシミュレーションを行いました。

ニフコさんのここ凄い!
その② メンターさんが熱い!

ニフコさんが凄いのはトップだけではありません。

メンターさんが非常に熱いんです!!


新規事業に掛ける想いは並々ならぬものがありました。例え外部の一投稿者のたわいもない話も、真剣に聞いて頂き、常に学びの姿勢を崩さない謙虚な姿勢と、将来像を一緒に語り合うフェーズでは活発な意見交換をさせて頂けました。

具体的な顧客は本当は誰なのか?まだボヤっとしている。アバウト過ぎるという正直な意見も頂きながら、当事者意識を持ってプロジェクトに一緒に取り組んで頂けたことにこの上ない喜びを感じました。wemakeのプロジェクトによっては、メンターさんに受け身な人も多い中、ニフコさんはかなり事業企画案を出しやすい雰囲気を作ってくれていました

ネガティブにならず前向きに議論出来たことも良かったです。市場調査をする中で、競合を発見しアイデアがかなり被ってしまい、企画案が倒れそうな時にも、、、
「競合情報がインプットされたことで、軸が出来ました!ここからさらにブラッシュアップするチャンスですね!」
と超前向きな意見を頂き、励まされ、推進力を持って企画をアップデートしていくことが出来ました。

共創するためのマインドセットがあるメンターに感動

企画やアイデアが出しやすい雰囲気作りは、他者と共創する場合にはすごく重要です。共創するためのマインドセットは場作りにあると言っても過言ではありません。
例えば、話をしても、反応がなかったり、懸念ばかりを伝えてくるような場合だと、なかなか飛躍的な発想は出しにくくなりますよね。そうではなくて、
「もっとこうしたらどう?」
「こんなの思いついたんだけど!」
と、議論がどんどん前に進む会議って楽しいじゃないですか。

そうなんです。会議が待ち遠しかったりするプロジェクトは成功しやすいんですね。常に何らかの気づきがあったり、発想するワクワク感があったりお互いに刺激し合える仲間がいるチームって雰囲気が良いですよね。そんな理想のチームがこのニフコのプロジェクトでは実現しました!

自主的に役割を担ってくれる仲間の存在に感動

メンターさんも優秀な方でしたが、一緒に商品企画を考えてサポートしてくれた気の合う企画仲間にジョインしてもらえたことも成功の要因でした。プロジェクトが難航を極めそうになった時にも、自らアイデアを考えてきてくれたり、専門的な知見から客観的なアドバイスを貰えたり、忙しくて手が動かせない時に代わりにデザインをまとめてくれたり。

状況に応じて、穴が空きそうなパートをみんなが適材適所で、自主的に買って出てくれて役割を担ってくれました。忙しい中でも、現場のリアルな生の声を複数人インタビューしてくれたり、漠然とした指示でも明確なイラストをクイックに表現してくれたり、最終リハーサルの段階でも忖度なく本質を突いた議論の種を撒いてくれたりと、各フェーズでターニングポイントになるタイミングで迅速に動いて貰ったおかげで、完成度と説得性の高い事業企画を提案することが出来ました。

事実に基づく仮説検証を回す

今までと違うアプローチが出来たことが収穫だったように思います。特にターゲットユーザーが抱えている課題を検証した上での提案が出来たことが、非常に良かったと思います。今までは自ら考えた企画に固執するあまり、なかなかユーザー目線でプロダクトの機能検証が出来ずにいたこともありましたが、今回は自分のアイデアは捨て去り、あくまでユーザー視点を貫けたことが大きな成果でしたし、自分の成長にも繋がったと実感しています。

メンバーはターゲットユーザーと日々コミュニケーションを取っているプロフェッショナルです。現場で働く従事者視点での意見は非常に切実でもあり、率直な強い課題感を打ち出すことが出来たと感じています。僕一人ではこの課題発見は全く上手くいかなかったはずです。当事者との接点がなく、当事者意識になりにくい環境でしたが、そこを埋めてくれたのが友人たちでした。

共創の醍醐味は新たな視点を獲得することにあります。
今までにない視点です。気づきにくかった課題感をリアルに描写出来ました。今回のプロジェクトではこの本質を学び、理解することが出来ました。

結果はまだ出ていませんが、今までの課外活動の中でも、一番面白く、良い提案が出来たと自負しています。良い結果が出ることを楽しみにして待つことにします。


2022.10.12追記
結果発表がありました。な...なんと、優秀賞に選ばれました!!
https://www.wemake.jp/projects/116/concepts/prizes

審査講評
実際に買い物に行けなくなった高齢者のヒアリングにより、高齢者にとっての「買い物の価値」を「継続的に買い物に行けることの意味」にまでリアルに深掘りできている点、買い物動線における高齢者のペインポイントを専門家の知見を交えながらプロダクト機能で解決するところまで具現化できた点を高く評価しました。 また、具体的に購入意向率や価格設定、販売戦略までしっかりと提案に織り込めている完成度の高さも高評価につながりました。

ここまで明確に評価頂けて大変光栄です。今後の励みになりました!





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