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修学旅行ミッドナイト

男1 男子高校生(太郎)
男2 男子高校生(キャストの名前で)
男3 先生(キャストの名前で)
男4 男子高校生(キャストの名前で)




男1、2が暗闇の中談笑している

男2 なあなあ、太郎

男1 ん?

男2 お前好きな人誰だよ?

男1 なっ、なっに聞いてんだよお前は、言わねえよ!バカ!

男2 あっ分かった花子だろ!

男1 おっおおおおお前何言ってんだよ、ちっちちち違ぇよ

男2 うっそだーお前ー、いっつも花子のこと見てんじゃねえかよ

男1 そっそりゃお前、太郎と花子だったらなんか仲良くしなきゃって思うじゃねえかよ

男2 本当のところは?

男1 ...いや言わねえよ?

男2 じゃあ好きだったら手をあげる、好きじゃなかったら手を上げない、これでどうだ?こうすればいいだろ?

男1 それ意味あるか?電気消えてんのに

男2 いいからいいから!1、2、3で手を挙げろよ?せーの!1、2、3!

男1手をあげる

明転

男1 あっお前やりやがったな⁉︎

男2 お前バカだねえ〜

男1 このやろう!(枕を投げる)

男2 お前っ、枕なんかっ、おらっ(枕を投げる)

男3ドアをノック

男1、2素早く枕投げをやめる

ドアが開く

男3 うるさいぞお前らー、枕投げしてただろー

男1寝ている

男2 明日の準備してます!

男3 明日の準備も良いけど早く寝ろよー?

男2 ウィッス!

男3 ん?というかもう1人は?

男2 あいつなら女子べ...トイレです!

男3 トイレ?それなら部屋にあるだろ?

男2 いやっ、あのー、ねっ、

男3 どこに行った!言え!

男2 ひっ、えっと...女子部屋...です...

男3 あいつ‼︎

男3出て行く

男2 よっしゃ続きだ!

男1 おう!

また枕投げを始める

ドアのノック

男1、2布団に入る

男3ドアを開ける、足音を立てて行ったふりをして部屋の前にいる

男2 行ったかな?

男1 多分な

男2 一応見てくるわ

男2ドアを開ける、男3と目が合う

男1、2静かに布団に入る

男3 おい、確信犯だろお前ら

男1 寝ているので分かりません!

男2 グースカ!グースカ!

男3 寝てないな!ほら座れ!正座だおらっ!


男3しばらく説教する

怒られてる最中に男4入ってくる

男4話しながら登場

男4 やべえ〜危なかった〜、生活指導の権田に見つかりそうになっちゃ...

男4、男3に気付く

男4流れるように布団の中へ

男3 いや、無理だろ

男4 無理っすか〜

男3 無理っすか〜じゃない!お前も座れ!

男3説教を続ける

男3 お前らは高校生にもなって枕投げなんぞしおって...お前もだ男4!消灯時間を過ぎたら寝ろと言ったのを覚えてないのか⁉︎

男4中指を立てる

男3 中指立てたなあお前!ああ⁉︎中指を立てるなぁぁぁぁあ‼︎

男1 先生ー

男3 何だ⁉︎

男1 一番うるさいの先生だと思うんですけど

男2 たしかにー

男4 出てってください先生ー

男3 なっ、なんだお前らは...とにかく!すぐに寝ること!いいな⁉︎

男1、2、4 はーい

男3 出て行く(ドアの前で待機)

男2 行ったかな?

男1 さあ?

男2 なあなあ、早く女部屋の話聞かせろよ!

男4 まあ落ち着けよ、また怒られるのはやだろ?

男1 そりゃそうだけど...

男2 どうすんだ?

男4 んー、よし!ここは俺に任せとけ

男1、2、4顔を寄せて打ち合わせをする

打ち合わせを終えて

男1 えっ男3(キャストの名前)先生のこと好きなヤツがいんの⁉︎

男3すごい勢いでドアを開けて入ってくる

男2 あっ先生すみません!すぐに寝ますんで!

