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『王様戦隊キングオージャー』スピンオフ〈ラクレス王の秘密〉第1話感想

第1話


はじめに

 2023年年末、第42話で胸熱展開となった『王様戦隊キングオージャー』。この回の内容とリンクしているがゆえにサブタイトルともなった〈ラクレス王の秘密〉は、東映特撮公式YouTubeにて絶賛無料配信中(2023年12月下旬現在)の作品です。(今後発売予定のDVDセットにも入るようです)

 さて、このスピンオフは各話10分ほどの3話構成です。各話がそれぞれ、本編にラクレス様が持っているアイテムが出てくるタイミングなどで公開されているので、それぞれを配信開始時に観ている方、2回目の決闘裁判終了後に一気見した方、シュゴ仮面様が登場した時に観た方、41話後、あるいは42話後に見返した方……様々な方がいらっしゃると思います。ちなみに私は2回目の決闘裁判後に一気見して、折に触れて何度かリピートしました。そういう状態で述べていきますので、ご了承ください。

序章

 冒頭。本編と同じ五人の英雄とシュゴッドたちの伝説が描かれた映像が流れる。本編と同じくチキューの歴史が語られるが、語り部の声が違う。
 全ての始まりの国であり、最強を運命づけられた国、シュゴッダム。
 一人の人物が、ゆっくりと階段を登る。画面に映るのは足元だけ。
〈バグナラク復活予言の年、その運命を成し遂げるためにすべてを背負い、玉座に座る男がいた〉
 階段を登った壇上には玉座。シュゴッダムでただ一人しか身に付けられない正装をまとうその人物は、壇上の玉座に深く腰掛ける。ひじ掛けに両腕を乗せ、足を組み、正面を見据える。
〈その名も、ラクレス・ハスティー。これは、のちにシュゴッダム史上最悪の王と呼ばれた、とある男の物語である〉
 画面のこちらから見て左半分には、玉座に貫録たっぷりに腰掛けるラクレス様、右半分にはスピンオフとは思えないほどに凝ったデザインのタイトル登場。

 語りがカッコいいのでYouTubeより全編引用しました。足元、頭上、斜め横、正面と、語りやラクレス様の動きに合わせて様々に視点が切り替わるが、切り替わりのタイミングやテンポ等が絶妙なので、ラクレス様の威厳や孤高さがこれだけで伝わります。
 語りの声も、重みと渋みがあって聞き心地が実に良く、誰だったのか、1話最後のテロップを見るまで全く気付きませんでした。まさかカメジムだったとは……。

 ここより第1話本編です。

ラクレス王とべダリア

 シュゴッダム王宮内。棒付きの赤いキャンディを噛み砕く女性。彼女がいる場所は研究室、現在はオージャカリバーに似た造りの剣を解析中のようである。空中に表示される数々のモニターと、そのモニターを見ながら機械を操作している男性研究員がいる。
 女性は椅子に座っている。目の前の机の上には大小さまざまな大きさの瓶がいくつも置かれ、その中には様々な飴やら何やらが詰め込まれている。その他にも古めかしい本や紙など、色々な物が乱雑に積まれている。

 そこへ、ドゥーガさんが先導する形でラクレス様が現れる。女性は自分の席に座ったまま、飴を噛み砕いている。男性はラクレス様に気が付き、機械を操作する手を止め、モニターを消す。情報管理徹底してるな。
 男性がお待ちしておりましたと一礼する。ドゥーガさんが重々しく「べダリアは?」と問いかけると、男性=コフキが奥を示す。
 べダリアと呼ばれた女性は、コフキが呼ぶ声に応じず、飴をずっと食べ続けている。コフキは近くに歩み寄り、何度も声をかける。
 その間、ラクレス様は枠に囲まれた中で宙に浮いている(ように見える)、黄金色の刀身を持つ剣=オージャカリバーZEROを見ている。

