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JC論:青年会議所における学び方

青年会議所には3つの学び方があります。一緒に学ぶ、教え合って学ぶ、やってみて学ぶの3つです。それぞれ特徴があります。

一緒に学ぶ

これは、主に講演会での学びです。青年会議所はその発祥から識者や著名人を呼んで話を聞くという活動を行ってきました。一人では聞けない話でも、みんなで呼べば聞ける。だからこそ、一人で学びえることを超えて学べるわけです。

ただ、このような学び方は近年価値が下がってきました。講演会の企画などどこにでもありますし、さらに言えばYoutubeなどでいくらでもいい講演を聞くことができます。

教え合って学ぶ

「教え合いの文化」は青年会議所を特徴づけるものの一つです。自分が青年会議所で学んだことがあったら、それを他のメンバーに伝える、そのことによって自分の学びはさらに深まり、「教え方」も身につけることができ、他のメンバーからの信頼が得られる。このように教え合うことには、単に一緒に学ぶ以上の大きな効果があります。例会の最後に司会が「今日来たメンバーは今日これなかったメンバーに今日の例会の内容を伝えてください」というアナウンスがあることがあります。これこそ「教え合いの文化」を示すものです。

そして、JCプログラムはこの「教え合いの文化」を仕組み化したものです。一定のマニュアルを作り、受講形式を決めることで、話をする人の個性を重視つつ質の担保を行っています。なかなか予算がなくて例会に講師を呼ぶのが難しいという場合でも、JCプログラムなら少ない予算でもメンバーにとって非常に重要な学びを提供してもらうことができます。さらに、話をする人もメンバーですから、同じ目線で話し合うこともできます。ぜひ活用してみてください。

やってみて学ぶ

やってみる、というのはまさに青年会議所の特徴です。自分がやったことがないこと、誰もやったことがないこと、それに恐れずにやってみることで、ただ話を聞くだけでは絶対に得られない学びを得ることができます。事業構築の仕組みなどはまさにその典型例です。成功しても、失敗しても多くのノウハウや考え方を学ぶことができます。さらに多くの人脈を得ることができます

しかも、当初の目的を達成できず失敗してもその責任を問われることはありません。思いっきりチャレンジできます。これは社会人となってからは簡単なことではありません。もちろん自分でお金を集めて、人を集めて何かのチャレンジをするということは近年珍しいことではありません。ただ、何らのネットワークも知識もなくそんなことができる人はごく一部でしょう。青年会議所は誰にでもその場を与えてくれるのです。

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