古ポジ建築再構築プロジェクト#02_中古住宅は選択肢としてありか
こちらのサイトは、一級建築士事務所を営む夫と、その妻が、それぞれの目線から購入した古民家をめぐる物語を紡いでいます。かつて一世を風靡した某テレビ番組のビフォーアフター的な分かりやすい経過と結果、匠のしごとも良いですが、それ以上に古民家を手に入れてしまった夫婦の素朴な驚きと日常をお伝えしたいと思っています。
古建築をポジティブに!
建築士の私が中古住宅を選んだ理由
私は建築設計を生業としていますが、私が仕事で関わる場合は新築住宅がほとんどでリフォームは1割前後です。
日本の住宅ストックは総世帯数に対し16パーセント多いそうです。
溢れた16パーセントは(約850万戸)空き家となります。
(空き家の内訳:賃貸用、売却用、二次的、その他)
※詳しくは国土交通省 住宅ストックの資料
今後は人口の減少にともなって、ますます空き家が増えることでしょう。
さらに都市部にくらべて、地方のほうが空き家が増えるスピードは早いと予想できます。
だからといって「みなさん空き家の活用を!」なんて、ここでは言いません。
どっちかというと「空き家の中古物件なら安く買えるんじゃない?」ってことです。
あたりまえですが一から、土地を購入し新築住宅を建てようとすればかなりの予算が必要です。
また昨今の建築資材の価格高騰や住宅ローン金利も考えないといけません。
そして結論を先に言うと、私たちは実際に中古住宅を購入しました。(結構な低価格で)
ミドルエイジ夫婦二人と猫一匹が暮らすための家づくり。
さてさて、どうなる?
次回は、選んだ物件の概要なんかを書いていこうかなと思っています。
T Takebayashi