 結局肩を叩かれて、ようやくべダリアさんが振り返った。コフキも若いが、べダリアさんも秘密の研究に携わるにしてはだいぶ若い。
 ラクレス様を視界に認めて、気だるげに「あぁ……、どうも」とだけ言うと、キャンディが食べつくされた棒を投げ捨て、立ち上がる。
 ラクレス様自体はさほど気にしていない様子だが、ドゥーガさんがべダリアさんの態度にどういうつもりだと詰め寄ろうとする。ドゥーガさんの言葉を封じるようにぶっきらぼうに「完成しました」と言うべダリアさん。その口調、大きめの研究用の上着のポケットに両手を突っ込んだ立ち姿、私のツボに刺さりまくり。

 それまで動かなかったラクレス様が「キングオージャーZEROか?」と問いかけながら早足で歩み寄り、べダリアさんの隣に立つ。
 「このシールドの向こうに」そう言ってべダリアさんが右手をかざすと、その下にシールドを操作するためのロック画面らしきものが現れる。
 べダリアさんが思い出したように小さな声を上げ、わずかに右手を引く。彼女にしか操作できないのか、手をかざさないと操作できない仕組みなのか、ロック画面が消える。
 べダリアさんの声に、ラクレス様が視線を前から彼女の方へと流し、わずかに顔を向ける。しかし、直接見ているわけでもない。
 顔は前に向けたまま、べダリアさんが問う。「これを開けたら、私は死に一歩近づくんですよね?」
 「ああ」と答えたラクレス様。視線を前に向けると、改めて宣告する。「あと二つ、オージャカリバーZEROの起動と壁画の謎、全ての研究を終えたら君は処刑だ」
 なかなかハードというか、非情な内容である。べダリアさんはふざけた口調で研究をやめて逃げようかなあ、とくるりと体を回転させる。ドゥーガさんが剣を抜く。べダリアさんが真後ろを向くと同時に、ドゥーガさんの剣が彼女の喉元に突きつけられる。何という腕前。王の護衛は伊達じゃない。

 振り返ったラクレス様はドゥーガさんの右腕を押さえ、剣を下げさせる。
 べダリアさんへと向き直るラクレス様。君はやめないだろう、と告げる口調は、処刑を告げた時よりも若干柔らかい。
「断言しよう。たとえ自らの死に近づいたとしても、君は研究をやめない」
 口調を改め、と言うより戻し、ラクレス様は再びシールドの方へと向く。べダリアさん、というより研究者の業を理解しているようなラクレス様の言葉に、それまで黙っていたべダリアさんが小さく笑みを漏らす。
 感情を消したかのような表情のラクレス様に、べダリアさんが告げる。「……でしたら、骨、拾ってくださいね」その言葉にも表情にも、覚悟と微かな哀しみのようなものがある。
 ラクレス様は、表情も口調も変えずに約束しよう、とだけ応じる。

 ラクレス様の返事に笑みを浮かべると、べダリアさんは息を整え、再び右手をかざす。
 研究所にいる全員の前にある、歯車や配管が所狭しと並ぶ大きな扉が左右に開く。白い煙が扉の向こうからこちらへと流れ出す。
 煙の中に巨大ロボットの頭部が見える。扉の向こう側は光源がないのか薄暗く、ロボットの目だけが青く光っている。その造形は〈キングオージャーZERO〉と言うだけあって、キングオージャーによく似ている。

 キングオージャーZEROを目にして、「もう動かないものかと……」とラクレス様が誰にともなく小さくつぶやく。その声は繊細で弱弱しい。
 私を舐めないでください、と飄々と返すべダリアさん。
 何年待たせたと思っている、と珍しくやや早口で言い返すラクレス様。

 この時のラクレス様は、キングオージャーZEROの完成に感動し、一人の青年に戻っているようで、口調がどこか可愛らしいです。
 スピンオフ全体を通して、キュンキュン度が上がりまくる場面です。
 
 キングオージャーZEROに改めて向き合うラクレス様。思わずその両手を握り締める。
「ハスティー家は何十年と……この時を待ちわびたのだ!」

 守護神キングオージャーがあるのに、ハスティー家がなぜキングオージャーZEROを求めていたのか。本当に完成を待ちわびていたのはハスティー家なのか。
 端的なセリフに、いくつもの謎が織り込まれ、行間の深さが底なしです。

