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【おススメ本】10倍速く書ける超スピード文章術
基本的に、私は文章術(テクニック)の本を読むことにあまり意味はないと思っています。そういうものを読む人のほとんどは、それ以前の問題なことが多いからです。つまり、そもそも文章を書くこと自体に苦手意識があるということ。
でも、一つ、これはなかなかいい!と思ったライティング本があったのでご紹介しますね!
それが、
「10倍速く書ける 超スピード文章術」
この本は上坂徹さんというブックライターが書いた本で、タイトル通り、書くのが遅い人、書くという行為にハードルを感じている人のための本です。
この本で得られること
・文章が苦手、書いているのがツラい を解決してくれる
・どうすれば書けるようになるか、具体的な方法を得られる
・小難しい文章テクニックがすんなり理解できる
この本、「速く書く」ことを目的にした内容なんですが、突き詰めると、速く書けない理由って、結局文章を書くことにすごく苦手意識があるからなんですよね。この本は、そんな文章コンプレックスのある人達が文章をスラスラ書けるようになるヒントが満載の良本でした!
文章には慣れている私でも、すごく参考になりました。
ではでは、これからこの本の中身をご紹介していきますね。
なぜ文章を速く書くことができないのか?
たった数百字書くのも丸一日かかる。全然作業が進まない!こんな風に思っている人は結構多いんじゃないでしょうか?
私も2年くらい前までは完全にこれでした。1時間パソコンに向かっているのに1000文字も書けていないなんて普通。だから、書きたい気持ちはあっても、むしろ書くことが嫌い。でも書かなきゃ誰にも私の思いを伝えられない。。
そんなジレンマに陥っていました。さて、そんな人達の共通する「書けない理由」とは?
ズバリ、うまく書こうとすること。
筆者の上坂さんも、以前は文章を書くのが大嫌いで、300文字に丸一日かけていたそう。予想を上回る、結構な苦手レベル(笑)そんな上坂さんがブックライターとして約10万字を一週間たらずで書いてしまうまでになったのには、ある気づきがあったそうです。
「文章とはかくあるべし」「うまい文章を書かなかければいけない」などという「うまい文章」の呪縛から脱却したことです
そう、確かに書けない人のほとんどって、文章を書く能力がないわけではないのです。だって、究極は日本語が書ければOKですから。それよりも問題は、「形にこだわってしまうこと」が原因ではないでしょうか?
私はそうでした。
だって、人に読まれるならキレイでちゃんとした文章を書きたいもん。カッコいい文章を読んでもらいたいもん。。
でも、よくよく考えると。
小説や詩ならともかく、ビジネスのために文章を書くなら、必要なのは情報を過不足なく分かりやすく伝えることだけなんですよね。
どんな文章を書く時も、まずは事前準備が9割
文章執筆に時間がかかる最大の原因は、ゼロから文章を作ろうとすることです
上坂さんは、文章を書く前にまず「素材集め」が必要だと本の中で言っています。
何か文章を書こうと思う時、当然ですが書きたいことって頭の中に何となく思い浮かんでいる状態だと思うんです。
でも、それってちゃんとあらかじめ素材として事前整理していますか?恐らく、「今日見に行った映画が面白かったから、そのことについて書こう」
くらいのアバウトさで机に向かおうとしている人がほとんどじゃないでしょうか?
でも、それじゃ書けない。実際書こうと思ったら、明らかにしておかないといけないことって色々あるのです。
誰に向けて書くのか
その映画はどんな話だったのか
どんなところが面白かったのか
なぜそう感じたのか
などなど。
文章は、これらの素材を並べることで完成するものです。
これを頭の中で持っておくのか、それとも可視化しておくのか。それだけで、文章の完成度やスピードに大きく影響していきます。
私は普段会社員として働いていますが、プレゼン資料を作る時の鉄則も全く同じ。いきなりパワーポイントを立ち上げるのではなくて(あ、以前の私は全然ガンガンやってましたけどw)
話したい内容をまずノートに書いてから、それをパワーポイントに落とす。
そう指導されてきました。
文章も全く同じ原理ですよね!
小難しい文章テクニックは「しゃべるように書く」で解決!
素材が集まったら、次は構成です。
ここで色んな文章テクニックが必要になってくるわけですが…巷に溢れている文章術って、何だか複雑ですよね。
PREP法だのAIDMAの法則だのPASONAだの…パソナは会社名じゃないんですか?っていう、そのレベルですよ。
「ええっと、Pだから結論をまず書いて、その次にその理由か?そんでその次は…」
こういうことを考えると余計に書くのに時間がかかるんですよね。そして、高確率で挫折します。でも、上坂さんが本で書いていることがすごく分かりやすかった!
「目の前に読者がいるとして、その相手にしゃべって伝えるならどんな順番にするか?」を考えるのです。
例えば、
「最近始めたWEBライターの副業が軌道に乗ってる」という話を友人に話すとします。
やっぱり、理解してほしいし興味持って聞いてほしいじゃないですか?
そうなると、自然にこんな感じで話しませんか?
「ねね、聞いて。最近、WEBライターの副業を始めたんだけどさ、すっごい良いの!」
こんな感じで始まるんじゃないでしょうか?自然と結論から話してますよね。
「WEBライターってなに?」
副業に詳しくない友人なら、WEBライターという単語すら聞いたことのない可能性があります。
「(おっと、そっか知らないか)WEBライターっていうのはね(かくかくしかじか)……。で、特別なスキルがなくても誰でもできるわけよ!」
「へー、そうなんだ。で、どう良いの?簡単なの?単価が高いの?」
「そうそう!なにがいいって、スキマ時間にできるから会社員でも両立できるし、頑張れば月数万はちゃんと稼げるんだよね~」
「それはいいね!でもさ、なんかリスクとかないの?騙されるとかない?」
こんなラリーが想定されませんか?
会話のいいところって、相手にとって足りない情報は相手がちゃんと聞いてくれるところ。だから自分は聞かれたら必要な情報は出していけばいいのです。
でも、文章にラリーはありません。そしてよっぽどのことがない限り、相手は足りない情報を聞いてくれることはありません。コメントとか問い合わせフォームから質問してくれたとしたら、それは相当あなたのファンです。
つまり、文章はこの会話のラリーを、一度で伝わるようにするのが大事なんです!
さっきのローマ字の小難しい文章術は、かいつまんで言えばこのためにあります。
<ワンポイント>
文章の組み立ては、ターゲットになる相手との会話から考える
そう考えると、すごく分かりやすくないですか?どうやったら相手に一番理解してもらえるように話すのかを考えて、それをそのまま文章化していけばいいんです。
その他、文字数別の素材の組み立て方など、この本に書いてあることを実践して経験を積めば、1時間で3000文字書けるようになる未来も遠くないでしょう!
いかがでしたか?
この記事で紹介した内容はごく一部なので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!
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