お洒落がしたい。

大学生よ、なぜ急にお洒落になる。

僕のお友達の中にも、東京に魂を売ったんじゃないかと思う人がちらほらいます。みんなどこからお洒落情報を仕入れてくるんでしょうね。どこかにインフォメーションセンターでもあるんでしょうか。それとも、「キラキラオシャレ大学生の会」にでも入ってるんでしょうか。だとしたらこの状態も説明がつきそうなので安心です。

まあ、そんなことないですわな。しかし、同級生たちの変貌ぶりは目を見張るものがあります。インスタグラムとか見てるとびっくりしますもん。「お？おおう！？」って。未だにメガネの写真しか投稿していない自分が悲しく思えてきます。

大学生ともなると学ランで登校するわけにはいきません。毎日何を着ていくか自分で決めねばならんわけですが、今年は幸か不幸かオンライン授業が大半だったためその心配は杞憂に終わりました。

zoom授業でもカメラに映るのは胸元あたりまでですからね。下がパジャマでも誰も気づきません。なんなら上もパジャマで参戦したこともあります。気づかれていないと信じたいです。

今後のzoom授業では「あれ、もしかして・・・」と思う人がいても、「変わった生地の服を着てるなあ」と思いましょう。そうすれば誰も傷つきません。なんなら「zoom授業はパジャマで受けるのがマナーです。」と吹聴していきましょう。

とはいえ僕も１８歳の男の子。お洒落したいお年頃なのです。しかしですね、どうやってお洒落したらいいのか分からない。店員さんに聞けばいいやんと思ったそこのあなた、それができたら苦労しんのですよ。店員さんに話しかけられて店内で汗だくになったことが何回あったことか。冷房ガンガンに効いてたのに。

アドバイスは欲しい、けど店員さんに話しかけるのも、話しかけられるのも苦手なんですな。そんな時に便利なのはそう、お友達ですね。自分とはまた違う視点で服を選んでくれるので非常に助かります。というわけで、お友達と服を買いに行った時の話です。

お買い物に出かけたのは４人。とりあえずは男女で分かれて行動することにしました。大学生になって使えるお金は増えたとはいえ、服に何万円もかけることは僕のお財布の紐担当大臣もまだ許してはくれません。嬉しいことにSALEをやっているではないですか。ここに入ろう。

と、お店に入ったはいいものの、ほう・・・これは・・・いい・・・のか？　の繰り返し。完全に何を買ったらいいか分からない状態です。さらに僕と一緒に回っていたYくんが恐怖の一言を発します。

「何買ったらいいか分からん・・・」

・・・・・・

（（お前も分からないんかぁぁぁぁぁぁぁあああい！！！！））

さて困った。このままでは男２人のウィンドウショッピングで終わってしまう。そうだ！！女子二人に聞けばいいんだ！！そうすればお洒落大学生に変身できるんじゃないのか！？さあ、僕を！コーディネートしてくれ！！

清々しいほどの他力本願ですね。

そんな浅はかな考えを持っている時点でお洒落大学生とは程遠い気がしますが、とりあえず聞いてみることにしました。電話してみると「いいよ」との返事。いい友達を持ちました。ありがとう、Kさん、Mさん。

集合してみると既に大量の紙袋を持った2人が現れました。すげえな。まだ一時間ちょっとしか経ってないのに。

店に入るやいなや、すごい速さで服を選んでいくKさんとMさん。

「こういうのとかさ、一枚持ってるだけで色々使えるよ」

（（あ、そうなんですか！？））

「試着してみたら？」

（（・・・やってやろうじゃないの！！））

試着室に入ってカーテンを閉めます。いよいよ着替えて、さあ・・・どうだ・・・おお・・・これは・・・

違和感！！！！！

お洒落服の上に自分の顔がのっかっているという違和感。それはもう、雑な加工写真と言っても過言ではないくらい。街を歩いたら「あれ、あの人コラ画像じゃない？」って言われるんじゃないでしょうか。怖くて仕方ありません。

とはいえこれは自分の感想。友達のご意見も頂戴したいところ。カーテンを開けてみてもらいましょう。

待てよ・・・友達が近くにいなかったらどうすればいいんだ・・・

会計前の商品に着替えたまま試着室の外に出るなんてことをしようものなら、シャツ泥棒に認定されても言い逃れできません。友達の記憶の中に「こいしかわ＝盗人」の方程式が出来上がるのはなんとしてでも避けたい・・・！

一か八かカーテンを開けてみることにします。どうだ！？

いた！！近くにいた！！

一安心です。肝心の感想を聞いてみると

「いいやん」

おお！！

「お洒落やん」

よっしゃ！！！

・・・・となったものの、いざ買うとなると気が引けてしまうのが僕。誰か・・・誰か背中を押す一言を言ってくれ・・・

「似合うねその色」

購入決定！！！！！！

無事に服を買っておうちに帰ります。と、その時Yくんが一言

「買ったはいいけどこればっかり着ちゃいそうだな・・・」

（（超わかる～～～～～～））

僕の脳内では共感の嵐が巻き起こっていました。ヘヴィメタのライブ会場くらい首振ってました。しかしお洒落人は違いますね。Kさんがこう言っていました。

「買った服をもとに色々買いそろえていけばいいんだよ。ユニクロとかGUとかのコーディネート見てさ」

（（！！？？））

皆さん聞きましたか。服屋は服を買うだけの場所じゃないんですって！コーディネートを学ぶ場所でもあるんですってよ！！こいしかわ衝撃の事実。この1日でお洒落レベルが上がったような気がします。というか、そう願いたい。

友達と服を買いに行ったことはあまりないのですが、行ってみると楽しいものですね。一人一人の趣味が出て面白いです。書いてて気付いたのですが、僕めちゃくちゃちょろいですね。おだてられるとすぐ買っちゃいそう。これからは「店員さんのおすすめ」とか気を付けようと思います。詐欺とかにも気を付けねば。お洒落大学生への道はまだまだ長そうです。

今思いついたんですが、友達同士で似合うと思う服を贈りあうっていうの面白そうじゃないですか？普段選ばないような服が着れそうです。友達に絶対的な信頼をおかなければ実現出来なさそうですが、やってみたいもんです。

気付けば始めてから一週間たっているnote。最近時間が経つのが早く感じます。書きたいことは結構あるんですけどね・・・書けてない・・・（書きなさい）。ほんと、読んでくださっている方たちには感謝しかないです。喜びの舞を披露したい気持ち。次回の更新を気長に待っていていただけたら幸いでございます。

さて、溜まっている課題をやってまいります。

ではまた！