 キングオージャーZEROを見つめるラクレス様の目に、わずかに涙が浮かぶ。ラクレス様を見ていたべダリアさんが彼に近寄り、萌え袖状態の右手でその左目を拭おうとする。触れたか触れないか、ラクレス様はべダリアさんの手を振り払う。
 すげなくされたべダリアさんは、ポケットから何かを取り出し、ラクレス様に差し出す。「飴舐めます?」唐突な申し出にラクレス様は顔を向けるが、受け取らない。
 そうすることが分かっていたというような顔をしたべダリアさんは、飴を持つ手を自分の方に戻し、包みを開く。包みの中の赤い球体をつまむと、口元に運び、丸ごと口に入れ、そのまま飲み込む。

 涙を拭いてあげようとする場面、べダリアさんの本当の人となりや不器用さ、それをそのまま受け入れるわけにはいかないラクレス様とか、萌えどころが満載です。
 それにしても、飲み込んだ玉の大きさよ……。丸飲みできるサイズではないような……。

 シュゴッダム王宮内・王の間。ドゥーガさんがべダリアさんに研究を任せて大丈夫だろうかとラクレス様に懸念を示す。「私の決定に不服が?」と玉座から問うラクレス様、口調よりも態度からにじみ出る圧が怖い。
 ラクレス様の決定やべダリアさんの研究者としての資質ではなく、人間性に疑問を持っているドゥーガさんが心配しているのは、べダリアさんがオージャカリバーZEROを持って他国へ亡命すること。彼が言うにはオージャカリバーZEROはシュゴッダムの初代国王から引き継がれる剣である。それならばまず第一に国宝だし、シュゴッダム国王の証だし、隠された力があるならば他国で解明されて利用されても困るし……様々なリスクを「亡命されたら」の言葉に込めるドゥーガさん、賢い。
「彼女はシュゴッダムのために働き、シュゴッダムで死ぬ」力を込めて語るラクレス様。ドゥーガさんに聞かせるようであり、自分の決意を確かめるようでもある。

ラクレス王とシデジーム

 研究室。研究を続けているべダリアさん。室内には彼女一人だけ。
 手に持った機械を見ながら、べダリアさんは何気なくオージャカリバーZEROへと右手を伸ばす。
 すると、オージャカリバーZEROの状態を示すモニターにはこれまでとは違った表示が現れ、警告音のようなものが鳴り、オージャカリバーZEROそのものが輝きだす。
 突然の変化に、目を見張るべダリアさん。右手を引き戻すと、剣の輝きは消えた。右手を見つめ、今までとは明らかに違うことがあったかどうかと思い返す。違うことは一つ。右手の袖で、ラクレス様に、もしかしたら涙にも触れたこと。
 一つの仮説を想定したべダリアさんは、手に持っていた機械を勢い良く後ろに放り出し、高揚して息を乱しながらオージャカリバーZEROに近づく。思い切って右手を伸ばし、剣を掴む。再び輝くオージャカリバーZERO。自分の仮説が外れていないと知り、べダリアさんは満面の笑みを浮かべる。

 王の間。ボシマールさんが駆け込んでくる。「研究所にバグナラクが」
 彼の報告に、険しい顔で玉座から立ち上がるラクレス様。

 研究所。床に散らばる様々な飴。彼女の机も荒らされ、机のそばの床には本やら紙やら、様々なモノが散らばっている。研究所にいるはずのべダリアさんはおらず、オレンジと黒の模様が特徴的な正体不明の怪ジーム=シデジームが立っている。
 駆けつけたラクレス様は、スッとしゃがむと床に落ちていた棒付きキャンディを拾う。一歩後ろにいるドゥーガさんは剣の柄に手をやり、身構える。
 実は駆け付けた時からラクレス様が前を行き、ドゥーガさんが後ろに付いている。本来、前進する際には護衛は前を行くべきなので、さり気なくラクレス様の本当の思いが表現されている。上手い。

