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JC論:継続事業の整理の方法

先日の「継続事業の続け方」の記事を書いたところ、日本JC第50代会頭の土屋龍一郎先輩から継続事業の考え方についての素晴らしいメッセージを頂いたので、許可を頂いて転載します。

まず地域にとって良い悪い、LOMにとって良い悪いの4枠のマトリックスに1つの継続事業をカテゴライズします
1) 客観的に評価して地域にもLOMにも✖︎と判断したらすぐ中止します。
2) 地域にもLOMにも良い事業は継続。
3) LOMには意義があるけれど地域に評価されていない事業は、単に「継続」にしか意味はないので中止します。多くは先輩から引き継いだ、「昔は意義のあった」 事業です。又は合併したLOMはそれぞれ抱えていてやめられなかった事業です。
4) 地域にとって意義があるけれどLOMの負担が大きい事業。これは地域に移管します。 ただし受け皿の組織は決断した年の理事長中心に受け皿組織を立ち上げます。そのくらいの責任は直前理事長以降も負わなくてはなりません。しかし将来のLOMが負う苦労を少しでも軽減することは役員経験者の責務です。

継続事業の整理をいつやるか?
それは「今年度」です。私が講演会で上記の話をすると理事長が「良い提言を頂きました。次年度予定者によく伝えます。」という先送りばかりでした。
キラーyear は周年の年です。
「周年を機にこの事業を整理しました」という大義名分は先輩を黙らせます。理論的にはめちゃくちゃなんですが。
高度成長期の時代背景から始まった継続事業がいまだに現役を苦しめています。
「やめる会議」をお勧めします。

100%そのまま転載ですが、多くの人に知ってほしい素晴らしい考え方なので、見やすいように表にしてみました。

継続事業どうしようか、という議論をされているLOMは今すぐこの表を元に見直しを始めるといいと思います。ちなみに、私が先日書いた記事は、この第1象限の「効率化して継続する」のところですね。

土屋先輩ご指導本当にありがとうございます。

しかし、土屋先輩が50代で、私で68代ということは、すでに18年前には継続事業の考え方は確立していたわけで、未だにこういう議論があること自体、なかなかJCにおいてノウハウの継承というものは難しいものなのだと感じさせられました。


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