なんでちっちゃく見えるんっていう
こんちわ。小石川です。
ありがたいことにご縁がありまして先日、我々Theater I-Oはとあるイベントに出演させていただきました。
その会場が結構な山の中だったんですが、そんじょそこらの山ではないんです。近くにロープウェーがあってパラグライダーまでもができてしまうというアウトドアマウンテン。しかも山頂の展望台からは日本海を一望できるというね。獅子吼高原ってとこです。
イベントも無事終わってあとは帰るだけ。でも、せっかくここまで来たんだから上まで登ろうってことで乗ってきましたロープウェー。
正直「山頂に行ったとて・・・」と思っていました。というのも、小石川は人生の大半を岐阜県で過ごした山人(やまんちゅ)。そんじょそこらの山の景色じゃ驚きません。
「あら?こんなものかしら石川の山は?」
「確かに綺麗だけど岐阜にはかなわないわね。」
「だって岐阜県は面積のおよそ八割が森林ですもの」
「数が違うわよ数が」
『田舎なだけじゃ・・・』
ドバシュッ
ズッ…ズッ…ガサッガサッ…
葉を隠すなら森の中とはよく言ったもんですな。
ハードルを自分で上げながら上まで登ります。
さあ、山頂から見た景色がこちら!!
(写真を取り忘れました)
ごめんなさい、はい。見たい人はこちらからお願いします。
はい、見れました?めちゃくちゃ綺麗だったでしょ?
岐阜の景色が「山!!!山ァ!!!!山山ァァァァ!!!!!」
だとしたら
獅子吼高原の景色は「I'm mountain baby.」って感じでした。髪なびかせてる感じ。
イベント出演料としていただいたキッシュをモグモグしながら景色を見てたんですが、ここであることに気が付きました。
遠くにあるものって、まじでちっちゃく見えるんだな・・・
いや、あのね、遠近法は知ってるんですよ。一応。遠くのものほどちっちゃく見えるっていうあれね。それはそうなんですけど、あまりにもちっちゃくねえかと。獅子吼高原の標高は650m、その付近には200~400m級の山々が並んでいます。
200~400mよ?
想像できます?小石川でいうと114人ですよ?人間が114人縦に並んでようやく追い付ける大きさですよ?
それが山頂から見てみると親指と同じ大きさなんですよ?
すごくないですか?
ついさっきまでこっちを睨んでた山たちが山頂に上ってみるとなんかちっちゃくなってるんですよ。
当たり前やん。って思うでしょ?
でもすごくないですか?
人間はなんで遠くのものをちっちゃく見えるようになってんですかね。近いのも遠いのもおんなじくらいの大きさに見えればいいのに。
そりゃ近くの危険を見分けるためじゃ。
分かりますよ、うん。100m先にいるライオンよりも10m先にいるカバに気付いた方がいいって言うんでしょ?カバ強いですしね。
でもね、よく考えてみてくださいよ。こちとら温室生まれの人間ですよ。10m先の野生動物に気付いてどうなります?
「あ!カバだ!」
「よし、逃げよう!!」ダッ
ちなみにカバの最高時速は時速48kmだそうです。
無理無理無理無理!!!!!!
もっと分かりやすくしてみましょうか。
ライオン。
時速80km
無理無理無理無理無理無理無理!!!!!!
ね?
危険を避けたいならそこそこ遠くにいる奴らをちゃんと見分けるほうがいいんですよ。
むしろ近くにいる方が大きく見えるって方を変えるべきかもしれないですね。だって近くにライオンいるって怖いじゃないですか?しかもでっかいとなおさら怖いじゃないですか?
だったらもう助からない距離のライオンは手のりサイズに見えた方がよくないですかね?そのほうが可愛いでしょうし。
しかし不思議なもんで麓から見るととんでもなくデカく見えた獅子吼高原も、登ってみるとあんまり大きく感じないんですよね。間近すぎても距離感おかしくなるんでしょうか。
あ、ちなみに遠くも近くも大きさ同じだったらどうやって距離測るんだよというクレームは受け付けておりません。ご了承くださいませませ。
この課題を解決したカメラレンズとか作ったらそこそこ売れるんじゃないですかね。遠くのものもはっきり大きく写るやつ。「遠く」を「望む」レンズで「望遠レンズ」ってのはどうでしょう。
商品化のお話、お待ちしております。
それでは来週お会いしましょう
ではまた!!
いただけたら牛丼に半熟卵とかを躊躇なくつけます。感謝の気持ちと共に。