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JC論:青年会議所の使命ってなに?
青年会議所の使命は明るい豊かな社会を築くこと?
違います!綱領にある「明るい豊かな社会を築き上げよう」というのは、「われわれJaycee」であって、青年会議所ではありません。
青年会議所の使命=ミッションは、毎回唱和している通りJCI Missionです!
JCI Missionの意味
JCI Mission:
“To provide development opportunities that empower young people to create positive change.”
JCIミッション:
より良い変化をもたらす力を青年に与えるために
発展・成長の機会を提供すること
まずより良い変化をもたらす力とはなんでしょうか?これは、一言で言えば運動を作れるということです。青年会議所でどうやって運動を作るのかは、「運動の作り方」で詳しく書きました。運動を作れれば、家族・友人といった人間関係、組織や顧客や取引先といった企業だけでなく、社会や国家をも変えていくことができます。
その力を青年に与えるために、発展・成長の機会を提供するのが青年会議所の使命な訳です。どう発展・成長するかというところは、「JCで何が得られるか」で詳しく書きましたが、要は能力と、人脈と、実績が得られるわけです。これらを得ることのできる機会を青年会議所では提供しています。あくまで機会であって、発展・成長を約束しているわけではありません。機会をつかまなければ、何も起こらないのです。
青年会議所が提供する機会の特長
では、青年会議所が提供する機会の特徴はどこにあるのでしょうか。
一つは違いに触れるということ。
青年会議所は単年度制で組織もやることも毎年変わっていきます。各種の大会の場所も内容も毎年変わります。国際ミッションに行けば文化や考え方が違う人々と出会えます。今まで自分が置かれた環境から飛び出して、今まで自分が接していたのと違う人、違う事業、違う役割、違う環境、などなど、様々違いに触れることができます。決まりきったことを学ぶのではなく、違いに触れる機会が数多くあること、これがJCの提供する機会の特徴なのです。
もう一つは助け合うということ。
多くのLOMでは、例会の出席率の発表のあと、このようなアナウンスがあります。
「本日の例会の内容や感想を、本日欠席したメンバーに伝えてください。」
そして実際に例えば委員長は次の委員会で例会の話をしたりします。誰しも忙しい中でJC活動をやっているのですから、全部の機会に参加できるとは限りません。しかし、そんな時、機会から得られる学びを自分のものだけにせず、助け合って学びを共有する。そんな助け合う精神性こそが、青年会議所を特別なものにしているのです。