 ドゥーガさんが雄たけびを上げ、シデジームに斬りかかる。初手で脳天から真っ二つに割ろうとするが、シデジームは驚きも避けもせず、彼の顔を殴りつける。悲鳴を上げ、数歩よろめいて床に倒れ込むドゥーガさん。気を失ったのか、動く気配はない。
 ラクレス様は一歩も動かず、ドゥーガさんの様子を目で確かめてから、鋭くシデジームを見据える。
 シデジームがラクレス様の方へと向き直り、あいさつをする。ひらひらと動かす指先がいかにも虫っぽい。シデジームは素早く手を伸ばしてオージャカリバーZEROを握ると、何と水平に剣を振り、ラクレス様に斬りかかる!
 ラクレス様はスレスレで身を反らせて切っ先をかわすと、手に持っていた飴をシデジームの方へと放り投げる。縦に横に次々と剣を振るシデジーム、それを見切って次々とかわし、床を転がって間合いを取り、低い体勢のまま相手を見据えるラクレス様。
 剣劇アクション大好きな私は大興奮。そして、この棒付きキャンディを投げる動き、知っているぞ!この時からいつ来るかも分からないその日のためにシミュレートしてたのか、ラクレス様……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 素手ながら手強いと悟ったシデジーム、実に悪者らしい手段に出る。
「あなたの大切なものを、頂きますね」
 そう言って、逃げられずに座り込んでいたコフキの方を向く。自分がいよいよ狙われると悟り、怯えるコフキ。
 それを見たラクレス様は素早く立ち上がり、シデジームの前に立ちはだかると、素手(!)でオージャカリバーZEROを受け止める。
 力が拮抗し、剣の動きが止まる。しかし、刀身を受け止めたラクレス様の手のひらは傷を負い、そこから血が流れ出し、床へと滴り落ちる。
 コフキはラクレス様が身を挺して自分を守ったことにか、それとも出血量にか、驚いて声を上げる。彼の声に視線を向けたラクレス様は「君たちにはまだ死なれては困る」とだけ言い、再びシデジームに目を向ける。
 すると目の前で信じられないことが起きる。オージャカリバーZEROが、ラクレス様の流れ出た血を吸収し、光り輝いたのだ。シデジームが本人のものともう一人女性のものと、二つの声で驚きと確信と喜びが入り混じったようにつぶやく。「やはり、王の遺伝子で……!」
 剣の輝きに負けたかのように、シデジームが弾かれる。

ラクレス王と王鎧武装

 その隙にオージャカリバーZEROを手にしたラクレス様が、シデジームを、そしてその向こうにいる何者かを見据えるように身構える。
「私はラクレス・ハスティー、始まりの国の王」
 その姿勢のまま、オージャカリバーZEROの角型のレバーを引く。オージャカリバーZEROが起動し、刀身の一部が赤く点滅して光る。
「これが運命だ!」
 その言葉には、どれほどの決意と覚悟が込められていたのか。そしてその運命の行く末をどのように思い描いていたのか。想像すると胸が痛い。

 剣先を上に向け「王鎧武装!」の声とともに、左手の手のひらを外側に向け、人差し指と中指でレバーを軽く弾く。大人の色気が、にじむどころかあふれ出ている。カッコいいというか、もはや美そのもの。
 構えていた剣を振り下ろす。オオクワガタの守護の力により、いよいよ変身!なのだが、シデジームとの戦いで体力を使ったせいか、若干耐え切れずによろめいてしまう。

 オオクワガタオージャーへの変身に、シデジームが感嘆の息を漏らす。オオクワガタオージャーが、ゆっくりとシデジームへと歩み寄る。シデジームは本来の自分の剣を手にして、オオクワガタオージャーへと斬り付ける。避けも何もせず、そのまま体で攻撃を受け止めるオオクワガタオージャー。ダメージは何もなく、シデジームがうろたえる。

