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財政論雑感

今日財政均衡派の人と、どんどん金刷れ派の人との会話を聞いていて気づいたのですが、この二人がいつまでたってもかみ合わない理由は時間軸が違うから、ということです。

財政均衡派の人は「このままお金を垂れ流し続けるのを永久に続けられない」って言ってて、金刷れ派の人は「ここ数年は大丈夫だ」って言ってて、どっちも正しいけど、時間軸が違うから全くかみ合わない。

そして、どっちも正しく感じられないのは、結局、経常収支が黒字でGDPが増えないと、財政は何やっても均衡しないし、お金を刷り続けることもできないからです。
そして、財政を多少いじくったところで、そう簡単に経常収支は黒字にならないし、GDPも大して増えない。

本当に議論するべきなのは、今後日本がどうやって「持続的に」経常収支を黒字にするか、どうやってGDPを「持続的に」増やしていくかかということです。

要はどうやって、これからお金稼いでいくの?、どんな仕組みでやるの?って話です。そこが聞きたい。財政論に明け暮れる前に、お金を稼げる仕組みを議論してください。そして、お金を稼げる仕組みが決まった時に、改めてそこに投資するためにどこからお金を持ってくるかの財政論をしましょう。

ということで、もう財政論はしばらく聞く必要がないな、意味ないなと思った一日でした。

あ、だからって、AIがー、IoTがー、って、理解してないことを夢想するのはやめてくださいね。説得力ゼロですから。せめて、供給側じゃなくて、需要側の話でお願いします。

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