「レイディオ」という映画を見て
あらすじとかは上のURLから見てください。
簡単に言うとごく普通の大学生がラジオを通じて、1人の女の子と繋がっていくという、私が言葉にするとごくありふれたストーリーに聞こえますが、話としては特に映画として目新しいと感じるものではありませんでした。
そんな映画を敢えて紹介したいなと思ったのが、全ての普通が重なって映画というフィルターを通すことで人の心を揺さぶる作品になるんだなと。私自身は涙を誘われました。
この映画はストーリー普通、俳優、女優共に本当に大学の教室に行けばどこにでもいそうな人、映像技術も良くあるミニシアターのクオリティぐらいで取り止め秀でてる感じでもない。そして監督もものすごく特徴がある感じでもない。
この何から何まで用意された普通が組み合わさった結果、僕には素晴らしい作品に見えました。
映画に限らず色んなものが個性によって世界に彩りを与えて人に認めてもらおうとする。
そんな中、没個性というか、見てもらうための主張を前面に押し出さず、日常の世界観を自然な形で見せる。とても心地が良い世界でした。
月並みな言葉だけど、素晴らしい作品ですし、45分で得られる感動としてはコスパ最強なのでぜひ見てください。