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GW前半|ホスピタリティはそのひとらしさのうえに芽生えるんじゃないかな

GW前半、東京に行ってきた。敬意をこめて、敬称略。ほぼ日が数年前からひらいている「生活のたのしみ展」と、mina perhonenがいくつかの店舗を同エリア内に出店している、馬喰町。どちらも数年来、行きたかったんですね。

生活のたのしみ展から。今年のコピーは「おもしろいことって、いっくらでもある!!」でした。

かわいいかわいい商品たち。


かいものの体験を楽しいものにする工夫がすごい。たとえば、レジの順番が来たことはこんなふうにおしえてくださいます。

どうやってこのアイデアが出てくるんだろう。生かされるんだろう。「お客さまをよぶときの札をかわいくしませんか!?」なんて発言が飛び出るミーティングがあるんだろうか。素晴らしいな。

あと、壁にかけられているショッピングバッグをひとつとり、ブースをまわるという導線設計もすごくよかった。そのバッグがまたかわいいの!「買うぞ!」という気持ちになりますね。

高校生のころからほぼ日を読んでいた。元任天堂社長の岩田さん、ビジネスデザイナーの濱口さん、ストラテジストの安宅さん、キャピタリストのピーターティール・・。ほぼ日で出会い、影響をうけたひとを数えだすとキリがない。そんなほぼ日のコンテンツのなかで、ときどきイラストで登場する「ホシノさん」。実在したんです。ほぼ日商品のブースに行くと、なんだか見覚えがあるおねえさんが。名札をみると「星野」と書いてあった。ホシノさんだ!

このときのぼくのテンションの上がりかたはちょっと異様で。ときめいた。ものすごく。推しに会うってこんな気持ち・・?「あの・・写真を撮ってくださることとかって・・いいですか?」なんて言っちゃったりして。

リアルな場所に参加し、ぼくはほぼ日から自分で思っていたよりも大きく影響を受けていたことに気づいた。生活のたのしみ展に足を運べたこと、そしてホシノさんと言葉を交わせたことで、ほぼ日へのエンゲージメントが爆上がりしました。ユーザーをこんな気持ちにさせること、すごくないですか・・?

そのひとがそのひとらしくいられることからでしか生まれない気持ちよさがある。ほぼ日は、「会社」というカタチをしたもののなかでは、そのひとがそのひとらしくいられる場所のお手本だと思う。

帰り際のぼくの笑顔、ほんとうに楽しそう。



mina perhonenへ。mina、神田の街に集中的にいくつかのショップをオープンされている。

飲食もされているとのことで、今回、行くことができました。「夢がかなった!」という気持ちになりながらドアをくぐる。


本日のスープの定食です。


ここでも、そのひとらしさを感じる、ものすごく気持ちのよい接客をうけた。

ほんとうのホスピタリティって、そのひとらしさのうえにしか生まれないんじゃないかな。

フォーマットを決めることが効率化につながることももちろん理解できる。minaのelavaにも、メニューというフォーマットがあるし、店内を美しく保つためのフォーマットは存在していると思う。けれど、その先は、信頼がある。あなたがあなたらしくいることがブランドらしさを伝えられるために最良なんだという信頼。ああ、こんなはたらきかたができるんだ。


ホシノさん、elavaで、お店のことをおしえてくださったおねえさん、生活のたのしみ展をつくってくださったみなさん、mina perhonenを保つみなさん、ありがとうございました。

「暮らしのどこを切り取ってもぼくは消費者としてしかいないな」ということに、すこし、葛藤している。葛藤は未来につながっている。それはさておき今回の東京での3日間は、最高に気持ちいい消費ができた。
もういちど。ほんとうのホスピタリティは、その人らしさのうえにしか育たない。確信だ。それは、たとえば介護なんかでもそうなんじゃないかな。そのひとらしさにふれたとき、心がうごく。「あなたを剥奪するはたらきかた」に未来はない、と思う。

グラデーションになることを望んでいますが、「消費者として」という側面はきっとこれからも人生の大部分を占める。だとしたら、そのひとらしさが生かされているものを選んでいたい。


いっしょに過ごしてくれた友人にBIG LOVE!を☺


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