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新型コロナの影響を受けている経営者の皆さんへ
新型コロナウイルスの影響で売上が減りそうだな、減っている、という方に、ぜひ「今」やってほしいことがあります。もうちょっと様子を見てから、ではなく、「今」すぐにです。お金が無くなってから、対策をしてももう遅い場合が多いのです。もちろんもうやってるよ!という方も多いと思います。まだまだという方は「今」すぐに取り組みましょう。(これは4月14日現在の情報です)
1、まずお金を借りよう
まず重要なのはすぐにお金を借りることです。え、どうせ返さなきゃいけないんじゃないの?借りたくない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、無金利か超低金利なら使わなければいいだけです。お金は急になくなるもの、今借りれるだけ借りておきましょう。
まず日本政策公庫の無金利、利子補給のお金を借りましょう。日頃付き合いのある銀行から、債務保証と利子補給を受けて借りてもいいです。補正予算が通るまではできませんが、申し込みが増えるので今のうちに申し込んでおきましょう。経済産業省のわかりやすい表がありますので参考にしてください。
2、納付猶予を申請しよう
法人税・所得税・消費税などの国税の猶予を受けましょう。また、地方税の猶予も受けられます「市町村の名前 地方税 猶予」で検索してください。。社会保険料も猶予されます。水道ガスといった公共料金も猶予されます「市町村の名前 公共料金 猶予」とか、「市町村の名前 水道料金 猶予」とかで調べましょう。電気代や電話料金も猶予されます。損害保険や生命保険なども猶予されます。
これらの猶予にあたって、猶予したからといって不利な扱いを受けることはありません。どんどん猶予してもらいましょう。どうせ払うんでしょ、といっても、あとで収入が入ってくるようになったら算段をつけることはできます。危険なのは、収入がないのに漫然とお金を垂れ流し、現金がなくなっていくことです。ぜひ利用しましょう。
3、支払い猶予・賃料減免の交渉をしよう
絶対にかかってくる賃料やリース料金なども支払い猶予や賃料減免の交渉をしましょう。このご時世出ていかれたら家主も困るものです。減免交渉がうまく行かなくても、少なくとも猶予してもらいましょう。
ただし仕入れ先に交渉するのはちょっと考えものです。あそこは危ないという噂が立ってはたまりません。本当にやばくなるまでは交渉するのは家主や公共系のところにしましょう。
4、計画休業をしよう
仕事がないのであれば、ぜひ計画休業してください。雇用調整助成金は9/10出ます。仕事が全然ないわけじゃない、っていう場合でも、間引き出勤するなど計画的に休業すると負担が減ります。
5、キャッシュフローをよくしよう
緊急時の原則は、入金は早く、出金は遅くです。入金がクレジットカード払い等もできるのであれば、今すぐ現金決済のみにしましょう。逆に出金はクレジットカードや掛け払いで行いましょう。
6、出血を止めよう
とにかく在庫を絞りましょう。納期が多少かかってもこのご時世文句を言われるぐらいで済みます。リース・サブスクリプションは解約しましょう。ネット環境なども解約してすごく困るということや、解約違反金が発生するというような場合以外は、いったん解約してしまいましょう。
7、ニュースよりも経産省・厚労省・県・市のWEBサイトを見よう
昨今新型コロナウイルスのニュースが多すぎて、情報を効率的にとることができません。正直報道機関も大混乱しています。こういう時はニュースを見るのをやめて、経産省・厚労省・官邸・各都道府県・市町村の対策ページ(一覧)を見ましょう。
とにかく先に手を打つ
上記の話は多少の手間はかかりますが実施しても損になることはありません。こういう時はあとで、慌てすぎたな、といわれるぐらいでちょうどよいものです。上記のことは今すぐできることです。補正予算が通ればいろいろ給付金も出てきますが、まだ申請できません。まず今できることをやりましょう。
ぜひ全ての皆さんが「慌てすぎた」と胸をなでおろすことができるように祈っています。