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JC論:JCの規模と組織

JCの組織の規模はLOMによってさまざまです。理事長しかいない一人のLOMから、1000名を超えるLOMまで本当に幅が広いものです。これは対象としている地域の若者の数によっても変わってきます。JCは衰退しているかで説明したように、大体対象となる若者1万人当たり10人~15人ぐらいというのが平均的なJCの会員数です。当然地域の若者が少なければLOMの人数も少なくなってきます。大体世界の平均的なLOMの人数は30名程度だといわれています。

しかし、JCの場合規模の大小は問題になりません。単年度制というJCの特徴から言って、組織はその都度作るものだからです。組織の作り方で説明した通り、1年ごとにメンバーとやるべきこと、やりたいことをベースに構築すればよいのです

JCの組織で必ずなければならないもの、それは理事長です。青年会議所はアクティブシチズンの集まりであり、皆が能動的に行動する組織ですが、それでも組織に代表者は必ず必要です。内輪だけでやっているなら代表者がいなくてもいいのですが、外部と接するのであれば代表者がいないわけにはいかないからです。逆に言うと、外部的な代表者となる理事長がいれば、後の役職は何でも構わないということです。共有する目的のために、青年が能動的に活動できるように適切な役割と、役職があればよいのです

理事会その他の会議も必須とは言えません。人数が少なければ、理事会がなくとも全員で決めればよい(総会)のです。階層構造にするか、フラットな組織にするかも自由です。1年の初めに決めた組織で1年間やる必要もありません。実際年度途中で委員会を作るということも普通にあります。副理事長や室長や常任理事といった中間管理職が必要かどうかもよく考える必要があります。

うちは人数が少ないから、と嘆く必要はありません。組織が大きくても悩みはたくさんあるのです。大切なことは、組織を考えること、そして、メンバーを増やせるように行動するということです

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