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JC論:余興を行う目的

JCでは様々な機会で余興を行うことがあります。一見無駄に見える余興ですが、その目的は何でしょうか?

能力獲得の機会の提供のため

青年会議所の使命は成長と発展の機会の提供です。もし余興をやったことがなければ、青年会議所でやる余興は「安全に」余興スキルを上げる機会です。余興が滑りまくっても何の問題もありません。

余興スキルなんていらない、と思う人もいるかもしれませんが、それは完全な誤りです。余興スキルは、あなたに一発逆転のチャンスを与えることがあります。自分は何があっても絶対に評価される天才で、人から足を引っ張られることも一切ない君子だと思っている(のだとしたら単なる馬鹿だと思いますが)のでなければ、長い人生において身に着けておいて損のない能力です。

活躍の場を設けるため

あまり事業では活躍できないけれど、余興ならやりたいという人は必ず一定人数います。青年会議所はこういう人しかいらない、という会ではありません。全員の能力を発揮させてこそ、青年会議所です。他の人の余興スキルの向上のためにも、余興スキルのある人には十分にその能力を発揮してもらいましょう。

組織力向上のため

余興は大抵チームでやるものですから、チーム内の結束を急上昇させることができます。なぜなら明確な共通目標があり、安全に自由で創作できるからです。目標の共有、心理的安全性、高い自由度は素晴らしいチームの必要条件です。

また、忘年会のように参加者全員がチームを組んで余興をする場合、組織全体の一体感を演出することができます。また、余興で舞台に引っ張り上げられる人はヒーローとなるでしょうし、普段光の当たらない人にスポットライトが当たったり、と組織力を高めることができます。

お互いを良く知るため

青年会議所の出会いは初めは表面的なものです。そこからより深い関係になるためには、互いを良く知ることが必要です。余興は取り繕った表面ではなく、より深い所を見ることができ、お互いを良く知ることに繋がります。

振り返りのため

忘年会などで行われる余興は、その年一年を振り返る意味もあります。つらかった思い出や、大変だった思い出もあるでしょうが、そんな思い出を余興は笑い話に変えてくれるパワーがあります。そうして笑い話になったことで、その年が終わっても、長く話のネタになるでしょう。

良い思い出を作るため

卒業パーティーなどで行われる余興は、卒業生をより深く知ると同時に、その卒業生に良い思い出を作ってもらうため、という目的もあります。ただ、この目的は単なるおせっかいになることもあるので注意が必要です。

目的を理解して参加しよう

青年会議所は無駄なことをただ、無駄にやる団体ではありません。そこにはちゃんと意味があり、目的があります。あらゆる青年会議所活動がそうですが、目的を理解して参加することで、初めて価値が出ます。自分の狭い価値観で判断するのではなく、まずは目的を理解して参加しましょう。

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