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次はポッ
JR南武線に揺られている。
タタン トトン タタン トトン
先ほど分倍河原駅を通過したところ。
今日は耳栓を忘れてしまった。
ここ一年間くらい、電車に乗るとき耳栓が必需品になった。
耳栓なしだと、下着はいてないくらいに心細い。
耳栓をするようになってから、苦手な音環境があること、音を聞くことはけっこう体力がいることとかがわかって、だんだん、自分の耳が親しい部分になりつつある。
私は自分の身体の声にこんなにも鈍感なんだなあ〜と驚く。
首都圏の電車は、たいてい耳栓しないと長く乗れないのだけれど、なんでか川崎〜立川間を走っている南武線は、いつも耳栓がいらない。
人が多く乗っていても、長く乗っても、だいたい大丈夫。
住んでいたとか、好きな街があるとか、特別な思い出があるわけでもないのに。
線路の上を列車が転がっていくとき、風を裂くような、巻きこむような、
ゴゴゴゴゴ ドドン フウーーーーー
まるで私は、川をどんどん降る、丸太になったような気分で。
そうして、この電車に乗っていると心地よい。
さて降りる駅に着いた。
今日の記事の題は、分倍河原駅のホームにあった謎の言葉より。
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