 オオクワガタオージャーが、シデジームに一撃を与える。その斬撃の強さはシデジームの一撃とは比較にもならない。後ろによろめくシデジーム。
 シデジームは姿勢を立て直し、オオクワガタオージャーへともう一度斬りかかる。逆にシデジームに一撃を叩き込むオオクワガタオージャー。立ち位置を変えてシデジームは何度も斬りかかるが、全てにおいて明らかにオオクワガタオージャーが上回っている。
 シデジームの動きが止まった隙を逃さず、オオクワガタオージャーがその背後から体の真ん中にオージャカリバーZEROを突き刺す。シデジームは文字通り虫の息である。

 オオクワガタオージャーがオージャカリバーZEROを引き抜く。シデジームがわずかに振り向いて「約束……」と呟く。シデジームと女性とが重なり合ったような声が放つ言葉に、オオクワガタオージャーが不審を抱く。
 「……守ってくださいね」と続けた声は、シデジームではなく女性のものの方が大きかった。
 よろめくシデジームは、まるで体の主導権を失ったかのように力が抜け、剣を杖代わりにして体を支える。
 オオクワガタオージャーは、油断することなく、オージャカリバーZEROの角型のレバーを3回引いて、刀身にエネルギーをチャージする。
 それを隙と取ったのか、シデジームが雄たけびを上げて斬りかかる。同時に、オオクワガタオージャーが必殺の一撃、ロードフィニッシュをシデジームに叩き込む!
 圧倒的な力の差により、勝敗は一瞬で決着した。床に手をついたシデジームはあえいでいる。わずかな間を置き、様子がおかしいと気付いたオオクワガタオージャーが振り返る。己が目にした光景に、驚きを隠せなかった。

 ゴッカン・ザイバーン城。玉座にいたリタ様のオージャフォンが鳴る。電話に出るリタ様。
 電話をかけてきたのは、何とラクレス様。かけてきた場所はシュゴッダムの城内の研究所。
「人を殺した。私を裁判にかけろ」
 自首と言うには、口調も言葉もあまりにも堂々とし過ぎている。
 最後に現れる、倒れたべダリアさんの姿。

 ここまでが第1話となります。

 正味10分足らずの中に、よくぞこれほどと思うほどに情報が詰め込まれています。そして、本編と同じ技術を使って撮影されているため、映像のクオリティも高いです。スピンオフの概念が壊れそうです。
 ラクレス・ハスティーというキャラクターの複雑さと強さ、ふとした時ににじみ出てしまう本来の性格や青年らしさが描かれていて、多少の差はあるでしょうが、彼への印象が確実に変わります。初公開時であれば、悪い印象しかなかったはずですので、相当混乱し、続きが待ち遠しくて悶々としたと思います。

 第1話全体を通してとりあえず言いたいのは、所々にある「よく考えたら何故その方法なんだ?」とツッコみたくなる映像演出です。飴を噛み砕くべダリアさんとか、べダリアさんとラクレス様が約束を交わす場面とか、最後の倒れたべダリアさんが流れて行くところとか。短時間で印象付ける手法として効果的ですが、何しろクセが強い。初見時に「昭和の映像作品みたいだな」と勝手に思ってしまいました。実際には違うと思うのですが。昭和育ちなのに覚えてないなあ……(遠い目)。

 ラクレス様のアクション、カッコ良かったですねえ。棒付きキャンディを放り投げた意味がどうしても分からなかったのですが、ようやく一つの仮説を得ることができました。本当にそうなら賢すぎるぞ、ラクレス様。
 それにしてもドゥーガさんを一撃で吹っ飛ばすほどの力を持つシデジームの斬撃を素手で受け止め、動きそのものを止めた時には、体力あり過ぎじゃない?と思いました。カッコいいけど、本当にソレ人間の力かな?ラクレス様の頑丈さも人並み外れています。

 細かく書きすぎてしまって、著作権に触れるんじゃないかと恐れおののいていますが、ヒメノ様の言葉を借りれば「すべてがお気に入り」なので仕方ありません。全部触れて、全部言いたい。その結果、どんなに長くなっても(はた迷惑)。

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