スパーズレポ vsユナイテッド
プレミアリーグ第22節、トッテナムvsマンチェスターユナイテッドのマッチレポートです。
非常に悔しい結果となりました。。。
前半終了間際に先制され、後半猛攻撃を仕掛けるもデヘアのビックセーブに阻まれ続け、追いつくことができずに試合終了。
今季リーグ戦6敗目を喫し、首位のリヴァプールとの勝ち点差が9にひらいてしまいました。
これまで通り局面に分けて書いていこうかとも思ったのですが、今節は攻撃のシーンがかなりの時間で見られたので、そこを重点的に見ていきたいと思います。
30分間の猛攻撃
後半序盤は互いに決定機を作る展開でしたが、65分頃からはスパーズが一方的に攻め続けていました。
しかしデヘアがビックセーブを連発。
何回決まったと思ったことか。。。
赤で囲んだのがGKのセーブ数。
下の帯みたいなのにマークされた点がセーブをした時間帯です。
デヘアのセーブ数は11で、すべて後半。相当押し込んでいたことがわかります。
後半は何度も相手を崩すシーンが見られました。
結果的に得点とまではいきませんでしたが、スパーズはかなりいい内容の試合をしたと思います。
崩しの形
ポジショナルな攻撃を展開するときは、大抵サイドを経由します。今節のスパーズにもサイドからの崩しのパターンが見られたので、それを紹介します。
<左サイド>
左サイドからの攻撃は、以前は大外でもらったデイビスがクロスをあげるシーンがよく見られたのですが、まったくうまくいってなかったためか最近はその頻度が大幅に減少しました。
ここ数試合のデイビスは、エリクセンに預けることが多いです。
ただ、ダイレクトでの崩しも1試合に1回ぐらいは見られます。この試合もデイビスからケイン→ソニー→エリクセンと繋いだ形はきれいでした。
動画あげようと思ったら消されてました(>_<)
代わりにウルブス戦での似た形を載せときます。最初のシーンです。
<右サイド>
シソコとソンフンミンの関係が非常に良くなっています。シソコはパラレラで抜け出すチャレンジをよく行いますし、ソンフンミンはライン間のハーフスペースで受けるのもうまいので、2人とも裏抜けと下がった位置でのSBのサポートがこなせます。2人とも動きが被らないように臨機応変な選択をしているのでトリッピアーもクロスをあげやすい状況ができていると思います。
また、エリクセンからのサイドチェンジもパターンのひとつです。
デイビスからエリクセンがボールを受けてターンしたときにはトリッピアーが上がり始めており、パスが通るとトリッピアーは余裕を持ってプレーできます。ダイレクトで折り返したりするアイデアもあって面白いです。
攻撃陣の特徴を活かした攻撃
<ラメラのオフザボールの動き>
ラメラはパスを受ける動きがうまい選手です。ボールを渡した後も素早く次のプレーに移ることができますし、3人目の動きもできています。
<アリのボールを受ける動き>
ラメラが中盤のスペースに顔を出すのに対して、アリは相手最終ライン付近でボールを受けるのが非常にうまいです。
いつもボールを受ける前に相手に気づかれないぐらいの動きでポジショニングの微調整をしています。
<ケインのサポートに努めるジョレンテ>
交代で入ったジョレンテを使った攻撃もおもしろかったです。CLのPSV戦頃からケインとのコンビネーションが確立されていて、今節も終了間際にこの形から決めてくれるか期待しましたが、惜しくも決まりませんでした。
攻撃の核
後半これだけチャンスが作れたのは、マティッチやエレーラがかなり下がりめだったことや相手の前線の守備能力の低さから、エリクセンが中盤のスペースでボールを持つことができたからだと思います。エリクセンの起点から何度もチャンスを作りました。
正直かなり勝ちたかった試合でしたが、デヘアを褒めるしかないと思います。2位との勝ち点差も開き、離脱する選手が続出して不安しかないですが、頑張って苦しい時期を乗り越えてほしいです。
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