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JC論:後半戦の理事長への3つの問い

JCはどこでも1月から12月が任期ですから、7月からは後半戦ということになります。後半戦を迎える理事長にしたい3つの問いがあります。

1、理事長になった理由は?

あなたはなぜ理事長になろうと思ったのでしょうか?人から推されたからということではなく、自分の内的な動機として、なぜ理事長になろうと思ったかを考えてみてください。今のあなたの姿は理事長になろうと思った理由に応えているでしょうか?応えていないとしたらそれは何が原因なのでしょうか?今から何ができるでしょうか?

2、育てたい人材像は?

理事長の何よりの成果が人材の育成であることは共通認識だと思います。それでは、あなたが育てたい人材のイメージはどんなものでしょうか?副理事長にはどうなって欲しいでしょうか?委員長には?メンバーには?あなたが青年会議所で育てるべき人材はどんな人材でしょうか?

3、変えたいことは何?

あなたが変えたいと思っていることはなんでしょうか?地域/組織の問題点は何だと思いますか?これからこの地域/組織はどうなるべきでしょうか?この地域/組織には何が必要で何が不要でしょうか?

なぜ3つの問いなのか

この3つの問いは6月終了時点の理事長の過去、現在、未来を表しています。過去とは、理事長を志した理由です。その土台の上に今があるわけです。過去に理事長を志した理由に応える現在になっているでしょうか?理事長を志した理由と今理事長をしている理由はもしかしたら変わっているかもしれません。しかし、それはそれで良いのです。成長している証ですから。

6月末現在の理事長が取り組むべきこと、それはまさに人材育成です。次年度理事長を育て、次年度の役員やメンバーを育てていかなければなりません。その時に必要なことが人材像なのです。あるべき姿がなければそれに近づけることはできません。

未来とは、これからくる理事長後半戦と直前理事長という役職です。予定者期間と理事長を半年経験してきたあなただからこそ言えること、やれることがあります。それはLOMを変えることです。

組織を変えるのはあなた

JCの組織の中でもっとも、組織を変える力を最も持っている人、それは直前理事長予定者である本年度理事長だと思います。本年度としてやってきたからこそ言えること、それは「これは組織に必要がない」ということです。

単年度制で毎年組織を変えていけるのがJCのよいところですが、意外と理事長予定者には「やりたいこと」よりも「すべきこと」が多く見えてがんじがらめになってしまうものです。組織の作り方のところでも書きましたが、よい組織をつくるためには、できるだけこの「すべきこと」を減らす必要があります。

この「すべきこと」の整理ができるのは、理事長をやったことのない理事長予定者ではなく、理事長経験を直近でつんだ直前理事長予定者である本年度理事長です。「これはやらなくていいんじゃない?」そう自信を持っていえるのは「やってきた」直前理事長予定者だからです。それだけの信用が本年度理事長にはあります。

理事長予定者が「やる」をリードするとすれば、直前理事長予定者は「やめる」をリードする。先輩やメンバーがどうのこうの言ってたら黙らせるから、理事長は思いっきりやりなさい。そう言える直前理事長になって欲しいと思います。

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組織の作り方

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