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[JC論]バッジ貸与式の意味
日本JCでは議長・委員長以上に会頭からバッジが貸与されます。また、各LOMの理事長にも日本JCから理事長バッジが貸与されています。おそらく多くのLOMでも役職者に理事長からバッジが貸与され、役職が終わると返還する形をとっていると思います。
日本JCでは役職に就く際の儀式といえば、バッジ貸与ぐらいしかありませんが、外国のNOMやLOMに行くと宣誓式があります。その内容はだいたいこういうものです。
私は○○の役職を能力の限りを尽くして誠実に遂行し、
JCの哲学と理念を体現し
常にJCの定款と規則を守り、実施することを誓います。
(原文は英語)
宣誓式では右手を挙げて上記の文を読み上げて、理事長や最上位の役職者からバッジをもらうことになります。
ポイントは2行目の「JCの哲学と理念を体現し」というところだと思います。英語ではliving example、生きた実例と書かれています。JCの哲学であるところのJCIクリード、理念であるところのJCIミッション、JCIビジョン、日本であれば綱領や宣言文、といったことを体現することを誓っているのです。
単に役職を遂行して、ルールにのっとるだけではJCの役職者としては不十分です。JCの哲学と理念を体現する人間となってこそ、役職者にふさわしいわけであり、だからこそ役職者は特別なバッジを貸与されるわけです。
新たにバッジを貸与された役職者の皆さんにおかれては、ぜひJCの哲学と理念を体現する生きた実例となっていただきたいと思います。