男4 お休みなさい!(電気消す) 

男3 いや、そりゃねえぜ(電気つける)

男1 何ですかー、寝ようと思ってたのにー

男2 そうですよー

男3 いや、さっきの会話の内容が耳に入ってだな...

男4 えっ、先生気になるんすか?

男3 まっまあこれは〜お前たちを指導するためでも〜あるんだがな〜、現代の高校生はどんな会話をするのか気になってな〜、あっ、やましい気持ちとかは一切ないからな〜決してワンチャン/狙ってるとかでは

男4 分かった!分かりました!話しますって!

男3 おお!

男4 3組の大野って知ってます?

男3 ああ、あの可愛らしいバレー部の

男4 そいつが先生のこと気になってるんですって

男3 おお...おお...おおおおおお!

男3喜びを体で表現する

男2 おいおいおいおい、凄いことになってんぞ

男1 面白くなってきたなあ!

男4 ほら先生!大野のところへ行かないと!

男3 ああそうだな!指導対象だぞ大野ぉぉおおおおおおおおおおお‼︎

男3叫びながら退場

男4 うまくいったな

男2 ああ!

男1 まさかあそこまでうまく行くとはなぁ...

男4 ちょろすぎるなあの先生...

男2 今後が不安になって来たわー

男1 さてと...そろそろ行こうかな

男2 どこにだよ?

男1 女子部屋

男2 お前も行くの⁉︎じゃあ俺も行こうかな...

男4 男2!お前はここにいろ!

男2 なんでだよ!

男4 (男1に)グッドラック!

男1男2にサインを送り返してから退場

男2 お前らのノリが分かんねえよ

男2 んで、あいつは何しに行ったんだ?

男4 あー彼女のとこに行ったんだろ

男2 彼女⁉︎あいつ彼女いたの⁉︎

男4 あれ?知らなかった?

男2 全然知らなかった

男4 そっかー、ほら、3組の大野花子ってヤツだよ

男2 大野ぉお⁉︎さっき言ってた⁉︎

男4 おっおう、本当に知らなかったんだな...

男2 好きだってのは知ってたけどまさか付き合ってたとは...

男2 それにしても女子部屋なんか行ってどうすんだよ

男4 そりゃお前、彼女に会うんだろ

男2 いやそりゃそうだろうけどよ、会ってどうすんだよって話!

男4 お前ほんっと何も知らないのな

男2 なんだよ

男4窓を開ける

男4 ほら、ここから中庭の池が見えるだろ?

男2 ああ

男4 あそこでキスすると恋が永遠に続くっていう伝説があんだよ

男2 へぇぇ、でもそれならなんで直接池に行かないんだ?

男4 そりゃ外で1人で待ってる方がリスクが高いと思っtあっ!ほら来たぞ!

男2 窓を覗く

男3ダッシュで登場

男3 うおぉぉぉおおおおおおい‼︎大野が部屋にいないぞぉぉおおお!

男2 うわっ、びっくりした

男4 ああ、あいつなら今あそこにいますよ(池を指差す)

男3 (池を見て)大野!ん?それに男1?なぜ一緒にいるんだ?

男4 ああ、あいつら付き合ってるんすよ

男3 なっ何ぃ⁉︎oh!noooooooooooo‼︎

男2 あっ大野だけに

男3 やかましいわ‼︎

男3 それでなんであんなところにいるんだ⁉︎

男4 あそこでキスすると恋が永遠に続くって言われてるんですよ

男3 キッキスぅっ⁉︎

男2 ほら!やりだした!(窓を覗いて)

男3 何⁉︎ほら!見せろ!(2を押しのける)

男3 男1(名前)〜やめろぉぉおおおおお‼︎大野ぉぉおおおおおおおおお‼︎俺はここにいるぞぉぉおおお‼︎あっ中指立てたなお前‼︎中指を立てるなぁぁああああああああああ‼︎

暗転

いただけたら牛丼に半熟卵とかを躊躇なくつけます。感謝の気持ちと共に。